キウイフルーツの開花
2025 6 2 (art25-0757)
キウイフルーツは今年注目して栽培している果樹の一つです。他には、レモンとネーブルオレンジがあります。4月21日のブログで、新梢の基部の2,3節に付いた葉の基部に蕾ができてきたことを書きました (art25-0745)。
その後、蕾が大きくなると同時に花梗が伸びて、花梗の先に蕾がぶら下がるようになりました。この状態で、すこしずつ蕾がふくらみ、5月21日に蔓の先端部の蕾が開花しました。それに続いて、他の蕾も開花しました。白い花びらの大きな花です。

開花3日後には花びらが黄化し、5日後には、花びらが落ちて、子房が露出している花も見られました。


その後、10日ほど経ちますが、子房は、大きくなりません。それどころか、色が黄ばんできました。指先でつつくと、花梗の付けねからポトリと落ちます。どうやら、着果しなかったようです。受粉がうまくいかなかったのでしょう。
キウイフルーツの品種はニューエメラルドです。雄しべ/花粉と雌しべの両方が機能する花(両性花)をつけるので、1本でも実がなると言われています。しかし、今年は全滅のようですから、何かをしなければ実が付かないのでしょう。
両性の花をつけると言っても、自花受粉で受精するとはかぎりません。雄しべ/花粉と雌しべの成熟に時間差があれば、受粉には他の花が必要です。葯が裂開して花粉が飛び散っていたようですが、それは、花びらが大きく開いてからでした。その時には、雌しべの柱頭は受粉能力を失っているように見えました。
どうやって受粉させるか、来年の課題です。
