今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

AM放送の外国語学習番組

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いやはや、10年に1度の寒波とやらで、凍えています。昨日の朝、外は真っ白でした。朝食前に、玄関前の雪かきと庭木の雪落としを行いました。
そして、今朝、再び庭木は雪に覆われています。居室のアルミサッシ窓の下枠が凍り付いていました。冬はカーテンを3重にしていますが、外気の冷気がカーテンと窓ガラスの間の空気を冷やし、窓ガラスに結露した水滴が垂れて凍ったのでしょう。

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ところで、AM用ループアンテナのおかげで居室のコンポにAMラジオ放送が入るようになりました。この数日、NHKラジオ第2放送の周波数に合わせて、コンポを点けっぱなしにしています。終日、聞くともなく聞いていますが、次から次と、いろいろな外国の言葉が流れてきます。多くは会話を主体とした外国語学習番組からですが、なかには外国語ニュースからのものあります。学習用としては、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ハングル語、中国語、ロシア語。ニュースとしては、スペイン語、フランス語、ハングル語、中国語、ロシア語、ポルトガル語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語です。

こうした外国語学習番組は、学生や若い人だけでなく、定年退職した年寄りにも、人気があるそうです。たしかに、退職後の有り余る時間を外国語学習にあてがえば、頭の刺激となってよいかもしれません。ラジオがあれば、誰にでも始められます。しかし、始めることと、ものになるかどうかは別のことです。
大学のとき、4,5カ国の外国語ができる人がいました。外国語学習が少しも苦にならない、むしろ楽しいと言っていました。外国語学習の才能と適性があったのでしょう。凡夫などは、どれほど学習しても、ものになりません。否、外国語の学習自体がつづきません。高専から大学へとドイツ語を勉強したのですが、ダメでした。外国語スキルの遺伝率は、一卵性双生児の調査によると、50%だと言われています。50%の遺伝率は、音楽(92%)や数学(87%)に較べるとそれほど高くありませんから、遺伝性の才能や適性が無くても、学習を継続できればものになるのでしょう。

よく知られていることですが、日本生まれの子供を外国に連れて行くと、その地の言葉を話すようになります。また、外国で生まれた子供は、その地の言葉を話すようになります。すぐに話すようになる子供がいれば、なかなか話すようにならない子供もいます。しかし、いずれの子供も話せるようになります。外国語学習の才能や適性がどうであれ、誰でも日常会話程度の外国語ならば習得できると言えます。人によって早晩はあるでしょうが。

かく言う凡夫も体験しました。
大学院を出てから、転々と場所を移して研究を続けていましたが、家族(家内と2歳の娘)を連れて渡米し、その地でも研究を行いました。英語がほとんど話せませんでしたから、渡米早々のアパートメント探し、自動車の購入、生活用品の調達など、大変でした。相手が言っていることが聞き取れませんから、どうしようもありません。しかし、段々、聞き取れるようになり、話せるようになりました。特に英会話の学習を行った訳ではありませんから、その地の人と言葉に慣れたのだと思います。
2歳の娘は、保育園に通うようになると、すぐに英語を話すようになりました。ネイティブのような発音で。

外国語が話せるようになる近道は、慣れることだと思います。人に慣れ、言葉に慣れ、会話に慣れることです。外国語学習の才能や適性のない人でも、そうした状況に身を置けば話せるようになること請け合います。凡夫でもそうなったのですから、誰にでもそうなります。
てな訳で、外国語学習のラジオ番組は、暇つぶし程度の軽い気持ちで、聞き流しておくことにしましょう。アジアの国の言葉は、音として、聞けます。

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