今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

bard 検索(生成AIを利用したウェブ検索)(6)
Perprexity AI とBing AIによる検索

2024 2 22 (art24-0626)
bard検索の回答の真偽は、同一問文による再検索で、ある程度予測できそうですが、最終的には、回答の出典元・引用元を吟味せざるを得ません。残念ながら、bard検索では出典元・引用元が詳しく明示されていません。

Bard検索に代わるものとして、Bing AIがあります。これは、Microsoftの検索サイトBingに組み込まれたChatGPTであり、引用元を明示してそこから生成AIを使って文章を作成する仕組みになっています。他にはPerplexity AIがあります。これは、サンフランシスコの小さな会社が開発している対話型AI検索エンジンで、引用元の提示を売りにしています。どの程度のものか、試してみました。

まず、Perplexity AIです。
「東郷池」と入力すると、以下の回答が、引用元付きで出力されました。
東郷池は鳥取県の中心部に位置する約10キロメーターの汽水湖です。名称は、鉢伏山から見ると鶴が羽ばたける様子のような形状から「鶴の湖」とも呼ばれています(1、2)。 東郷池は橋津川を通じて日本海に接続されており、淡水と海水が混合されているため、特徴的な汽水湖です(3) また、池の中央付近の湖底からは温泉が湧き出ており、周辺にははわい温泉と東郷温泉が存在します(2)。
東郷池は、過去には大きな内湾の海中であったことが考察されており、約七万年前から徐々に陸地化していったとされています(3)。現在は、舎人川、東郷川、羽衣石川、埴見川などから水が供給されており、周辺には野鳥、魚、昆虫など多くの生物が住む空気の良い水辺が展開しています(3、4)。
東郷池は、美しい景色を楽しむことができるほか、温泉施設も多く、露天風呂から絶景の東郷池を眺めることが可能です(5)。また、四ツ手網でシジミやワカサギ、フナなどを獲得する機会も提供しています(2、5)。
引用元
1.とっとり旅 東郷池 (サイトへ)
2.ウイキペディア 東郷池 (サイトへ)
3.鳥取県 東郷池の成り立ち (サイトへ)
4.愛らぶ東郷池 (サイトへ)
5.じゃらん 東郷湖 (サイトへ)

次に「東郷池が出てくる小説」の回答です。
東郷池が出てくる小説の題材は、提供された結果に基づくと、「東郷池の鯉」(1980年)という作品があります。この小説は田中千禾夫によって執筆されたもので、東郷池が舞台になっています(2)。
また、鳥取県に関連する文学作品の一覧には、鳥取県内で登場する地名が含まれているため、他の作品でも東郷池が出てくる可能性があります(3)。
引用元
2.今日も、ようこそ (サイトへ)
3.鳥取県立図書館 鳥取県が登場する文学作品 (サイトへ)


いやはや、田中千禾夫の「東郷池の鯉」を回答しています。引用元が、凡夫のブログ「今日も、ようこそ」です。田中千禾夫は実在の作家ですが、「東郷池の鯉」なる作品はありません。ブログでは、bard検索の嘘回答の例示として取り上げました。一度、ウェブに掲載されると、内容の真偽を問わず、検索網に掬い取られることが分かります。

次は、Bing AIです。
「東郷池」と検索すると、以下の文章が、引用元付きで回答されました。
東郷池(とうごういけ)は、鳥取県東伯郡湯梨浜町にある周囲約12キロメートルの汽水湖で、別名東郷湖とも呼ばれています(1)。この美しい湖は、日本海とつながっており、長さ約2キロメートルの橋津川を通じて海に繋がっています。湖の中央には温泉が湧くという珍しい特徴があり、湖畔にははわい温泉と東郷温泉があります。冬には湖から湯気が立ち上る神秘的な風景も楽しめることがあります。
また、東郷池周辺には伯耆一宮の倭文神社や羽衣石城跡、東郷湖羽合臨海公園、鉢伏山、中国庭園燕趙園などがあります。湯梨浜町宮内の出雲山展望台や同町白石の鉢伏山展望台から、池全体を一望することができます(2)。
詳細情報
1.ウィキペディア 東郷池 (サイトへ)
2.とっとり旅 東郷池 (サイトへ)

「東郷池が出てくる小説」の回答です。
「東郷池」や「東郷湖」の名前が登場する小説はいくつかあります。以下にいくつかの作品を紹介します。
「反り棟屋根」(榧野尚著)
この小説は、日本の歴史的な風景や文化を描いた作品で、東郷湖が登場します(1)。
「東郷湖の一夜」(田山花袋著)
この紀行文は、東郷湖を舞台にした作品で、美しい風景や人々の物語が綴られています(2)。
これらの作品は、東郷湖や東郷池の風景や歴史的な背景を楽しむのに適しています。お好みのジャンルに合った作品をお選びください。
詳細情報
1.私のブック・レポート 【新刊紹介】榧野尚先生の『反り棟屋根』(サイトへ)
2.レファレンス共同データベース 「東郷池」と「東郷湖」の両方の呼び方があるが、「東郷湖」の表記はいつごろから出始めたか?(サイトへ)

田山花袋の「東郷湖の一夜」について、真偽を調べてみました。引用元2のなかに、『花袋紀行集 第3輯』(博文館, 大正12)』に、東郷池(東郷湖)が出てくるとの記述がありましたので、早速、国会図書館の蔵書に当たってみました。幸い、インターネットで読めるようになっていました。確かに、田山花袋 「花袋紀行集第3輯」(博文堂、大正11-12)の997-1002ページに、紀行文「東郷湖の一夜」があり、文中に、東郷池がでてきます。以下は国会図書館の蔵書のコピーです。

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次回へ続く。


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