スプーンの作製
2024 1 11 (art24-0614)
朝は自家製のパンを食べていますが、土日の朝は2種類のシリアルを混ぜて牛乳をかけて食べます。朝食にシリアルを食べる習慣はアメリカ暮らしによるものです。あちらでは、大袋入りのパッケージが店頭に並んでいました。とても安かったと記憶しています。シリアルを食べるときは大き目の木製のスプーンを愛用しています。しかし、長い間使ってきましたから先端部にひび割れが生じています。そこで、シリアル食用のスプーンを作りました。スプーンの作製は久しぶりです。
材料は、ブラックチェリーです。通販で、端材の詰め合わせとして購入したものです。詰め合わせですから、届いた箱を開けて見るまで、どのような端材が入っているかわかりません。幅広の板材は入っていませんでしたが、4cm幅で厚さが2.5cmの角材が沢山入っていました。20-40cmの長さがあり、ちょっとしたスプーンであれば作れます。
ブラックチェリーの色調と性質は、木材図鑑(Webサイト)によると、以下の通りです。
色調:辺心材の区別は明瞭で、辺材は黄白色から乳白色、心材は淡い紅褐色から濃い紅褐色を呈する。使い込むほどに飴色に変色し、高級感がある。
性質:木質はやや軽軟で加工は容易。木肌は緻密で表面の仕上がりは美しい。心材は耐久性があるが、辺材は虫害に弱い。乾燥はかなり速いが、収縮率はやや高い。
今まで、スプーンの作成にはヤマザクラをつかってきました。ヤマザクラに較べて、ブラックチェリーは、すこし軽くて、加工が容易です。その分、耐久性が低いようです。ブラックチェリーの気乾比重は0.55と書かれています。ヤマザクラは0.60です。
さて、作成です。
材料はブラックチェリーの角材(幅厚さ長さ、4 x 2.5 x 20cm)。
特に難しい作業はありません。ただ、つぼ部を掘る作業に手間取ります。今回は、ミニルーターを使用してつぼ部を掘削、整形しました。回転ビットが小さいのですこしづつしか削れませんから、気長に作業を続けることになりました。
久しぶりの作製にしては、まずまずの出来です。ただ、同じサイズのスプーンを2本作ったつもりですが、かなり違います。まだまだ、修行がたりません。