ダイコンの様子
2024 10 17 (art24-0692)
今年は、2本の畝でダイコンを育てています。種まきを先月の16日に行いました。2本の畝を立て、ダイコンの種を一箇所あたり3粒ずつ、25cm間隔で撒いた後、防虫ネットを被せました。まだまだ気温が高かったので、発芽できるものかどうか気がかりでしたが、横浜行きが予定されていましたから、暑い中、種まきを決行しました。
横浜から帰り畑に出てみると、ダイコンは、発芽して数枚の本葉を出していました。しかし、発芽率が悪く、3本育っている箇所は数えるほどでしかなく、さらに、1本も育っていない箇所もありました。ダイコンの品種は、昨年と同じ "耐病総太り" です。昨年の発芽率は100%でした。今年は60%前後でしょうか。この低い発芽率の原因は、日中の気温が高く、地表近くの地温が高すぎたため、発芽が誘導されなかったのでしょう。
種子は温度を感知して、発芽のMAPキナーゼカスケードを活性化させます。温度が高すぎても、低すぎても、発芽カスケードは活性化されず、発芽しないことが分かっています。やはり、ダイコンの種まきは、発芽適温にまで気温が下がってから行うほうがよさそうです。発芽しなかった箇所に新たに種を播いたところ、こちらの発芽率はぼぼ100%でした。
播種から、一ヶ月になります。ダイコンは、防虫ネットの中で、育っています。葉の一部にダイコンハムシが齧った穴がみられます。目に付いた成虫を捕殺する程度で、ぼぼほったらかしです。防虫ネットでは、小さなダイコンハムシの侵入を防ぐことができません。虫害をものともしないで、ぐんぐん育ってくれればと思います。負けるなダイコン!!、です。