小鹿渓の紅葉
2020 11 12 (art20-0289)
昨年の秋に続いて、今年も、紅葉を楽しみに小鹿渓へ出かけました。昨年は、夜温が下がらなかったためか、落葉が進行し、葉の色変わりも中途半端で、がっかりでした(art19-0186)。今年は、夜温が下がり、日中との気温差が大きい日が続いたので、葉の色付きが良好だろうと期待していました。先日の8日、青空に誘われて、お昼前に、おにぎりと水筒を携えて出かけました。小鹿渓は、三徳山の南麓を流れる小鹿川の上流域にある渓流です。我が家から渓流まで、30分のドライブです。
ほぼ満杯状態の駐車場(20台程のスペース)に車を止めて、早速、渓流沿いの遊歩道に入り上流へ向かって歩き始めました。見事な紅葉です。あちらこちらに目を奪われながら歩くことになり、時折、ころびそうになります。昨日の雨で道が濡れていて、段差のある箇所などは滑りやすくなっています。一度に一つのことしかできなくなってきていることを自覚し、要所要所に立ち止まっては、目を向けることにしました。
途中、遊歩道から外れて、渓流の傍の石に腰を下ろし、おにぎりを食べました。足下には白っぽい巨石と澄んだ水の流れ、周りを幾重にも取り巻く木々の葉の赤や黄の濃淡色と羊歯の緑色。贅沢な昼食です。ゆっくりと昼食を済ませた後、遊歩道に戻り上流の終点まで歩きました。
帰路は、渓流に伴走している舗装道路を、渓流を眼下に、向山の斜面を正面に見ながら、下りました。