シャクトリムシ
2024 6 27 (art24-0662)
毎日、朝夕、ミカン畑を見回っています。コマダラカミキリの成虫をみつけては捕殺しています。既に、4匹殺しました。交尾と産卵前の成虫の駆除が目的です。今のところ、産卵痕である樹皮の傷や樹液の流出は見つかっていません。昨朝の見廻りで、キンカンの枝にシャクトリムシをみつけました。ちょっと遠目に、藁の切れ端が枝に引っ掛かっているなと思い、目を近づけると、物ではなく虫、シャクトリムシでした。色といい、形状と言い、藁の切れ端様です。写真に撮って、ネットで調べると、どうやら、ヨモギエダシャクの幼虫のようです。
ヨモギエダシャクの幼虫は、柑橘を加害するシャクトリムシ類の中で最も発生が多いとあります。若齢幼虫は新梢を好むようですが、老齢幼虫になると、硬化した葉も食害するそうです。大きなシャクトリムシですから、大食漢のようで、枝の葉がまるごと食い尽くされることもあるとか。
実際、キンカンの葉が食べられているので、アゲハチョウの幼虫でもいるのかと探したのですが、見つかりませんでした。どうやら、犯虫はシャクトリムシのようです。 しかし、今まで、シャクトリムシが葉を食べているところを見たことがありません。今回も、見つけた時は、じっとしていました。いつ食べたのでしょうか。残念ながら、殺しましたので、その現場を押えることができません。
それにしても、ぴんと体を伸ばして、じっとしている姿は、みごとです。