ダイコンのとう立ち
2019 03 21 (art19-0117)
昨年の9月12日に播いたダイコンは、12月下旬には十分に肥大しましたので、収穫して食べました(art18-0093)。収穫は今年の2月上旬まで続きました。最後の方に収穫したダイコンは、旨みがなくなっていました。旨いダイコンを食べるには適時に収穫することが肝要のようです。長く畑に放置することは、味の点から言うと、良くないことが分かりました。これとは別に、昨年の10月19日にもダイコンの種を播きました。こちらは、落花生を収穫した(art18-0068)跡地に播いたものです。時期的に無理かなと思っていましたが、案の定、3月に入ると、ダイコンは地下部が少し肥大した状態でとう立ち/抽苔が起こりました。
光に感応する部位は葉であり、そこで形成されるフロリゲンが、花芽が形成される部位(茎頂分裂組織)へ移動し、花芽形成を促進することは、よく知られています。一方、低温に感応する部位は、茎頂分裂組織そのものであると言われています。そうだとすれば、低温感応性は一過性である可能性があります。低温に感応して花芽形成が予定された部位が除去されてしまえば、更なる低温に遭遇しないかぎり、もはや新たな部位での花芽は形成されないような気がします。
ダメ元で、ちょっと、試してみることにしました。下部の葉を少し残し、花芽を含む上部をごっそり切り取りました。この状態で、しばらく、様子をみることにします。