畑の様子(6月上、2020年)
2020 06 04 (art20-0243)
住宅地周辺の田圃に水が入り、代掻きが始まりました。田植えシーズンの到来です。我が家の畑の、道路をはさんだ向こう側に休耕田があります。草ぼうぼうの状態ですが、その一画に多数の育苗箱が並び、稲苗が育っています。朝、畑へ出かけると、稲苗に水をやっているKさんの姿をよく見かけます。水は、道路脇に停めた軽トラックの荷台に載せた大型貯水タンクの水で、そこからエンジン噴霧器で灌水ホースを通して水を送っています。この散水そろそろ終わりをむかえます。畑には、先月の4日に植えた (art20-0235) 夏野菜が育っています。道路に近い方から、一列目にトマト(4本)、ナス(4本)、2列目にピーマン(4本)、パプリカ(4本)、そして3列目にキュウリ(3本)、ミニトマト(4本)、そして、防風ネットの小さな囲いの中でスイカ(3本)が育っています。
パプリカは、購入時の苗が小さかったこともあり、今も背丈が低く、頼りなげです。加えて、一昨夜、畝端のパプリカの茎が何者かに齧られ、上部が倒れていました。新芽を含めての切断ですから困ったものです。この時期、ピーマンやパプリカの幼葉がナメクジによく食べられるのですが、茎が齧られるとは考えが及びませんでした。
茎を齧ったのは、ネキリムシかダンゴムシだと推察しています。ネキリムシは苗の茎を地際で齧り倒すと言われています。被害を受けたパプリカは地際よりかなり上部を齧られていますが、食べ方は、まさしくネキリムシのものです。根元周りの土を浅く掘り起こして、ネキリムシを探したのですが見つかりませんでした。一方、ダンゴムシは、生の茎葉は食べないと思っていましたが、昨年、キュウリの根元に近い茎がダンゴムシに齧られ、それ以降の蔓を枯らしてしまいました。この時は、茎に取りついている数匹のダンゴムシが目に焼き付いています。
今年は、稲藁を厚めに敷いてマルチングしています。その為、稲藁の下の土壌は湿潤な状態を維持しています。稲藁をめくると、ダンゴムシとワラジムシに混じって、ナメクジがいます。ナメクジは、日中は稲藁の下でじっとしていますが、日が落ちて暗くなると動き出し、主に葉を食べます。昨年は、この時刻になると、家内と一緒に、懐中電灯と割り箸を持って畑へ出かけ、葉に取りついているナメクジをみつけては割り箸で摘まみ、踏み殺していました。今年は、方針を変えて、日中、稲藁マルチングの下でおとなしくしているナメクジを捕殺することにしました。稲藁をめくってのナメクジ退治は面倒な作業ですが、それなりに葉の食害は減っています。
ここしばらくは、ナメクジ退治と水やり作業が続きます。
これまで、水やりの水は、小屋横の大型貯水容器に溜まった雨水を使っていましたが、底をつきましたので、川から汲んでくることになります。桶を二つ荷車に載せて、畑と川を往復します。稲苗の散水でKさんが用いていたエンジン噴霧器と長いホースがあれば、川の水を小屋横の大型貯水容器へ送ることができるだろうにと、思いながら、柄杓手で川の水を汲み上げて桶に入れることになります。それでも、畑の近くに川があるので助かります。