木製スプーン-電動工具
2022 2 21 (art22-0416)
気温が上昇した日中の数時間、木工作業を行っています。裏の納屋の2階に設けた作業場は隙間だらけで、外と同じ温度です。体が冷えると、腹の調子が悪くなりますから、寒い所に長居はできません。せいぜい、1,2時間です。昨日は寒くて、作業ができませんでした。今朝、起きてみると、外は真っ白です。15cm程の積雪かな。早速、防寒着を身にまとい、玄関前の雪かきと庭木の雪下ろしを行いました。そして、朝食です。
さて、木工の話です。以前、桜桃の木でスプーンを作りました(木製スプーン(1)、木製スプーン(2))。その時は、厚板材に描いた外形線にそってナイフで削り、サンドペーパーで磨いて成形しました。滑らかになったところでエゴマ油を塗って仕上げました。
幾本か作ってみて、ナイフで削って形を出す作業とサンドペーパーで磨いて成形する作業が結構大変なことがわかりました。木を削ったり、磨いたりする作業自体を楽しむ人にはよいのでしょうが、本格的に、あるいは、いろいろな形のスプーンを作りたい人には、手作業で加工するのは面倒です。そこで、機械の力を借りようと、電動工具(バンドソーとベルトサンダー)を通販で手に入れました。
バンドソーは帯状のブレード(鋸刃)が上から下へ高速で動くことで、材を切ります。幅の狭いブレードを使うと、糸鋸のように曲線切りができますから、外形線にそって厚板材を切断できます。
安価であること、懐が深いことの2点から、リョービの製品 (TBS-80) を購入しました。セリガイドがベアリングでなく金属棒であるため、ブレードとセリガイドが擦れる音がします。安物ですからしかたありませんが、スプーン程度の型切りにはこれで十分です。
ベルトサンダーは、ベルト状のサンドペーパー(紙やすり)が一方向へ移動することで、材を削ります。サンドペーパーの表面の凸凹(粒度)には粗目から極細目までいろいろありますから、ベルトを交換すれば粗削りから仕上削りまで可能です。
安価である点から、H&Hの製品 (HBDS-100) を購入しました。同型のリョウービの製品より本体が重く (22kg)、ベンチに置けばそのまま使えます。ベルトは、他社のものを購入し、粒度が#80~#400のベルトを揃えました。