コガネムシの退治中、頭をぶつける
2025 7 28 (art25-0773)
朝方と夕方の2回、畑を見回りがてら、ちょっとした作業を行っています。その一つがコガネムシ退治です。コガネムシがプルーンの木に飛来し、葉を食い荒します。有効な薬剤があればよいのですが、今のところ、見あたりません。で、退治はもっぱら捕殺です。樹上のコガネムシを見つけては、棒で叩いて昆虫ネットに落し込み、殺します。
しかし、この方法で対応できるのは、数匹のコガネムシです。多数になると、これでは手間と時間がかかりすぎますから別の方法で捕まえます。コガネムシは、危険を感じると動かなくなり、死んだふりをします。擬死です。この習性を利用します。プルーンの枝の下にビニールシートを敷いて、枝を揺すると、コガネムシがシートに落ちて、じっとしています。多くが背を上に向けていますが、なかには、腹を上に向けたままのコガネムシもいます。シートに落ちたコガネムシを拾い集めて、殺します。夕方よりも朝方の方が、多く落ちてきます。

ところで、揺する枝を変えるごとに、ビニールシート(2mx2m)を移動させていますが、この時、頭を枝にぶつけます。細い枝ならば、どうと言うことはありませんが、太い枝だと、赤く膨れ上がります。ときには、傷になります。
人は何度も痛い目にあうと、注意するようになると言われていますが、こうしょっちゅうぶつけているようでは、もはや人ではないのでしょうか。では、何になるのでしょうか。うーん? 虫かな、さしずめコガネムシ? あるいはすっからかんか抜け殻? まあ、ごちゃごちゃ考えてもせんないことですから、これは老化の側面であると思うことにします。注意力、特に、分配的注意力と転導性注意力が低下しているのでしょう。鴨居に頭をぶつけることと同列です。(art20-0280)。とは言え、ぶつけると結構痛いので、これはこれで困ったことには違いありません。