昭和の遊び
2024 8 5 (art24-0673)
前回のブログで、原っぱでの遊びを取り上げました。昭和30年代、凡夫が小・中学生の頃、の遊び場の一つとして、湖畔に原っぱがありました。そこで、主に野球に興じていました。誰でも参加できるように、ボールは柔らかいものを使っていました。今回は小学生の時にやっていた外遊びを、覚えているままに書きます。 当時の遊びの特徴は、一緒に遊ぶ子供の年齢や体格がバラバラであること、遊び場は集落内のちょっとしたスペースであること、また、遊び道具はそこいらへんにあるものを使い、特別なものや金のかかるものを必要としなかったことでしょうか。
ゴム跳び(何人でも)
輪ゴムをつないで紐状にして、端を二人が持って、ゴム紐を水平にはる。その紐を飛び越える。ゴム紐は、足首、膝、腰、胸、肩、頭と段々高くしていく。高くなると、足を上げて足先にゴム紐をひっかけて跳ぶ。女の子に混じって、遊んでいた。
釘刺し(1:1)
短い線を地面にひいて、両端を対戦者の出発点とする。交互に、5寸釘を投げて地面に刺し、刺した跡を線で結んでいく。相手を取り囲み、出られなくしたら勝ち。釘を思った所に刺せるように練習し、相手をどうやって取り囲むのか思案する。
リム回し(何人でも)
自転車のリムの溝に棒をいれて、リムを回しながら走って速さを競う。狭い路地でやっていた。
メンコ(何人でも) 地面にメンコを置く。自分のメンコを地面に叩きつけて、相手のメンコを裏返したら勝ちで、裏返したメンコを貰う。
缶げた(何人でも)
空き缶の底に2つの穴を開けて紐を通し両端を結ぶ。足を空き缶に載せて、紐で空き缶を持ち上げながら進んで競走する。
工作1.竹とんぼ
2種類作った。一つは、回転軸から羽が外れて羽だけが飛んでいくもの、一つは、軸が羽に固定されていて、一緒に飛んでいくもの。
工作2.空気鉄砲
細長い女竹を使って鉄砲本体(筒と押し出し棒)を作る。玉は、じゃのひげの紫色の実か、杉の雄花。杉の雄花は小さいので、押し出し棒にはスポークを使用していた。
雀取り
モチノキの樹皮を石でつぶし水洗いして鳥もちをつくって、竹の棒の先端につける。屋根瓦の隙間に突っ込んで、雀を取っていた。
もう一つは、レンガを並べて罠を作り雀を取っていた。罠の下部にまいた米(餌)を食べようとつっかい棒にのると、ブロックが落ちて、出口を塞ぎ、雀を閉じ込める。
駒と追いかけっこ(何人でも)
主に正月に行っていた。瓶の金属製の蓋(直径2cm程)に2つの穴をあけて、ゴムを通して、利き手の手のひらに固定して、駒を回す場を作る。駒は心棒が鉄製。駒に紐をかけて空中に投げては手前に引っ張り戻して駒を手のひらの蓋に着地させる。遊びは、二つに分かれたグループの追いかけっこで、ルールは一つ、グループの誰かの駒が回っている間は動いてよい。家々に挟まれた路地をぐるぐる回って遊んでいた。
ビー玉遊び(何人でも)
いくつかの遊び方がある。一つは、目の位置からビー玉を足元に落として、相手のビー玉に当てる。当たったら、貰える。
もう一つは、地面に、いくつかの大小の穴をあける。ビー玉を親指と中指で挟み人差し指で弾いてころがし、順番に穴に入れていく。穴に入ると、近くにある相手のビー玉を弾き飛ばすことができる。
??(1:1)
どう呼んでいたのか覚えていない。地面に円を描いて真ん中に直線を引いて、半円を自分の領地とし、残りの半円を相手の領地とする。2人が円の中でじゃんけんをする。勝った人は、負けた人にタッチする。この時、ジャンプしてもよかったと記憶している。負けた人はタッチされないようにすばやく逃げる。じゃんけんに勝ってタッチできたら、足をぐるっと一回転させて小さな円を描き領地を拡げる。タッチできなかったら、相手が小さな円の分だけ領地を拡げる。足でかいた円が数珠のようにつながっていく。タッチされないように逃げ場を拡げるだけでなく、数珠先を相手の領地側へ伸ばして攻めたりしていた。庭でやると、一面円だらけになる。暗くなるまでやっていた。
この他にも、いろいろな遊びをやっていました。何ヶ所かに秘密基地?を作っては皆でたむろしていたり、ときには、あぶない遊び?もやりました。中学生になると、遊びの種類が変わってきました。