ツチガエル
2024 8 29 (art24-0680)
今朝、畑に出て、小雨の中、柿の木の台風対策を行いました。果実が大きくなり、枝が撓んでいます。強い風にあおられて枝が折れないように、ビニール紐を掛けました。さて、本題です。
今年は、庭でカエルをよく見かけます。カエルはツチガエルです。
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ツチガエル (両生類保全研究資料室の資料より)
体長は、雄で30mm~40mm、雌で35mm~50mm程度。 体色はまさに土色。背中の中央に背中線と呼ばれる白く細い線がある個体もいる。お腹にはまだら模様がある。全身にごつごつとした縦長のイボがある。
ツチガエルを含めてほとんどのカエルは水場に産卵します。田圃に設けたクワイ床には水を張っていますが、その床に、今年も、カエルの卵を見かけました。卵はトノサマガエルとツチガエルのものでした。ひところ、オタマジャクシが泳いでいました。今は、大きくなったカエルが床の周辺を飛び交っています。
周りの水田でも、卵から孵ったオタマジャクシが泳ぎ、後足そして前足がそろって尻尾がなくなった子供カエルが水の少ない場所で飛び跳ねていました。カエルは身近な動物です。
ところで、庭のツチガエルはどこから来たのでしょうか。
庭には、カエルが産卵できるような水場がありません。唯一の水場は、金魚用の簡易水槽として使っている大型プラスチック容器内の水です。このプラスチック容器は、庭に半分埋め込んだだけのものですから、ツチガエルが侵入できます。しかし、この容器内がツチガエルの産卵の場であり、孵化後のオタマジャクシの生育の場であるとは思えません。毎日金魚に餌をやっていますから、卵があれば、また、オタマジャクシが泳いでいれば、気付いていた筈です。
庭で見かけるツチガエルは、庭で生まれて育ったのではなく、何処かで生まれて育った子供カエルが、庭に移動してきたと考えられます。産まれ育った場所は、近くの水田だと思われます。一番近くの水田から庭まで、真っすぐな路地がつながっています。距離は50mほどでから、小さな子供カエルがぴょんぴょんと移動してきたのでしょう。
そう言えば、ひところ、水田にいた沢山の小さなツチガエルは、いつの間にか、いなくなっています。どこかへ移動したのでしょう。