金魚(3)
2022 1 27 (art22-0410)
2019年 4月のブログ (金魚2) に、大型水槽 (60 x 30 cm) で8匹の金魚を飼っていると書きました。出目金1匹と和金7匹。出目金は京都の祇園祭の時、露店の “金魚すくい” で手に入れたものです。和金は、京都に転居した際、横浜から連れて来た金魚が産んだ卵から育てたものです。その後、出目金が死に、和金も4匹死んでしまいました。残った3匹の和金が、中型水槽 (40 x 26 cm) で泳いでいます。
先日、金魚に水カビ病(綿かぶり病)が発生しました。尾びれや胸びれ、鰓や口元に、白い綿状のものが付着していました。これは、常在性の糸状菌によるもので、金魚が元気であれば寄生して増えることはないのですが、水槽の水質が悪化し、金魚が体調を崩して抵抗力が弱まると寄生し繁殖します。この糸状菌は低温で発生しやすいと言われています。
早速、定番の処置、0.5%の食塩水を作り、金魚を移しました。そうした塩水浴を2日間行うと回復するものですが、今回は、一番小型の1匹が、回復しません。水槽の底に横になって沈んでいます。回復し元気になった2匹を別の水槽に移し、塩水を新しく作り直して、塩水浴を継続しました。しかし、翌日も、底に沈んだまま動きません。もうだめかと思い、庭の一画に穴を掘り、土葬の準備をしました。小型とはいえ、随分大きく生長していますから。庭木の根をさけて、それなりの大きさの穴を掘るのは厄介です。どうにか、穴をあけ、屋根瓦をかぶせて、準備OKです。
さて、翌朝、埋めてやろうと水槽を覗くと、時折、動いています。少し動いては横になります。しばらくして、また動きます。これには、驚きました。死んでいるものと思っていましたから。数日後、立位を保てるようになりました。
いまでは、3匹とも、元気に泳いでいます。餌をあげようと水槽に近づくと、寄ってきます。金魚の餌は、テトラゴールドベーシック「金魚のビタミン強化基本食」です。これだけで、何年も生きているのですから、よっぽど、栄養バランスがよいのでしょう。