今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

ミカンの虫害

2025 8 4 (art25-0775)
8月に入って、朝夕の気温が少し下がってきました。しかし、日中はまだまだ炎天です。何日も雨が降っていませんから、時々、畑とミカン畑に、散水ポンプを使って水を撒いています。

ミカン畑には、温州ミカンの木が3本(宮川早生2本、宇良早生1本)と、ネーブルオレンジ、大実キンカン、そしてレモンが各1本の総数6本の木が植わっています。 温州ミカンの木には、果実が育っています。大きさはゴルフ大です。その数は、宮川早生は15個ほどで、宇良早生は60個ほどです。このまま順調に育てば、今年も、自家製の温州ミカンを食べることができます。

775-1_unshoumikan_202500803

ミカンの木に、時々、ゴマダラカミキリがいます。捕まえて殺します。 枝の表皮を齧った痕があると、その周辺にカミキリがいます。特に、齧った痕が新鮮であれば、ほぼ見つかります。しかし、どう探しても見つからないことがあります。鳥などが捕食したのでしょうか。鳥の排泄物が近くの葉に付いていますから、そうだと思われます。
カミキリムシは枝に傷をつけて産卵します、卵から孵った幼虫(テッポウムシと言います)は、枝や幹の内部の木部を食べて生長します。トンネル状に食い荒らします。場合によっては、枝や幹が枯れます。昨年、Wさんのところ(道を挟んで向かいの畑)の大きな八朔ミカンの木が枯れました。原因はカミキリムシのようで、幹の根元に数個の穴が開いていたそうです。薬剤を投与したときは既に遅く、大きな木をダメにして落胆しておられました。

775-2_kamikiri_20240621

温州ミカンの果実のいくつかに、あざのような模様が付いています。気づいたのは、6月下旬です。病気ではなさそうなので、そのままにしておきました。果皮の傷のようですから、果実が大きくなっても、消えることはありません。
傷は、1mm前後の小虫、アザミウマによる食害痕だと思います。調べてみると、チャノキイロアザミウマの説明項にこう記述されています。成虫は、口針を果皮の表面に差し込んで、養分を吸収する。5月下旬から6月の加害は、主に花梗部の周辺で、6月中旬以降は果頂部の周辺である。被害部位は、果頂部から側面に放射状または雲形状に広がり、症状は、褐色被膜状または黒点状になる、と。
温州ミカンの被害発生時期、及び、被害部位と症状がこの記述内容と合っていますから、畑の温州ミカンの果実のあざは、アザミウマ(多分、チャノキイロアザミウマ)による食害痕なのでしょう。
あざがあっても、果実は大きくなりますから、このままにしておきます。

775-3_mikann-azamiuma_20250803


【戻る】