手入れー山の畑のキウイ
2023 3 27 (art23-0531)
鉢植えのキウイの芽が膨らんできました。このキウイは、昨年の春にホームセンターで購入した苗木を鉢に植えたものです。品種はニューエメラルドで、両性の花を咲かせますから、一本で結実します。今年の2月下旬に大型の鉢に植え替えました。芽は古い枝と新しい枝から出ています。後者の芽から伸長する新梢には花が付くかもしれません。両性花がどんなものか実見できるかな、と期待しています。楽しみです。
キウイは、山の畑にもあります。長い間放って置かれたキウイで、野生化しています。昨年の11月、果実が成っていたので食べてみました。食べられないことはなかったのですが、旨いとはとても言えないしろもので、まあ天然の味と言ったところでした (art22-0491)。
旨いキウイを成らせるには、栽培管理が必要です。やってみようと思い、手を掛けています。その1段目が、ハゼノキの大木の伐採でした (art23-0526)。ハゼノキの大木が、キウイ畑の南西にでんと立ち太陽光を塞いでいました。大木が無くなり、光がキウイに届くようになりました。
2段目が今回のつるの整理です。
キウイはつる植物ですから、野生化すると、典型的なつる植物の様相を帯びます。キウイの枝は他の木の枝に巻き付いたり、キウイの枝同士で巻き付き合います。こうしたつる状の枝は、花芽をつけることなく、ひたすら伸びていきます。そして、樹冠に届き、巻き付くものが無くなると、からくも花が咲き、結実します。キウイの栽培管理の一つは、つるの状態にならないように育てること、です。
個々のつる枝を剪徐するのは手間ですから、幹を、根元から2,3メートルのところで、切断しました。そして、切断面が地面に触れないように、切断した幹を、竹の棒を立てて、くくりつけました。時期が時期なので、切断面から樹液がしたたり落ちましたが、放っておくことにしました。そのうち止まるでしょう。
今年か来年には、くくり付けた幹や枝から新芽が出てくるでしょう。