温州ミカンの幼果
2023 6 19 (art23-0555)
1ヶ月前のブログで、温州ミカンの開花を紹介しました (art23-0546)。中には、早々に花弁が落ち、綿棒の頭大の子房/幼果をみせていました。その後、幼果は少しずつ大きくなりました。温州ミカンの木は、2品種、宮川早生とゆら早生、を育てています。どちらの品種にも花が沢山付いて小さな幼果ができていたのですが、多くが小さいまま落下しました。残った幼果も、すこし大きくなった頃に、黄化して落果しました。こうした生理落果によって、木の勢いに合った結実数になるのでしょう。よくできています。
ゆら早生の幼果は、数えるほどしかなく、また、小指大にとどまっています。ゆら早生は実止まりが悪い品種のようです。ネットでは、樹勢が弱く栽培が難しい、結実が難しい、とあります。今のところ、樹の下部に小指大の幼果が付いていますが、裾なり果は養分の流れが悪いので大きくならないと言われていますから、期待できません。
宮川早生の木には、20個前後の親指大の幼果が付いています。このまま、順調に生育してくれれば、年末に、自家製温州ミカンの試食ができそうです。楽しみです。ただ、これからハモグリバエの幼虫(エカキムシ)が発生して、新葉を食い荒らしますから、実際のところ、どうなることやら。