温州ミカン 果実の日焼け対策
2025 8 28 (art25-0782)
田んぼに設けた畑で、6本のミカンの木を育てています。3本は温州ミカン(宮川早生が2本、宇良早生が1本)です。その温州ミカンの木に果実が付いています。大きさはゴルフボール大です。数は、宮川早生には15個ほど、宇良早生には60個ほどです。宮川早生の果実は、宇良早生より、果数が少ない分、大きくなっています。果実の一部、直射日光の当たる面が、黄化しています。日焼けです。


日焼けは、日射によって果面の温度が上昇して蒸散が激しくなり、果皮の一部が過度に乾燥して油胞が破壊されることで生ずる、と言われています。果面の温度が45℃以上になると起こるそうです。
日焼けで、果皮が黄化するだけであればよいのですが、果肉の水分が蒸発して白っぽくスカスカになる(すが入る)と、汁も味もなくなり、食味を損ないますから、問題です。
日焼けの要因は、日射によって果面が高温になることですから、対策は、日射を遮ることです。ミカン畑の上面を遮光ネットで覆えばすむことですが、そこまですることもなかろうと思い、替わりに、個々の果実の表面、直射日光の当たる面、にガムテープをはることにしました。なんでも、ミカンの日焼け防止用粘着テープ(みかんまもるテープ、菊水テープ)が市販されているようですが、今回は、手元にあった段ボール箱用のガムテープを使いました。




果実にガムテープをはることが、どれほど効果があるものなのか、わかりません。 ただ、果皮の黄化が明瞭になってからはったのでは、遅きに失した感があります。もっと早くに、すこし黄色っぽくなってきた時に、はるべきでしょう。