ニューエメラルド(キウイフルーツ)の果実
2025 12 8 (art25-0811)
畑の片隅で、1本のキウイフルーツを育てています。品種はニューエメラルドです。この品種はおしべとめしべがともに機能する花(両性花)を咲かせるので、1本で自家受粉して結実すると言われています。6月2日のブログに、開花と開花後の様子を書きました(art25-0757)。花が咲いて数日後、花びらが落ちて子房が見えてきたこと、10日たっても、子房は大きくならず、黄ばんできて落ち始めたこと、を。
自家受粉がうまくいかなくて着果せず、全滅だろうと思い、そのまま放っておきました。
ところが、多くは落ちてしまったのですが、幾つかの子房はいつまでも落ちませんでした。花柄/果柄がしっかりしてきて、子房が、少しずつ膨らみ、丸形から楕円形に変わってきました。キウイフルーツの幼果です。幼果はその後も、ゆっくりと肥大をつづけました。夏を過ぎると肥大が止まりましたが、そのままにしておいて収穫日を待ちました。
6月13日。
6月30日。
7月8日。
先日収穫しました。果実は、長俵型で、大きいもので5cmほどでした。重さは30g前後でした。 ニューエメラルドの栽培レポートサイト(みんなの趣味の園芸)には、果実は、長楕円形で、大きさは8cm前後、重さは80-100g、とあります。これに較べると、今回の果実は、かなり小型です。
実った果実は、自家受粉で結実したものでしょうか。あるいは、単為結果で肥大したものでしょうか。種の有無が一つの判定基準になります。果実を切ってみたところ、多くの種が確認できました。どうやら、自家受粉で結実したようです。
さて、我が家の畑で、初めて収穫できたキウイフルーツの味は、どうかと言えば、まぎれもなくキウイの味でした。ただ、小さいので、食べがいがありませんでした。なお、収穫時、硬かったので、リンゴといっしょに袋に入れて追熟させ、柔らかくしました。
1本の木で、結実することが分かりましたから、来年は、大きな、できれば7cmを超える、果実を実らせようと思います。