スグリゾウムシ
2024 7 15 (art24-0667)
イチジクの葉がぼろぼろになっていました。ゾウムシがたむろして、葉を食べています。翅に2本の横帯がありますから、スグリゾウムシのようです。図鑑によると『スグリゾウムシ(ゾウムシ科、クチブトゾウムシ亜科)は、体長5, 6mm、体形は丸く、体色は黒色、しかし、鱗片で覆われるため灰白色に見える。上翅に黒褐色の2本の横帯がある。成虫は4-8月に発生する』とあります。
捕まえようと手を伸ばして葉に触れると、ぽろぽろと落ちます。地面に落ちたスグリゾウムシはしばらくじっとしています。擬死行動です。
地面に落ちたスグリゾウムシを見つけて拾い集めるのは面倒ですから、金属(アルミ)製のボウルに集めることにしました。ボウルを下に置いて、葉に触れると、葉から落ちたスグリゾウムシがボウルに当たってカーンカーンと小さな音を立てます。こうして、数十匹集めました。ボウルの中で、ゾウムシはもぞもぞと動いています。その内、ゾウムシ同士の脚がからみあいます。
イチジクの木は1本で、それ程大きくはありません。スグリゾウムシは主に下部の葉を食害しますから、地面近くの葉をくまなく点検し、見つけては殺せばすむことです。しかし、スグリゾウムシに有効な殺虫剤があれば、もっと楽に退治できます。ネットで調べたところ、スミチオンが効くとありました。半信半疑でしたが、ちょっと試してみました。効きません。成虫には無理なようです。
かくして、朝夕、スグリゾウムシを捕殺しています。昨年もやりました。数日続ければ、ほとんど見かけないようになりましたから、今年も、そうなることを祈りつつ、捕まえては殺しています。。