今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

スプーンの作製

2024 1 11 (art24-0614)
朝は自家製のパンを食べていますが、土日の朝は2種類のシリアルを混ぜて牛乳をかけて食べます。朝食にシリアルを食べる習慣はアメリカ暮らしによるものです。あちらでは、大袋入りのパッケージが店頭に並んでいました。とても安かったと記憶しています。
シリアルを食べるときは大き目の木製のスプーンを愛用しています。しかし、長い間使ってきましたから先端部にひび割れが生じています。そこで、シリアル食用のスプーンを作りました。スプーンの作製は久しぶりです。

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材料は、ブラックチェリーです。通販で、端材の詰め合わせとして購入したものです。詰め合わせですから、届いた箱を開けて見るまで、どのような端材が入っているかわかりません。幅広の板材は入っていませんでしたが、4cm幅で厚さが2.5cmの角材が沢山入っていました。20-40cmの長さがあり、ちょっとしたスプーンであれば作れます。

ブラックチェリーの色調と性質は、木材図鑑(Webサイト)によると、以下の通りです。
色調:辺心材の区別は明瞭で、辺材は黄白色から乳白色、心材は淡い紅褐色から濃い紅褐色を呈する。使い込むほどに飴色に変色し、高級感がある。
性質:木質はやや軽軟で加工は容易。木肌は緻密で表面の仕上がりは美しい。心材は耐久性があるが、辺材は虫害に弱い。乾燥はかなり速いが、収縮率はやや高い。

今まで、スプーンの作成にはヤマザクラをつかってきました。ヤマザクラに較べて、ブラックチェリーは、すこし軽くて、加工が容易です。その分、耐久性が低いようです。ブラックチェリーの気乾比重は0.55と書かれています。ヤマザクラは0.60です。

さて、作成です。
材料はブラックチェリーの角材(幅厚さ長さ、4 x 2.5 x 20cm)。
  1. Jw-cadでスプーンの図面を描いて、実寸大で印刷する。
  2. 図面を木材に貼り付けて、線に沿って切る。バンドソーを使う。
  3. 外形を整える。ベルトサンダーを使う。
  4. つぼ部を掘削する。ミニルーターを使う。
  5. サンドペーパーで磨く。
  6. 研磨粉をふき取って、蜜蝋を塗る。

  7. 特に難しい作業はありません。ただ、つぼ部を掘る作業に手間取ります。今回は、ミニルーターを使用してつぼ部を掘削、整形しました。回転ビットが小さいのですこしづつしか削れませんから、気長に作業を続けることになりました。

    久しぶりの作製にしては、まずまずの出来です。ただ、同じサイズのスプーンを2本作ったつもりですが、かなり違います。まだまだ、修行がたりません。


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