コガネムシ類
2021 7 22 (art21-0356)
先日のブログで、セマダラコガネムシを題材にしましたので (art21-0353)、他のコガネムシ類も取り上げることにしました。野菜畑の北側には、プルーン、ウメ、カキ、イチジク、ポポーなどの果樹を植えています。7,8月になると、コガネムシの成虫がやってきて、果樹の柔らかい葉を食害します。コガネムシは夜行性で、葉の摂食はもっぱら夜間です。日中は、葉の裏や土や藁の下などでひっそりしていますから、昼間、むしゃむしゃと葉を食べる姿を見ることはほとんどありません。食害された葉をみて、コガネムシによる被害に気付くことになります。
プルーンの上方の枝の葉が食い荒らされて、穴ぼこになっているのを見たとき、唖然としました。該当しそうな加害虫を探しても見つからず、被害状況は日に日に悪化しました。日中探しても見つかりませんから、暗くなってから探すことにして、懐中電灯を手に畑へ出かけました。ライトに照らされたプルーンの葉に、コガネムシを見つけました。以来、無力を感じながらも、夜な夜な、コガネムシ退治を行っています。
コガネムシによる葉の食害は、プルーンだけでなく、カキやポポーでも見られます。被害葉は、大きく齧られて穴ぼこになっていますから、よくわかります。
捕まえたコガネムシ類の多くは、アオドウガネです。アオドウガネは、コガネムシとよく似ていますが、コガネムシのようなピカピカした金属的な光沢がないことと、腹部に毛がありますから、容易に区別できます。一方、数は少ないですが、ドウガネコガネ(左下)やコフキコガネ(右下)もいました。