藤の花
2021 5 6 (art21-0339)
GWの中日の3日、降り続いた雨が上がり朝から青空が広がりました。午後、近所のあやめ池公園に出かけて藤の花を見てきました。藤の花は、”花ごよみ” (art21-0332) に、この時期の花として案内されています。一周約200メートルの藤棚から藤の紫色の花が垂れ下がり、西からの風に揺れている様子は云々、と書きたいところですが、残念ながら、藤の花はぼぼ終わっていました。それでも、GW中らしく、公園の駐車場は満杯で、園内には子供連れの家族と老夫婦の姿を多数見かけました。ぶらぶら歩いている人、芝生に座り込み飲食している人、ベンチに腰をおろして歓談している人、いろいろです。
その日の藤はよくなかったのですが、実は、一週間前にも公園を訪ねています。その時の藤の花は、開花初期らしく、花房の上半分の花が咲いていました。花弁に張りがあり、藤棚の下に立つと甘い香りを感じました。見頃にはちょっと早いかなと思いましたが、それでも、藤の花を存分に堪能できました。
あやめ池公園は、東郷湖周辺の東郷湖“羽合臨海公園”の一つで、東郷湖の東側、藤津地区に位置します。公園は8,557平方メートルの広さがあります。公園の中央に設けられた大きな人口池の周辺を完備された遊歩道が取り巻いています。左右に水性植物と陸生植物を眺めることができます。
記憶に残る藤の花は宇治の平等院のものです。写真の日付が、2015年4月29日となっていますから、家内と横浜から京都へ移住して2年目の春です。その日、GWが始まり、ちょっと遠出したのでしょう。ここの藤棚はよく手入れがされていることが分かります。花房が互いに絡むことなく、まっすぐ下方に垂れ下がっています。長いものは1メートル程ありました。また、花房の大多数の花が、同時に競うように咲いています。整然と調和のとれた花姿です。”お見事” そして ”さすが” です。