今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

放置田の雑草

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龍神区域の田圃は、かつて苗田として使われていたので、一区画が小さく、250㎡ 程しかありません。凡夫が小中生の頃は、稲の苗は苗田で栽培されていました。田植えの季節になると、20cm 程の草丈に生長した苗を抜き取り、束にして水田に運び、手で植えていました。今では、田植えは機械化され、それに合わせて苗は育苗箱で栽培します。苗が育ったところで育苗箱を田植え機にセットして、田植えを行います。こうなると、苗を栽培していた苗田が不要になります。

用済みの苗田に土を入れて畑に改造して、野菜を栽培している人がいます。しかし、ほんの少数です。多くの苗田は、放置されています。放置された苗田には雑草、特に葦、が生えます。年に3,4回の草刈りが必要になります。放っておくと葦は繁茂して人の背丈を越えます。

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苗田の持ち主が高齢になり、年に数度の草刈り作業がきつくなります。そこで、草刈りをシルバー人材センターに依頼することになるのですが、料金が高く、おいそれと依頼できません。で、どうするかと言えば、見て見ぬふりをするか、除草剤に頼ります。

除草剤の散布は、草刈り作業に較べて楽な作業です。ひところ、ランドアップと称する除草剤名をよく耳にしました。根まで枯らすので使い勝手が良いとか、葦も枯らすとか。確かに、散布後、雑草は枯れていきます。しかし、1年も経つと、雑草が生えてきます。そこで、また、除草剤を散布することになります。

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かくして、かつての苗田の多くが、放置されて草茫々になるか、除草剤によって枯れ野になります。そんななか、4つの苗田(Wさん、Oさん、Yさん、Sさん)が、畑として生かされています。そうそう、我が家のミカン畑も加えて、5つです。

苗田には用水路が縦横無尽に巡っていますから、畑にすれば、畑への潅水は容易です。また、家屋から近いので、行き来が容易です。日当たりも良く、家庭菜園レベルの野菜や果樹作りにはもってこいの場所だと思います。しかし、それを行う人がいません。もったいないことです。

凡夫がもう少し若ければ、放置田に土を入れて果樹畑にして、いろいろな果樹を作って楽しみたいのですが、いかんせん、もう70を越えました。果樹栽培は、野菜栽培と違って、収穫するまでに、かなりの年月を要します。
今栽培している果樹(プルーン、カキ、ウメ、イチジク、キウイ、ポポー、ミカン)で手一杯です。しかし、モモ、ナシ、リンゴ、クリ、ブドウ、プルーベリー、サクランボなども作ってみたいですな。サクランボは一度挑戦したのですが、虫害が酷くて撤退しました。


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