洗面台外壁の復元修理
2018 09 27 (art18-0062)
洗面台の漆喰外壁の復元作業を行いました。洗面台の排水口からの水漏れが長く続いていたようで、土台の木材が腐っていました。朽ちた木材を取り除き、新たなものと交換するため、洗面台の外側の漆喰壁を壊しました。土台の木材を交換した後、漆喰壁の復元作業にとりかかりました。
実際は、洗面台自体の修理(2018 07 14 / art18-0031)の時に、漆喰外壁を壊しました。土台の修理後、防水シートで覆って、暑い夏をやりすごしました。この間、窓にかけた簾が防水シートを隠していました。
復元工程
(1)壁の破片を取り除き、枠木を補強する(画像1)
(2)平板でふさぐ(画像2)
(3)下辺に壁脇雨押え板金を設置する(画像3)
(4)ノダラスカットボードを張る(画像4)
(5)漆喰(下地1回、仕上2回)を塗装する(画像5)
漆喰の塗装、なかなか難事でした。左官職人が塗った隣の壁と凡夫が塗った壁、違いは明らかです。鏝一つを用いた技の世界です。これを習得するには、ある程度の年季が必要です。今の凡夫に出来ることではありません。誰にでもできるようになったDIYの中でも、この種の塗装はそうはいきません。便利な電動工具に頼ることができませんから。今のところ、練習あるのみでしょうか。極めてみたい技の一つです。