踏み台
2020 09 17 (art20-0273)
昨年末に煩った肺血栓塞栓症、薬が効いたようで随分回復しました。元の体には戻らないものと聞いていますが、日常生活には支障がなさそうです。歳をとると、体のあちこちにガタがくるものです。その一片とみなせば、それだけのことです。日常の作業の一つは畑作業です。今夏の野菜栽培、なんとかこなすことができました。キュウリは早くから病気になり今一でしたが、トマト、ナス、ピーマンは目標の100個以上収穫できました (art20-269)。ミニトマトは約900個でした。ピーマンとナス、そして、パプリカの収穫は、まだ、続いています。
もう一つの日常作業の木工も、小型の作品をいくつか手がけました。引き出し付き小箱(art20-225)、ミシン糸の収納小箱 (art20-237)、勝手口の網戸 (art20-257)です。
気温が下がり、随分過ごしやすくなってきましたので、木工作業に少し本腰をいれようと思います。”ものづくり” は楽しいことです。野菜作りも "ものづくり" ですが、これは生き物を相手にしていますから、思い通りにいかないことが多々あります。木工の方は、自分の技量次第で、思い通りの ”もの” を思い通りに作ることができます。形状の構想を練り、設計図を描き、木材を加工して ”もの” を作ります。
小物は、設計図を描かずに作ることができますが、パーツの調整や組み立てに時間が無駄にかかるかかります。やはり、小物でも、設計図を描いて作製した方が、早くて楽です。設計図の描画には、無料の2次元汎用 CADソフト、"Jw-cad"、を用いています。このところ使ていなかったので、ペンの設定方法を失念していましたが、便利なもので、ネット検索すると、多数の解説ページがでてきます。それを参照しながら、図面を引いていると、少しずつ記憶が戻ります。
今回は、踏み台の作製です。木工作業場で使用します。電動道具のコードや吸塵ホースやらを天井からぶら下げています。時折下げ位置を変更しますが、その際、天井に手が届くように足を載せる踏み台が欲しくなりました。簡単なもので十分です。
【作製】
材料は、SPF材の 1x4(ワンバイフォー、幅89mm、厚さ1.9mm、長さ6ft /1820mm) の板材です。2.5 枚使用します。SPF材は、加工が容易ですから、DIYによく使われています。
角度を付けて板材を切断するとき、スライド丸鋸は大変重宝します。凡夫が木工用電動工具を調達していた頃、植木屋のYさんからアドバイスを受けました。スライド丸鋸を早めに手に入れることを。Yさんは、本業の傍ら、木工を楽しんでいるとのことで電動工具を一通り揃えています。Yさんのアドバイスに従い、スライド丸鋸を購入しました。以来、本当に頻繁に使っています。
結合には、木工ボンドを塗って、コーススレッドで固定しました。コーススレッドは、木ねじの一種で、ネジ山とネジ山の間隔が広い並目ねじで、木材の結合時の締付が強いという特徴を持ちます。手間のかからない結合ですから、組み立て作業は1時間程でした。スライド丸鋸を用いたパーツの切り出し作業に1時間程かかりましたから、作製の所要時間は2時間です。