馬の山--文芸の丘
2022 12 15 (art22-0502)
寒波の襲来とかで、昨日から急に寒くなりました。今朝も寒く、本格的な冬の到来のようです。しばらく、巣篭り生活になります。エアコンと加湿器、そして足元用のホットカーペットの世話になります。先週の金曜日の午後、車のタイヤ交換を行いました。近くの自動車運転免許試験場の駐車場に車を停めて、冬用のタイヤに交換しました。家内と2人で1時間ちょっとの作業です。
その日は、晴れて暖かい日だったのですが、翌日の土曜日も、上天気でしたから、馬の山へ行きました。
馬の山は東郷湖の北側、日本海との間に位置する山です。低い山で、大小25基の古墳(橋津古墳群と呼ばれています)があります。山頂には展望台とハワイ風土記館がたっています。コンクリート建ての展望台は、凡夫が子供の頃からのものですから、いたるところコンクリートが剥がれて老朽化しています。
ハワイ風土記館は、平成4年(1992年)に建設されました。古墳から出土した埴輪と城をイメージした建造物だそうです。360℃ガラス張りの最上階から、東郷湖と羽合平野、そして、日本海に続く砂浜地が一望できます。
風土記館を取り巻くように、石碑が並んでいます。文芸の丘と名づけられています。石碑には、地元の人が読んだ俳句や短歌が刻まれています。そのなかに、”牛歩” と銘が打たれた句碑を見つけました。”牛歩” は、温泉のおじさんの ”ペンネーム” です。
温泉のおじさんは、祖母の、年が離れた弟です。温泉地区の旅館 ”浅津苑”(今は、湯の宿 彩香)に隣接した一軒家に、おばさんと住んでいました。正確には、おおおじになるのですが、温泉のおじさんと呼ばれていました。父と歳が近いこともあり、家で何かイベント(多くは飲み会)があると、おじさんの姿がみられました。凡夫は、小中生の頃、温泉のおじさん宅を幾度となく訪ねています。特に、正月は欠かさず。高専生となってからも、米子から帰ると、おじさんの所へ行って、お年玉をもらっていました。
温泉のおじさんとおばさんの死後、父母が供養をしていました。父母が亡くなった後は、凡夫と家内が引き継いでいます。命日には経を読んでいます。おじさんとおばさんの遺影写真は、仏間の長押に、祖母と父母の写真の隣に、2人並んで掛かっています。