今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

ウメの果実

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4年前に植えたウメの苗木が大きく育ち、今年は、沢山の花が付きました(3月15日のブログ、art21-0324)。花が終わり、新梢に葉が付き始めると、その先端部に、幼葉がねじれるように裏側に巻く症状が散見されました。巻いている葉を開いてみると、数匹のアブラムシがいます。どうやら、この葉巻症状はアブラムシによるものです。巻いた葉を除去し、アブラムシの防除薬剤を散布しました。

花数の割には着果数が少なかったのですが、幼果は順調に肥大し、5月には、 ウメ品種 “豊後” に大玉の果実が30個ほどついていました(3月15日のブログ、art21-0344)。大きさは十分でしたが、まだ、青いウメです。1ヶ月後の収穫予定日まで農薬の世話になりなくないなーとの思いが通じたのか、ウメの木は順調に果実を生長させました。ただし、強い風の日に、幾つか落しましたが。

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6月に入ると、果実の上部が色付いてきました。赤黄色がだんだん濃くなり、今週には、ポトリポトリと落果するようになりました。梅干し用として、10個ほど収穫しました。果実は大型で、40-50グラムの重さがあります。一番大きなものは61グラムありました。

収穫までが凡夫の仕事で、梅干し作りは家内の仕事です。しょっぱい田舎風の梅干しでなく、甘酸っぱい梅干しをリクエストしました。黄緑色になった ”小粒南高” の果実と合わせて、美味しい梅干しを作ってくれそうです。現在、紙箱にいれて追熟させています。

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野菜畑の様子(2021年、6・14)

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キュウリ
3品種(強健豊作、夏涼み、シャキット)とも順調に育っています。夏涼みの葉色が少し薄いようですが、生育は旺盛です。既に、強健豊作(1本)と夏涼み(2本)の果実を収穫しました。今年は、3品種のキュウリをつくっていますから、味比べの楽しみがあります。

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トマト
4品種(千果、フルティカ、アイコ、ホーム桃太郎)とも2本仕立てとし、V字型の支柱に誘引し枝を固定しています。全品種とも下段の枝に幼果を付けています。

ナス
3品種(千両、黒陽、京都加茂)とも、生育が今一です。特に、京都加茂ナスは貧弱です。この品種は今年初めてつくるのですが、葉に棘があり、時折痛い目にあいます。

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ピーマン
2品種(ニューエース、京みどり)。こちらも、生育がよくありません。しかし、既に、小ぶりの果実を収穫しました。ニューエースは7個、京みどりは2個。

パプリカ
3品種(オレンジ、赤、黄色)。赤色のパプリカの生育が、両脇のオレンジ、黄色に較べると、極端に貧弱です。これは、頭頂部が虫?に食べられたためです。今は、脇芽が出てくるのを待っているところです。

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つるなしインゲン
種子から育苗ポットで育てた普通の品種。今年、初めての栽培です。下調べもせず、1本植えにしましたので、隙間だらけで、とても頼りなげです。それでも花をつけていますから、これから分枝が増えていくのでしょう。とある栽培教本には、一ヵ所に2,3本ずつ植えると書かれています。しかし、この場所は、大きく育ったプルーンの木の隣で、伸長した枝葉が陰をつくりますから、密に育てることはよくないかもしれません。

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あんどんの色

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この辺りの農家は、野菜苗を植え付けた後、あんどんを立てます。あんどんは、肥料袋の底を抜いて筒状にし、4本の支柱で箱型に立てたものです。風よけや保温効果があり、生育が促進されると言われています。有り合わせの肥料袋で作っている農家が多く、畑地に立っているあんどんはとてもカラフルです。

凡夫も、あんどんを立てて、野菜苗を保護します。今年も、例年通り、黄色と薄い緑色の肥料袋製のアンドンを立てましたが、毎回、ちょっとした疑念に捕らわれます。あんどんの色はどんな色でもよいのだろうか、と。

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植物は光合成により産生した炭水化物(ブドウ糖やデンプン)をエネルギー源として、根から取り込んだ物質(養分)から、体に必要なアミノ酸/蛋白質や脂肪、ビタミンなどをつくることで生長します。光合成の産物、炭水化物は、光エネルギーを使って二酸化炭素と水からつくりだされます。このとき、光エネルギーは葉緑素(クロロフィル)に補足され、電子エネルギーに変換された後、生合成反応に利用されます。
クロロフィル (chlorohyll) は、450nm付近の青色光と、660nm付近の赤色光を吸収しますが、500-600nmの緑や黄色の光を吸収しません。光合成速度は、光の波長に依存的で、クロロフィルに吸収される青色光と赤色光で高くなり、吸収されない緑や黄色の光では低くなります。光合成の作用スペクトル(action spectrum)の高低は、クロロフィルの吸収スペクトル(absorption spectrum)に対応しています。

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肥料袋は低密度ポリエチレンのフィルムでてきています。このフィルムは、ツルツルしていて透明性があり、防湿性や耐衝撃性に優れていると言われています。透明な肥料袋もありますが、多くは、いろいろな色に着色して使われています。

さて、緑色のフィルムは、緑色以外の光を吸収します。従って、フィルムに当たって反射した光は、緑以外の光が失われるため、緑色になります。これが、フイルムが緑色に見える理由です。また緑色のフィルムを透過した光も、緑以外の光が吸い取られるので、緑色になります。

緑色の肥料袋であんどんを作った場合、緑色以外の光(クロロフィルが利用できる青色や赤色の光を含む)がフィルムに吸収されてしまうため、光合成速度を高めることができません。一方、赤色の肥料袋では、赤色以外の光が吸収されてしまい、フィルムの透過光も反射光も赤色となります。赤色はクロロフィルに吸収されますから、光合成速度を高めることができます。

こう考えると、あんどんは、クロロフィルで吸収される青色や赤色で作ったほうが、よいことが分かります。しかし、薄い着色フィルムの光吸収は ”ある程度” のものであり、赤色フィルムといえども、赤色以外の光を完全に吸収することはありません。従って、色の話は、”どちからと言えば云々の話” です。また、無着色の透明フィルムと較べると、着色フィルムの光透過率は全体的に低下しますから、赤色フィルムといえども、赤色の透過光強度も弱くなります。

どんな色のあんどんでもよいのか? 色にこだわるならば、あんどんの色は赤色系統がよさそうです。しかし、色にこだわらないのであれば、色のない透明なフィルムであんどんをつくって、自然光が、できるだけそのまま、野菜苗に届くようにすれば、苗の生長にはベターであると思われます。ただ、そうすると、あんどんのカラフルさが失われ、目を引く畑の風物が一つ失われることになりそうです。

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ハナショウブ

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このところ晴天が続いています。昨日の日曜日(6日)、1ヶ月ぶりにあやめ池公園に家内と出かけて、ハナショウブの花を見てきました。そうです、ハナショウブは、“公園の花ごよみ” (art21-0332) に、この時期の花として紹介されています。

駐車場に車を停めて、公園へ入ると、花花花が目に飛び込んできました。公園の中央に大きな人口池が設けらていますが、その池沿いに、色とりどりのハナショウブが咲き誇っています。大きく生長した花びらが、風にあおられて、ちょっと頼りなげです。遊歩道沿いに歩いてみました。

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池の半ばあたりに設けられている板橋を通って、向こう岸に渡りました。板橋の両側にも、ハナショウブが所狭しと林立しています。ここも、花花花です。

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池の西端でも、ハナショウブの花が見られます。西日を遮る樹木が陰をつくるのか、ここの開花はまばらです。これから最盛期を迎えるのでしょうか。

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新型コロナウイルスワクチン接種(1回目)

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31日の午後4時、指定された病院へ出かけて1回目のワクチン接種を受けました。病院は医療法人で、かかりつけのMクリニックより規模が大きく、1日のワクチン接種人数は12名とのことでした。今月の下旬にはその数が倍の24名になるそうです。

ワクチン接種の実際は、係りの人の指示に従うだけですから、すんなりと終わりました。記入済みの予診票の内容確認で数分、医者の問診に数分、そして、接種。接種後ベンチで待機すること30分です。
待機中、ワクチン接種の副反応の説明を受けました。驚いたことに、説明を担当された人は薬剤師でした。薬局で薬を受け取るときに薬剤師からアレコレ説明を受けますが、この状況で、薬剤師から説明を受けるとは思いませんでした。薬剤師は薬の専門家ですから適任であることは理解できますが、昨今は病院でも薬剤師が活躍するようになったのでしょうか。

昨年の7-9月にフジテレビ系の木曜劇場で放送されたドラマ「アンサング・シンデレラ病院薬剤師の処方箋」を思い出しました。主演は石原さとみで、薬剤師の葵みどり役を演じていました。病院の入院患者に入れ込み、薬の説明だけでなく、治療に関わる提言を行う姿は驚きでした。これはないだろーなと思いながらも、他方で、薬の専門家の薬剤師が、多忙な医者を補佐することで、よりよい薬剤治療ができるならば、これもありかなとも思いました。もっとも、この関係性の成立は、常日頃から医療現場(臨床)で起こっていることを医者と薬剤師が共有していることが前提になります。往々にして、単なる知識だけでは現場では役に立ちませんから。ましてや、ここでは個々の生身の患者を相手にしているのですからなおさらです。

9時過ぎ、風呂に入ろうと脱衣したとき、左肩の接種部位に違和感がありました。軽い痛みです。帰宅後ワクチン接種を受けたことをすっかり忘れていたのですが、この痛みで思い出しました。翌朝、その接種部位の痛みは少し強くなっていました。しかし、腕を動かすときにのみ感じる痛みですから、どうといういうことはありません。夕方になると、痛みは和らぎました。

この接種部位の痛みは、厚労省のコホート調査「新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査」(健康観察日誌集計の中間報告、5月26日付)(サイトへ)によりますと、90%の人が、1回目(2回目も)の接種の翌日に体験しているとあります。接種部位の痛み(疼痛)の他に全身の副反応として、発熱、頭痛、倦怠感、鼻水が報告されていますが、頻度は5-10%程度です。ただし、2回目の接種では、その割合が40-60%に上昇しています。凡夫の場合、今のところ、接種部位の軽度の疼痛以外の副反応はありません。

2回目の接種の予定日は21日です。次回はどんなものでしょうかな。

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