今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

干し柿 (2022)

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今年も、南側の軒下に柿がぶら下がっています。

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柿は、平核無です。今年の果実は大きくなりました。先日、1回目の干し柿作り用に300個の果実を収穫しました。まだ、木には沢山の果実が残っています。総数600個はいきそうです。大きな果実が沢山とれるのは良いことですが、なにぶん小さな柿の木ですから、無理をさせたのではないかと思ひ、栽培者としては複雑です。ただ、毎年のことですから慣れはしましたが。

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我が家では、作った干し柿を冷凍庫にいれて保存します。そうすることで、食べたい時に食べることができます。干し柿は甘くて美味しいので、ついつい沢山食べてしまいがちです。

しかし、多食には注意が必要です。渋柿の成分であるタンニン(シブオール)は、胃酸と混ざると食物繊維と強固に結合し,固形化して石のような塊りになります。これは “柿胃石” と呼ばれています。柿胃石は胃粘膜を傷つけたり、消化管に詰まったりして、吐き気、嘔吐、胃痛、場合によっては腸閉塞を引き起こします。
干し柿は、タンニン成分を不溶化させて舌の味蕾を刺激しないようにしている ( art18-0072 ) だけで、タンニンはしっかり残っていますから、干し柿を多食すると胃石が形成されることがあります。また、甘柿にもタンニン成分はありますから、干し柿だけでなく、甘柿も、多食すると、柿胃石による腹痛をおこすことがあります。

かくいう凡夫も、柿の多食による腹痛体験者です。
小学生の時、右下の腹部に痛みがあり、病院へ行きました。しばらく、様子をみるため、ベットに横になっていたのですが、腹痛はひどくなり、熱が上がってきました。虫垂炎と診断されて、開腹手術を受けました。ところが、切除した虫垂に炎症はありませんでした。腹痛の原因は、腸閉塞でした。幸い、閉腹する前に、腸管のしこりに気づいて、対処できたとのことでした。しこりに気づかず閉腹していたら、大変なことになっていたかもしれません。
柿を沢山食べたことがわかると、それが腸閉塞の原因だろうと、医者は言っていました。以来、柿は、生柿でも干し柿でも、一度に沢山食べないようにしています。今は、一度に一個です。


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