クワイ、すっかり枯れました
2021 11 18 (art21-0390)
今年の5月、旧苗田にクワイ床をつくりました。深さ40cmの穴を掘り、ブルーシートを敷き詰めて土と水を入れただけの簡単な床です。そこに、近所の農家から分けていただいたクワイの種芋を植え付けました (art21-0342)。クワイは、広く出回っている青クワイではなく、白クワイです。10日ほど経つと、水面から矢じり形の幼葉がでてきました (art21-0345)。7月の豪雨で一時水没していましたが、水性植物らしく、水没による被害をうけることなく、水が引くと元の姿を見せました。8月、9月と生育は順調でした。この時期、葉の数を増やさないように “葉かき” 作業を行いました。黄変した葉や新葉を地際から摘み取りました。
10月に入ると矢じり形の葉の一部が黄変した葉が目立つようになりました。下旬には、葉色が薄くなり、枯れ葉が多くなってきました。11月に入ると、ますます枯れがひどくなり、緑色を保っている葉は数える程しかありません。
現在、地上部の葉は葉柄を含め地際から全て枯れてしまいました。
残る作業は収穫です。クワイの塊茎はできているのでしょうか。塊茎は地下に伸びたほふく茎の先端にできますから、床の上から見ただけでは塊茎ができているかどうか判定できません。ただ、地際の葉柄を突き抜けて、太いほふく茎が何本か下方に伸びていますから、その先端に大きな塊茎ができているだろうと推測、否、期待しています。しかし、実際どうなっているかは、掘り起こしてみなければ分かりません。
さて、いつ掘り起こしたものやら。地上部が枯れてしまいましたから、いつでもよさそうです。ただ、楽しみは、先送りにした方が長く保てますから、しばらくはこのままにしておくつもりです。