今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

引き戸付き収納箱(木工)

2023 1 30 (art23-0515)
木工用の電動工具を収納するため、木箱を作りました。開閉は、置き場所が狭いので、箱の手前にスペースを必要としない引き戸式としました。
木箱の大きさは幅60cm x 奥行40cmx高さ65cmとし、棚を一つ中央に設けました。図面をJw-cadで描いて、木工作業に入りました。

【作成】
材木:
箱枠にはスギの端材から切り出した角材(2.4cmx4.7cm)、地板、天板、棚板には1.2cm厚のヒノキ平板、側板と背板には2.5mm厚のベニア材を使いました。
引き違い戸の戸枠には厚さ1.6cm、幅4.0cmのスギ板、戸板には5mm厚のベニヤ材を使いました。

作業:
杉の角材で箱枠を作ります。箱の正面になる上下の枠には、引き違い戸がスライドできる溝を2本掘った角材を用います。溝の大きさは、上の枠には8mm幅と8mm深さ、下の枠には8m幅と3mm深さです。

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引き違い戸(29.6cm x 55.1cm、厚さ1.6cm)を作ります。枠の内側にルーターで5mm幅、4mm深さの溝を掘り、ベニヤ板を嵌め込みます。戸枠の上下をルーターで削り、凸部(上部、幅7mm高さ8mm、下部、幅7mm高さ3mm)をつけます。

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木枠の下部に底板、中央に棚板、上部に天板をはめます。側面と後面にベニア板の側板と背板を取り付けます。


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用いた角材は、スギの端材(丸太の製材過程で出てきた丸太の周辺部分)をバンドソーで切り出した後、自動カンナをかけて調整したものです。バンドソーを使って切り出す作業は楽しいのですが、バンドソーの刃幅が小さく、直線切りに少し難がありますから、そのままでは使えません。
完成した収納木箱に工具を入れると、作業場がいくらかすっきりしました。

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AM放送の外国語学習番組

2023 1 26 (art23-0514)
いやはや、10年に1度の寒波とやらで、凍えています。昨日の朝、外は真っ白でした。朝食前に、玄関前の雪かきと庭木の雪落としを行いました。
そして、今朝、再び庭木は雪に覆われています。居室のアルミサッシ窓の下枠が凍り付いていました。冬はカーテンを3重にしていますが、外気の冷気がカーテンと窓ガラスの間の空気を冷やし、窓ガラスに結露した水滴が垂れて凍ったのでしょう。

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ところで、AM用ループアンテナのおかげで居室のコンポにAMラジオ放送が入るようになりました。この数日、NHKラジオ第2放送の周波数に合わせて、コンポを点けっぱなしにしています。終日、聞くともなく聞いていますが、次から次と、いろいろな外国の言葉が流れてきます。多くは会話を主体とした外国語学習番組からですが、なかには外国語ニュースからのものあります。学習用としては、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ハングル語、中国語、ロシア語。ニュースとしては、スペイン語、フランス語、ハングル語、中国語、ロシア語、ポルトガル語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語です。

こうした外国語学習番組は、学生や若い人だけでなく、定年退職した年寄りにも、人気があるそうです。たしかに、退職後の有り余る時間を外国語学習にあてがえば、頭の刺激となってよいかもしれません。ラジオがあれば、誰にでも始められます。しかし、始めることと、ものになるかどうかは別のことです。
大学のとき、4,5カ国の外国語ができる人がいました。外国語学習が少しも苦にならない、むしろ楽しいと言っていました。外国語学習の才能と適性があったのでしょう。凡夫などは、どれほど学習しても、ものになりません。否、外国語の学習自体がつづきません。高専から大学へとドイツ語を勉強したのですが、ダメでした。外国語スキルの遺伝率は、一卵性双生児の調査によると、50%だと言われています。50%の遺伝率は、音楽(92%)や数学(87%)に較べるとそれほど高くありませんから、遺伝性の才能や適性が無くても、学習を継続できればものになるのでしょう。

よく知られていることですが、日本生まれの子供を外国に連れて行くと、その地の言葉を話すようになります。また、外国で生まれた子供は、その地の言葉を話すようになります。すぐに話すようになる子供がいれば、なかなか話すようにならない子供もいます。しかし、いずれの子供も話せるようになります。外国語学習の才能や適性がどうであれ、誰でも日常会話程度の外国語ならば習得できると言えます。人によって早晩はあるでしょうが。

かく言う凡夫も体験しました。
大学院を出てから、転々と場所を移して研究を続けていましたが、家族(家内と2歳の娘)を連れて渡米し、その地でも研究を行いました。英語がほとんど話せませんでしたから、渡米早々のアパートメント探し、自動車の購入、生活用品の調達など、大変でした。相手が言っていることが聞き取れませんから、どうしようもありません。しかし、段々、聞き取れるようになり、話せるようになりました。特に英会話の学習を行った訳ではありませんから、その地の人と言葉に慣れたのだと思います。
2歳の娘は、保育園に通うようになると、すぐに英語を話すようになりました。ネイティブのような発音で。

外国語が話せるようになる近道は、慣れることだと思います。人に慣れ、言葉に慣れ、会話に慣れることです。外国語学習の才能や適性のない人でも、そうした状況に身を置けば話せるようになること請け合います。凡夫でもそうなったのですから、誰にでもそうなります。
てな訳で、外国語学習のラジオ番組は、暇つぶし程度の軽い気持ちで、聞き流しておくことにしましょう。アジアの国の言葉は、音として、聞けます。

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【家内の寄稿】
赤ちゃんグッズ

2023 1 23 (art23-0513)
赤ちゃんのグッズを作ってみました。
初めての子ども(長女)がお腹にいた頃、洋裁教室に通っていました。新生児用の服を作ったところあんまり小さいので、「先生、間違えたみたいです。こんなに首回りが小さくなってしまって」と先生に見せたところ、「新生児の服ですよ。あなた、どんなに大きな赤ちゃんを産むの」と言われました。35年以上前のことです。
久しぶりに赤ちゃんのグッズを作ってみました。実用的かどうかはわかりませんが、小さくて短時間でできました。
  1. かぼちゃパンツ … ゴムがウエストに2本、裾に1本入っています。
  2. 赤ちゃん帽子 … 耳がついていて後ろでリボンを結びます。
  3. スタイ (よだれかけ) … ダブルガーゼでリバーシブルです。

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AMラジオ用ループアンテナ(工作)

2023 1 19 (art23-0512)
ラジオ放送は聞きながら作業ができますから重宝します。木工作業中はラジオを点けています。FM放送の音楽番組を流していますが、時として、AM放送を聞きたくなります。相撲の実況放送などは楽しめます。作業場のラジカセはFMとAM放送が入りますから問題はありません。しかし、居室のコンポは、内臓アンテナが付いていないようで、1m程の電線をアンテナ入力端子に繋ぐだけでFM放送は入りますが、AMラジオ放送は入りません。アンテナをAMアンテナ入力端子に接続する必要があるようです。菓子箱で、簡単なAM用ループアンテナを作り、放送が入るようにしました。

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【作成】
聴取対象のAM放送局の周波数は1,100KHzから1,450KHzの間にあります。これだと、適当な長さのエナメル線をループにするだけの非同調式ループアンテナで済みそうです。ただ、エナメル線が手許にありませんので、不要になった中古のLanケーブルで代用することにしました。
コイルの中で磁界を変化させればコイルに電気が誘起されます(誘起電圧)。ループアンテナの誘起電圧は、アンテナ面積(ループの大きさ)とループの巻き数に比例します。室内にアンテナを置く場合、そうそうアンテナ面積を大きくすることはできませんから、巻き数を増やすことになります。しかし、ループ長が大きくなり巻き数が増えると高次モードによるインピーダンスが高くなるので、ループ長を大きくとれません。今回は、0.05波長としました。
1,275KHzの0.05波長は11.8mと算出されます。0.5mの両端のリード部を考えて、13mのLanケーブル、そして、大小2つの菓子箱(小さい箱が、大きい箱にすっぽりおさまること)を用意しました。小さい箱 (縦横厚:19、21、5.5、 周辺長 0.8m) の周りにLanケーブルを15回巻きました。ケーブルをセロテープで止めて、大きい箱に入れます。リード部分は、箱の片隅に開けた穴から外へ出します。大きな箱の蓋を閉め、ゴム輪をかけて、完成です。

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リード線の末端をコンポのAMアンテナ入力端子に繋ぎ、AM放送局の周波数にあわせました。箱の方向を変えると、ばっちり、受信できました。菓子箱ですから、そこにあっても違和感がありません。これで、AM放送の番組も、FMと同様に、楽しむことができます。菓子箱型ループアンテナ、なかなのものです。

本『ファスト教養』

2023 1 16 (art23-0511)
横浜に住んでいた時は、もっぱら、大型書店や専門書店で本を購入していました。書店で、アレコレと立ち読みしながら本を物色することは楽しいことです。いろいろな本に出会います。思いもしなかった本などを買ったりすることもあります。半日もウロウロしていると、腰が痛くなりますから、フロアの片隅に控えている椅子に体をあずけて小休止します。立ち上がって、再び、書籍棚の迷路の人となります。
しかし、ここ湯梨浜町に移住してから、書店で本を漁る楽しみはなくなりました。書店は数軒ありますが、本の数が少なく、また、どの書店でも同じ本が置かれているので、時間をかけて探すまでもありません。次第に、書店への足は遠のき、今では何か別の用事で出かけたついでに立ち寄るだけになりました。

本の購入は、もっぱら、通販になりました。しかし、通販では、メディアで紹介された本を買うことになりかねず、書店巡りのような、偶発的で個別的な本との出会いがありませんから、ある意味つまらない購読術です。さらに、買ってまで読みたいと思える本を知る術もなく、通販で本を買うことも少なくなりました。幸い、過去数十年間、いつかもう一度読もうと思った本を棚に並べてきましたから、今では、それを取り出しては読んでいます。中には何回も読んでいる本もあります。

さて、レジー著の「ファスト教養」(集英社新書、2022年刊)です。副題は「10分で答えが欲しい人たち」です。新聞広告をみて、通販で手に入れて読みました。久しぶりの購入で、1,056円(税込み)でした。

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以下は、ファスト教養の有様に関する抜粋です。
  • 特定のテーマを深く掘り下げるのではなく「何となく役にたちそうな話について」「大雑把に理解する」ことを「身につけておくべき教養」として重視する姿勢は、「教養」と「ビジネス(パースン)」が結び付く場面において頻繁に登場する価値観となっている。
  • ビジネスシーンで使える「話を合わせるのに最適なネタ」をクイックに仕入れて、「うまく立ち回る」ことによってお金を稼ぐ。そのためのツールとして最適なのが教養である、といった風潮。
  • 教養を「ビジネスシーンですぐに役立つツール=ファスト教養」として捉え返す風潮の背景にあるのは、「時代が変化する中で生き残らなければならない」というビジネスパースンの焦燥感である。
昨今のビジネスパースンは大変です。
本は、オーディオブックを2,3倍速で聴く、あるいは、代行サービスを利用する。これは、自分の代わりに本を読んで、要点をまてめてくれるサービス。かくして、短時間で、多数の本を ”読む?”。
同様に、映画も、2,3倍速で観る、あるいは、ファスト映画を利用する。これは、映画全体のストーリーがわかるように10分程度にまとめた動画である。かくして、短時間で、多数の映画を ”観る?”。
(音楽はどうなのでしょう。これも、2,3倍速で聴いているのかな)

こうしたやり方で、多数の本や映画を読んだり観たりすることが、コスパがよいとみなされているようですが、凡夫には、逆に、コスパが悪いように思えます。多くの本を読めば、あるいは、多くの映画を観れば、知識は増えこそしますが、身につくと言ったものではないでしょうから。ましてや、ダイジェストや短時間で読んだり観たりではなおさらです。たとえ、数冊の本でも、数本の映画でも、時間をかけて読み、時間をかけて観る方が、よっぽど、身になると思います。また、同じ本や映画を何度も読んだり観たりすることで、心中深く、人としての立ち位置が微妙に動かされていることがあります。

ところで、凡夫は一読500円とみています。この本は、いつかもう一度読みたいと思いませんでしたから、定価1,056円は高すぎます。

ポポーの剪定

2023 1 12 (art23-0510)
畑の小屋の裏方に、3本のポポーの木が育っています。数年前、苗木を購入して植え付けたものです。昨年初めて、花が咲き、2つの果実を付けました。一つは、収穫期を直前に台風で落果しました。もう一つは、滴期に収穫できました。どちらの果実も、数日追熟させた後、家内と試食しました。ポポー独特の濃厚な甘みを味わうことができました。(art22-0474)。

ポポーの栽培管理や交配作業を一通り経験しましたから、今年は、昨年よりも多くの果実がとれると思います。

さて、今年の作業は、剪定から始まります。
前年枝 (黒っぽい枝) には、花芽と葉芽が付いています。花芽は、枝の基部につき、丸く膨らんでいます。葉芽は、枝の先端部につき、長く扁平です。花芽から花が咲き、葉芽から枝が伸びてきます。剪定は、葉芽を数個残して、先端部を切り落とします(間引き剪定)。そうすると、残った葉芽から勢いよく枝が伸びてきます。

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また、込み入った枝や、真っすぐ上に伸びた枝は、基部から切り落とし(間引き剪定)て樹形を整えます。

3本のポポーの木(北から、ポ1,ポ2,ポ3)は、狭い場所に植わっているせいか、大きくなりません。特に、ポ1とポ2は小さな木です。それでも、数個の花芽を付けています。ポ3は畑の隅にあるためか、3本の木の中では一番大きくなりました。こちらは、花芽を数十個付けています。

いずれの木も、大きな木ではありませんから、剪定作業は数分で終わります。数本の枝を間引き剪定し、花芽の付いている前年枝を数本切り返し剪定しました。全体の樹形は、ホ1とホ2は変則主幹型、ホ3(下図)は開心自然型としました。
ポポーの幼果は、6月になると指先大になります。その頃、幼果の位置や葉の重なり具合を見ながら剪定しますから、今回の剪定は樹形を整えることに重きを置きます。

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本「春を背負って」

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奥秩父の山小屋を舞台にした笹本稜平の短編小説集「春を背負って」(文芸春秋、2011年刊)を読みました。本棚から引っ張り出して読んでいますから、再読になるのですが、記憶容量の小さい凡夫にとっては、読後10年も経てば、初読のようなものです。

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奥秩父の山塊、甲武信ヶ岳と国師ヶ岳を結ぶ稜線のほぼ中間から長野側に少し下った沢の源頭にある山小屋 “梓小屋” の主人、長嶺亨。4年前、梓小屋を経営していた父の死後、脱サラして後を継ぐ。新米の小屋主に何かと力を貸す経験豊富な年配のゴロさんこと多田悟朗、そして、縁あって小屋で働くことになった20代後半の高沢美由紀。話は、故あって山に登り、小屋を訪れる登山客への待遇と梓小屋スタッフ3人が抱える諸事情の行方。

山に登る人のなかには、のっぴきならない事情や思いを背負っている人もいる。山に登ることで、また、道中や山小屋で人と関わり合うことで、気持ちがほぐれ、重荷やわだかまりから解放されて、すこしずつ前向きの気持ちが湧いてくる。同じように、梓小屋の3人のスタッフにおいても、それぞれが抱えるわだかまりやしこりがとけていく。

凡夫の登山経験はほんの少しですが、それでも、わかるような気がします。登山は、自分の足を一歩ずつ前に進めて山頂に立つ行為です。この自分の足で登るというプリミティブな行為は、プリミティブであるが故に、確とした充実感を醸し、心身の調和をもたらします。心がリセットされて、歪みやしこりが無くなり、元の真っすぐな心が戻ってきます。そうした心理状態の人達が出会うと、一期一会でも心が触れ合うことがあるのでしょう。復元と再生です。

「自分というトンネルをいくら奥へ奥へと掘り続けても出口は決して見つからない。空気もない光もない世界から抜け出すには外へ向かうしかないんだよ。人のいる場所へ、心と心が触れ合う場所へ」と、亨はいいます。

ゴロさんは言います。
「人生で大事なのは、山登りと同じで、自分の2本の足でどこまで歩けるか、自分自身に問うことなんじゃないかね。自分の足で歩いた距離だけが本物の宝になるんだよ。だから、人と競走する必要はないし、勝った負けたの結果から得られるものなんて、束の間の幻にすぎないわけだ」と。

木工作業場、天井のリフォーム

2023 1 5 (art23-0508)
木工を、納屋の2階に設けた作業場で行っています。納屋はかつての家屋です。古い家屋で、冬期は寒くて作業になりません。灯油ストーブを点灯しても、外気温が0℃前後になると、室温が上がらず、長居ができません。

作業場(部屋と廊下)が暖かくならない原因の一つは天井です。部屋の天井板は、薄く、断熱効果がほとんどありません。室内の暖気は天井に触れて失われます。また、廊下の上方には天井板そのものがありません。垂木や野地板がもろに見えます。暖気は廊下から屋根裏へ逃げていきます。

冬期でも、木工ができるように、作業場の天井に断熱効果をもたせることにしました。
【部屋】天井は、天井板を竿(細い角材)でおさえた竿縁天井でしたから、竿縁に、ホームセンターで購入してきたプラベニヤ(プラダン)を張りました。プラベニヤの境目は、薄い板材(杉端材をバンドソーで薄く切って作る)で封じました。これで天井板との間に空気の層ができますから、断熱効果が期待できます。

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【廊下】天井板を張りました。材料はヒノキの野地板です。ホームセンターで、野地板を束で購入していますが、節が入っているため、木工品の作成に使えない板が溜まります。今回、それを使いました。更に、空気の層ができるように、天井板の上に、ダンボールを重ねて敷きました。これで、断熱効果が期待できます。

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部屋と廊下の天井のリフォームだけで、随分、作業場の温度が上がりました。外気温が0℃前後でも、15℃近くになります。木工作業には十分な温度です。とりあえず、これで、寒い日も、木工が楽しめます。

   

歌とダンス

2023 1 2 (art23-0507)
今年の正月三が日は、穏やかな日和になりそうです。雪掻きに追われた1年前の正月が思い出されます。予報では、雲の多い空模様とか。からっと晴れた青空は望めませんが、雨や雪が降らないだけでもよしとします。
今年は、家内と2人だけで正月を迎えています。2人だけだと気合が入らなかったようで、家内の手作りのおせち料理、品数は少なめです。

大晦日は、紅白歌合戦をみました。と言っても、途中で寝てしまったのですが。歌の性質が変わってきたのでしょうか。ダンスを伴うアップテンポの歌が多く、歌詞が聞き取れません。TV画面の下に流れるのテロップを見て、かろうじて歌詞がわかるのですが、テロップがなければ、ぼぼ全滅です。

歌は、言葉や語句(歌詞)をメロディーや曲にのせることで、言葉や語句で表現するものを効果的に伝えるものだと思っていますが、こうした歌は、言葉や文句を伝えるものではなく、一つのパフォーマンス、一つのショーなのでしょう。そこでは、目を引くコスチュームに身をまとった歌手が、激しく動き回ることが求められます。その為に、アップテンポの曲が、ダンスのリズムに重ねるだけの歌声が、あります。歌は、歌詞を伝えるものではなく、リズムに共振させるものでしかないようです。トーテミズムの儀式のように、単純なリズムに合わせて飛び跳ねることを反復することで、集団エクスタシーを共感しているように思えます。そこには、その時場だけの心地よさや興奮があるのでしょう。

それはさておき、ダンスはうまいものですな。これは、2012年から中学校保健体育の一環として、ダンスが必修化されたことと関係があるのでしょうか。ダンス授業の目標を「心と体を一体としてとらえること」とし、自分の思いや考えを身体で表現するそうです。昔からある「フォークダンス」に加えて、「創作ダンス」やストリートダンスやヒップホップダンスなどの「現代的なリズムのダンス」が取り入れられているそうです。

凡夫の時代、ダンスと言えば「フォークダンス」でした。オクラホマミキサー、コロブチカやマイムマイムなどでした。いずれも、ゆっくりした動きのダンスです。今は、動きが速くて激しいソーラン節などが、「フォークダンス」の主流なのでしょうか。運動会などで見かけることがあります。
ダンスも、忙しいことですな。

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