異形の柿
2025 11 13 (art25-0804)
干し柿作りを続けています。柿は平核無です。畑から果実を取ってきては、せっせと柿の皮を剥いで、軒下につるしています。そんな中、皮を包丁で剥いている時、異形の柿に遭遇しました。初めてのことで驚ろきました。
三角形と五角形の柿です。平核無は四角形の柿です。平ぺったい柿なので、形がはっきりしています。異形の果実をひっくりかえしてへたをみると(包丁でへたの先端部は切り取られています)、通常の柿のへたは4個ですが、異形の柿のへたは4個ではなく、三角形の果実は3個で、5角形のは5個です。〇角形の形とへた数が対応しています。 3,4,5角形の柿を並べてみると、5角形はなんとなく好感がもてます。
柿の花は、つぼ状で、花弁は4枚で、基部が合着していて、先端は4つに分かれています。萼は4片で、花弁の合着部を覆うように付いています。
実物を見たかったのですが、おそらく、三角形の果実になった花の花片は3枚で、五角形のそれは5枚だったのでしょう。開花前後に注意して探せば、見つかったかもしれません。しかし、500に1つ程度ですから、なかなか見つかるものではなさそうです。
もう一つの異形。
干し柿は、果柄がついている枝の前後を1cmほど残して切り取り、そこに、荷造り紐をかけて、吊します。柿の花は、同じ枝に数個付きますが、枝の同じ個所に付くことはなく、少しづつ離れて付ます。花が終わり、花柄が果柄となり、先端に果実が実ります。
果柄が同じ個所に付いている果実に遭遇しました。これまた初めてのことです。どのように紐をかけるか思案したのち、両果まとめて、くくりつけました。