インターネットのトラブル
2020 06 15 (art20-0246)
湯梨浜町に移住後、横浜で使用していたモバイル型ルーターWiMAX2を使ってインターネットに接続していました。しかし、電波塔が近くにないのか電波の届きが今一でしたので、パラボラアンテナを自作しアンテナレベルを上げることで通信の安定化をはかりました (art19-0110)。しかしながら、時々、アクセスに時間がかかったり、つながらなくなったりしましたので、地元のインターネット回線、TCCネットを使うことにしました。TCC(鳥取中央有線放送株式会社)は、琴浦町所在のケーブルテレビ局で、琴浦町、北栄町、そして、湯梨浜町エリアをカバーしています。TCCが運営しているTCCネットの利用を昨年9月に開始しました。以来、大きなトラブルもなくインターネットを使っていたのですが、このところ、午後8-10時の時間帯につながらなくなりました。家内のPCやネットラジオ用PCも同じ症状を示しました、また、WiFi無線ルーターとPCをコードで接続してもつながりませんでした。問題は、PCやWiFi無線ルーターではなく、TCCネット回線にありそうでした。
毎日起こるトラブルでしたから何とかしようと、TCCネットのカスタマーサポートセンターに電話をかけました。電話番号0858-53は琴浦町の市内局番ですから、サポートセンターがTCC本社の建屋の一室に在るものと思っていましたが、そうではなさそうです。電話に出たWさん(女性)にサポートセンターの所在地を尋ねたのですが、個人情報なので返答できないとのことでした。トラブルの状況を説明しましたが、途中、ちょとした情報が必要になり、一旦電話を切ってもう一度かけ直すことになりました。数分後電話をかけると、WさんではなくMさん(女性)が電話に出ました。ちょっとした情報をWさんに伝えたいと告げると、できないとの返答です。Mさんの近くにWさんがいるものと考えていましたから、ちょっと替わってくれるよう頼みました。これまた、できませんとの返答です。Wさんから要求された情報ですから、本人に伝える必要がある旨を長々と説明し、どうにか、Wさんに替わっていただきました。その情報をWさんに伝え、中断していたトラブルの状況説明を続けることができました。しかし、原因の所在に思い当たることがないようで、結局、回線の通信状況を調べるように ”業者” に依頼するとのことで、”業者” からの連絡を待つようにと指示されました。
サポートセンターが何処にあるのか気になり、琴浦町のTCC本社の事業部に電話をかけました。対応に出たNさんも、明言はしませんでしたが、サポートセンターはTCC本社にはなく県外のどこかにあることだけはわかりました。サポートセンターへ電話した経緯を話すと、サポートセンターのWさんが依頼する "業者" は、他でもなく、TCC事業部であることがわかりました。Nさんは、まだ依頼が来ていないと言いながらも、これからすぐに、回線の通信状況を調べると言います。調査の結果が分かり次第、連絡してもらうことにして電話を切りました。
暫くして、電話があり、回線の通信には問題がないようだが、回線の末端にある告知機で切断が起きているので、告知機の交換を勧められました。告知機は、湯梨浜町の各戸に備え付けられている放送受信音声機器で、区の連絡放送に使用されています。時には、果物や魚をトラックに積んだ行商人が、“きょうの目玉商品” の宣伝に使っています。凡夫はこの告知機にWiFi無線ルーターを接続し、家内のPCを含む複数のPCと電波でつないでいます。
湯梨浜町役場の企画課へ電話し告知機の交換を依頼すると、すぐに新しい告知機に交換してくれました。その結果、8-10時の時間帯に起きていたインターネットの接続障害は解消しました。クリック応答が速くなっているようでしたので、通信速度を測定してみたところ、納得できる数値を得ました。応答速度(ping=28.87ms)と伝送遅延時間の変動値(jitter=1.45ms)から、応答が速く、安定した通信であることが分かります。また、通信速度は、上下とも35Mbps以上でしたので、十分です。
ところで、8-10時の時間帯のインターネット不通に告知機はどのように関係していたのでしょうか。