今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

ミシン糸の収納木箱(木工)

2020 05 14 (art20-0237)
家内の要望で、裁縫やミシン用の糸(糸巻)の収納木箱をつくりました。使っていた紙箱が壊れたので、別の入れ物が欲しと言っていました。桧材の平板が手元にありましたので、それで作ってみました。

前に、“引き出し付き小箱”(art20-0225)を作りましたが、その時の引き出しの作製と同じ工法を用いました。大きさは24.5cm x 32.5cm、深さは4.0cmです。糸巻を整然と並べて収納できるように仕切りを設けました。整然と並んでいた方が使用する糸 (糸巻) を選び易くなるでしょう。
また、サイズの大きな糸巻やら、他の物やらを収納するため、少し深目の箱を作製し、先の仕切りの入った箱との2段箱としました。

237-1_itoire_20200514 237-2_itoire_20200514

幅広の蓋板を用意するため、平板同士を接合しました。平板の接合には “ビスケット” を使用しました。木材を継ぐとき “ダボ” を用いて接合したことはありますが、ビスケットでは初めてです。ビスケットはその名のように、食用のビスケット(小麦粉にバター・卵・砂糖・ふくらし粉などを加えて焼いた小型の菓子)によく似ています。葉っぱの形をした厚さ4mmの薄い板です。材はブナの圧縮材チップですから、木工ボンドの水分を含むと膨らみます。これによって、ビスケットと板が強固に接着します。
実際の接合手順はとても簡単です。
(1)接合したい2枚の板に、ビスケットを入れる穴を、ビスケット用ビット付きのトリマーであける。
(2)木工ボンドを塗ったビスケットを挿入し、クランプ等を用いて板同士を密着させ一晩放置する。
トリマーはテーブルに取りつけた状態で使用すると、ビスケットの穴の高さの調整が容易になります。

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完成した木箱をみて「なかなかのものだ」と家内。早速、古い紙箱から糸巻を移しながら、「糸巻がぴったり入る」と声を上げていました。仕切り板の間隔を糸巻の幅に合わせて調整しただけのことはありました。

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