今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

強く噛み過ぎて歯根を痛める

2020 12 28 (art20-0302)
今年もあと数日です。天気予報では明後日 (30日) から雪になるとか、困ったものです。大晦日も間近かになり、このまま何事もなく新年を迎えるつもりでしたが、雪予報もさることながら、我が身にもちょっとしたことが起こりました。

先日、家内とふかし芋を食べていた時、「ガキ」と口元から音がしました。家内にも聞こえたようで、「どうしたの」と問いますから、ちょっと間をおいて、「歯と歯がぶつかったようだ」と言いました。ふかし芋に石でも混じっていたのかと思い、異物の正体を探ろうと数回咀嚼しましたが何もみつかりませんでしたので、上下の歯がぶつかって発生した音と判断しました。かなり大きな音でしたから、よっぽど強く噛んだのでしょう。口に含んでいたものが芋ですから、強く噛む必要はない筈ですが、どうしたことか、強く噛み過ぎて歯に歯をぶつけてしまったようです。

食べ物を噛む時、上下の歯は接触することはなく、1-2mm程度あいていると言われていますから、上下の歯がぶつかって音を立てることはない筈です。更に、食べ物の硬さによって、噛む力(咀嚼力や下顎運動)はコントロールされています。これは、噛んでいる時の口腔感覚(歯根膜感覚や閉口筋筋感覚)からの情報を脳幹が受け取って、口腔領域の筋に指令を送ることで行います。大脳皮質を介しませんから、無意識のうちに噛む力の調節が行われていることになります。ふかし芋は柔らかいので、強く噛めとの指令は送らない筈です。

ストレスや緊張した時など、上下の歯を密着させることが知られています。こうすることによって、思考や運動の能力を上げることができます。しかし、凡夫の場合は、ストレスと言うより、ふかし芋を食べていた時に、いっとき何かに気をとられて、大脳皮質から何らかの命令が出て、脳幹への伝達(柔らかい食べ物であること)、あるいは、脳幹からの指令(軽く噛むこと)が乱れ、誤って、噛む力が増強されたのでしょう。
いずれにしろ、歯根には相当な衝撃だったようで、数日、上下の歯が浮いたような感覚にとらわれました。その後、ぶつけた上下の歯だけに違和感と歯茎の腫れが残り、口元に触れると痛みがあります。出来るだけ、その歯を使わないように食事をしていますが、側切歯だけに不便でしょうがありません。

今回の出来事が老化と関係しているのか分かりません。以前のブログに、年をとることによっておこる心身の変化として【鴨居に頭をぶつけること】(art20-0280) と、【工具を置き忘れること】 (art20-0281) を取り上げました。その変化のリストに、今回の出来事を加えるべきかどうか。おそらく、判断の一つは、繰り返し起こるかどうかだと思いますから、近々に、もう一度、同じようなことが起こったときにリストに加えるとして、今回は保留にしておきましょう。

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