今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

ポポーの幼果、大きくなる

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5月15日のブログページに、ポポーの人工交配数日後の子房(幼果)の写真を載せました (art23-0545)。それから、ほぼ1ヶ月、幼果は大きくなりました。

ポポーの木の輪郭が大きく見えます。大きく生長した葉が重なり合って木全体を覆っています。まだ葉は柔らかく少しの風で揺れていますが、そのうち、硬くなり、微風では動かなくなります。

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ポポーの幼果は葉の間に見え隠れしています。幼果と呼ぶことがためらわれるほど大きくなっています。サイズ的には食べれそうです。しかし、9月上旬が収穫時期ですから、まだ2カ月半もあります。
ポポーの木は3本です。昨年は、大きく生長した奥の木から2個の果実が収穫できました。今年は、3本とも大きな幼果を付けています。手前の2本には1,2房、奥の木には5,6房です。房あたり1-4個の幼果が付いています。なお、生長の良くない幼果は切り落としました。

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ウィキペディアには、ポポー(英名: pawpaw、学名: Asimina triloba)は、バンレイシ科のポポー属に属する樹木の1種、または食用とされるその果実のことである。ポーポーやパポー、ポポーノキ、ポポともよばれる、とあります。
果実は楕円形の液果であり、果肉は黄色く柔軟粘質で甘く芳香をもち、「森のカスタードクリーム」ともよばれる。バンレイシ科の中では最も耐寒性が高く、北米東部原産である。明治期に日本に持ち込まれたが、果実が日持ちしないため大規模な商業栽培はされていない、と記述は続きます。

バンレイシ科の果物で有名なものは、チェリモヤです。果実は白いクリーム状で甘味が強く、世界3大美果(他はパイナップル、マンゴスチン)の一つとして知られています。チェリモヤとバンレイシとを交配したアテモヤは、甘さが強くパイナップル様の芳香と酸味をもちます。これらは熱帯-亜熱帯で栽培されています。

ポポーを作ってみようと思い立った契機は、5年前、たまたま立ち寄った道の駅 ”奥津温泉” で販売されていたポポーの果実に出会ったことです (art18-0067)。岡山県と鳥取県の県境の山間部の畑で栽培されているようですから、ポポーが耐寒性をもつことは納得できます。北海道でも栽培できると聞いています。ポポーはバンレイシ科のなかでも、ちょっと変わり種でしょうな。


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