羽衣石城の兎石とカマキリ
2022 10 1 (art22-0481)
1日の土曜日、天気があまりに良いので、何処かへ出かけようと相談し、羽衣石城へ行くことにしました。お昼前の出発です。途中、パン屋の “パパン” で購入したパンをリュックに詰めて。駐車場(登山口)から登山道が2本でています (art20-0284)。左手の「搦め手口コース」には工事中とかで通行禁止の札が掛かっていましたので、右手の「大手口コース」をとりました。登山道は階段状の登りの連続です。ゴール近くになると、巨大な岩が登山道にせり出ています。20分ほどで、ゴール地点 (標高372m) の本丸に着きました。
模擬天守の裏側からの眺めは最高です。眼下に、東郷池と羽合平野、そして、日本海が広がります。天神川と馬の山も見えます。石畳に腰を下ろして、“パパン” のパンを食べてゆっくりしました。
天守を後ろに帰路につくとすぐ、数歩後ろを歩いていた家内が「うさぎがいる」と言います。「えっ、どこに」と振り向くと、道端の大きな石を指さしています。引き返して石をみると、兎に見えないことはないのですが・・・。家内の個人的感性に敬意を表して、”兎石” と呼ぶことにしましょう。
道端にシシウドの花が咲いていました。傘状に白い小さな花が密集しています。一つの花径にカマキリがいると家内が教えてくれました。見ると、カマキリのすぐ前にショウリョウバッタがいます。両方とも、じっとしています。どうやら、カマキリはバッタを狙っているようです。ハンティングを見ようと、二人で、目を凝らしていること数分、カマキリは間合いを縮めては静止していましたが、突如、前脚を伸ばしてバッタを捕獲しました。一瞬です。こうしたハンティングシーンは、TVなどの映像を通して目にすることはありますが、実際に見る機会はなかなかありません。貴重です。
「あっ、食べてる食べてる」と家内は繰り返していました。