本『本を読めなくなった人たち』
2026 3 9 (art26-0837)
6本組み木パズルの一つ、アレコレいじっているのですが、解けません。本当に解けるものかと、少し、疑念がわいています。これは、ネット上の画像をみて、6本の小片を作製したものです。この組み合わせ、パズルとして成立するかどうか、情報はありません。それはさておき、パズルの合間に、稲田豊史の新書本『本を読めなくなった人たち』(中公新書ラクレ、2026年刊)を読みました。
16歳以上の日本人の6割以上は、一ヵ月に一冊も活字の本を読まないそうです。凡夫は、凡夫の周りの人も、結構本を読んでいますから、これは驚きです。
この本は、「読まなくなった人たち」ではなく、「読めなくなった人たち」であると、あとがきに付記されています。読めなくなった要因を社会学的に論考しています。インタビューを通して、若者(Z世代の学生)の肉声を紹介しています。ウェブメディアの無料情報の氾濫、ながら行動指向。長文忌避と読解力不足。コスパやタイパの不良。書店数の減少。本の選択不能、等々です。
凡夫が思うに、今の学生(幼少期からネットやSNSが身近なデジタルネイティブ)が本を読めない理由は、忙しすぎて、本をじっくり読む時間がとれないからでしょう。何に忙しいのか、よく分かりませんが、とにかく、時間がないので、本などを読む時間がないのでしょう。
凡夫が学生の頃は、何もすることがないので、本でも読もうかと、書店で適当な本を手に入れて、読んでいました。その習慣が今でも続いています。もっとも、今は、書店へ出かける代わりに、Amazone通販で入手しています。片田舎でも注文の翌日には届くので、通販は大変便利ですが、一つの問題、本の選択、があります。おもしろそうな本をどうやってみつけるか。毎年6、7万点の書籍、一日あたり180点が発行されていると言われています。膨大な本のなかから、どうやって探し出すか、悩ましいところです。大型書店だと、ぶらぶらしていると、出会うことがあるのですが。
読書は、老後の楽しみにとっておけばよいと思います。老後は忙しさから解放されます。時間はたっぷりあります。その時、本が読みたければ、読めばよいだけのことです。
ただ、半世紀後には、本を読むことは昔の慣習でしかなく、本屋がなくなり、本の入手が難しくなっているかもしれません。それでも、老人は、いつか読もうと、買いだめしていた本を押し入れの段ボール箱から、あるいは、もう一度読もうと、納めていた書棚から、取り出してはリクライニングチェアにもたれて、じっくり読むのです。このとき、オットマンがあれば、ベターです。