今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

キュウリの病気

2020 06 25 (art20-0249)
先日のブログ "畑の様子 (6月中、2020年) " (art20-0247) で、野菜が順調に生育していることを伝えました。その直後、キュウリの葉面に異変を認めました。

雨天が数日続きましたので、野菜にカビが繁殖しているだろうと考え、雨が上がった日の翌日、殺カビ剤を散布しました。これで大丈夫だろうと思っていた翌々日、キュウリの葉に淡黄色のしみ様の病斑が現れました。
糸状菌 Pseudoperonospora cubensis による “べと病” が頭に浮かびました。しかし、殺カビ剤を散布しましたから、カビによるものとはちょっと考えられません。ベト病によく似た初期症状を示す病気に “斑点細菌病” がありますから、こちらではなかろうかと思い、判定するため少し様子をみることにしました。翌日になると病斑部が白く退色し、小さな穴があいている箇所も見られました。斑点細菌病(病原菌:Pseudomonas syringae)です。

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対応策は、病斑の出た葉の除去と抗細菌剤の散布です。病葉を切り取りました。大きく成長した葉を切り取るには抵抗があったのですが、ここは感染拡散防止と割り切って、沢山の病葉を除去しました。そして、薬剤、サンボルドー、を急遽、ホームセンターで購入し、水に溶かして葉面に散布しました。サンボルドーは銅イオン薬剤で、銅イオンは殺菌作用をもつと言われています。発症してしまった斑点細菌病にどの程度の効果があるのか疑問でしたが、他剤の選択肢がありませんから、お試し散布と言った感がありました。
その日の夕方、いくつかの葉に大きな病斑が見られました。それらの葉は、見落とされた病葉だと思います。薬剤散布後にも病状が進行し、病斑が目立つようになったのでしょう。そうした葉の病原菌が健康な葉に感染しないのであれば、放置しても良いのですが、どうなるか分かりませんので、ここは、病斑が目立ってきた病葉は切り取ることにしました。
3本の株すべてが斑点細菌病におかされましたが、北側の株は特にひどく、病葉だけでなく親づるをも地上近くから切断しました。幸い、親づるの残茎から子づるが2,3本出ていましたので、この株は子づるに託します。南側の株では、親づるの葉をごっそり切り取ることになり、親づるの茎がむき出し状態で、不格好になりました。先日の ”畑の様子 (6月中)" の写真と比べると見る影もないほどの変貌です。P. syringaeよ、おとなしくしてくれねーかと、天を仰ぐことになりました。

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こうした予期せぬことが起こると、がっかりしますが、あれこれ考えることができてこれはこれで楽しいものです。なかなか思い通りになりませんから、これでよしとすることができません。野菜だけでなく、生き物を相手にしていると、うまくいかないことが多々あります。場合によっては、うまくいく方がまれなこともあります。だから、面白いのだと思います。正解があるのかないのか分からない世界、どうやったらよいのか分からない世界です。で、自分なりにやってみることになります。やってはみますが、本当のところ、どうなるか分からない、これが面白いのです。

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