ポポーの花
2022 4 25 (art22-0435)
畑の南側に車庫として使っている納屋があります。その納屋の後ろに、ポポーの木が3本植わっています。2018年10月、奥津温泉の道の駅で、ポポーの果実を目にして、懐かしさのあまり、1パック購入しました。子供の頃、近所のKさんの裏庭にポポーの木があり、熟れた果実をもらって食べたことを覚えています。道の駅で手に入れたポポーを追熟させる為しばらく放置し、柔らかくなったところで食べました。子供の頃に食べたポポーの味そのものでした (art18-0067)。
自分でも栽培してみようと、その年の秋、近くのホームセンターで、ポポーの苗木3本を購入しました。そして、畑の納屋の傍に植えました。
4年目の春、花が咲きました。花はチョコレート色の6枚の花弁が3枚ずつの二重構造です。中には、雌しべと雄しべがあります。
ポポーは雌しべと雄しべの両方を持つ花(両性花)を付けますが、雌しべが雄しべより先に熟する ”雌性先熟” のため、自家受粉しにくい花と言われています。確かに、若い花を覗くと、突き出た雌しべの先端は粘液がでていて、いつでもOKのようですが、雌しべの根元部の雄しべの花粉は塊状で、飛び出る気配はなく、まだ準備ができていないようです。これでは、花内での受粉はできそうにありません。
先に咲いた花から花粉を集めて、若い花の雌しべの先端につけてやりました。これで受粉し着果すると思います。が、初めての試みなので、実際のところどうなるか分かりません。楽しみが一つ増えました。