クワイの植え付け
2024 4 22 (art24-0643)
今年も、クワイ床にクワイ(白クワイ)の種芋を植え付けました。種芋は昨年栽培した芋で、クワイ床に残していた最後の株に付いていたものです。数日前に、株を掘り起こしてみると、15個ほどのクワイ芋が取れました。大き目の5個を種芋とし、残りは食用です。
クワイ床を更新しました。昨年の栽培で使用した床(大きさ2x0.6m、深さ0.4m)の土をかきだし、ビニールシートを交換して、土と元肥を入れます。水を加えて土をこねて柔らかくします。クワイ栽培も4回目ですから、クワイ床の更新も慣れたものです。しかも、今年は、家内が手伝ってくれましたから、楽に作業ができました。
数日放置して土を落ち着かせてから、クワイ床に5個の種芋を植えました。今年も、大きなクワイが沢山取れるますように!
植え付け作業がほぼ終わった頃、少し離れた道を、4輪の手押し車に作業農具を載せて通行中のKさんから声を掛けられました。何をしているのかと。クワイを植えていると答えると、どんなクワイかなと興味をもたれたようで、道から外れてこちらへ近づいてこられました。しばらく、クワイ談話をしました。昔は、稲苗を育てた後の苗田の片隅で、クワイを作る人が多く、クワイはありふれたものだったこと。今では、クワイの栽培を見かけなくなったこと。高い食べ物になっていることもあり、食べる機会が減ったこと。同じ場所で作って連作障害はどうか、など。
Kさんは、かなり高齢の女性ですが、畑で野菜を作っておられます。規模は家庭菜園レベルですが、一年を通して、いろいろな野菜を栽培しておられます。好奇心が旺盛なのか、研究熱心なのか、色々知りたがる人です。病害虫や土壌・肥料のことだけでなく、植物生理学や遺伝学のことにも、興味があるようで、色々聞かれます。
こうした人は少なく、他に2人知っているだけです。ともに高齢の男性で、YさんとKさんです。畑で作業中の姿をよく見かけます。しかし、今年に入ってから畑にYさんの姿を見かけなくなりました。一頃足を引きずるように歩いておられましたから、足腰が弱って歩けなくなり畑に出ることができなくなっているのでしょうか。Yさんとの栽培談論はとても面白かったのですが、もうできないようです。