手作り市
2023 10 26 (art23-0592)
「暮らしてしごと市」が、22日(日)に温泉広場で開催されました。仕掛け人は、湯梨浜地域おこし協力隊の太田氏で、湯梨浜町を中心に丁寧に作られた食べ物やクラフトが並ぶ温泉朝市とのことでした。第一回だそうで、どんなものか、家内と自転車にのって見に出かけました。仮設テントが6,7張り。出店は、竹細工の小物、陶器製のカップや皿、布製のカバンや小物入れ、手作りクッキー、そして梨の即売。後は、コーヒー等の飲み物や軽食店でした。少し離れて、軽トラ焼き芋店。
この種のイベントには、興味がある人が多いようで、思ったより、人が出ていました。軽トラ焼き芋店の前には行列ができていました。もっとも、特典「お買い物をされた方には、はわい温泉・東郷温泉日帰り入浴券プレゼント」目当てかもしれませんが。
隣接の駐車スペースには多くの車が入っていましたが、駐輪スペースには3台の自転車(うち、2台は我々)しかありませんでしたから、近隣の人は来ていないようです。自宅に温泉風呂をもつ近隣の人には、はわい温泉・東郷温泉の日帰り入浴券は魅力に欠けますかな。
受付担当者の話では、年4回ほど開催したいとのことでした。この種のイベント、継続してこそ地域おこしになりますから、第2回、3回、4回と逐次開催してもらいたいものです。参加店と来場者をどうやって増やすのか、地域おこし協力隊の腕のみせどころです。本気度が試されますかな。
畑の様子(野菜)
2023 10 23 (art23-0591)
ダイコンが順調に育っています。10月5日に、5,6番目の本葉が出ていましたから、間引きました。3本のうち、大きく育っている1本を残して2本を引き抜きました。そして、株の周りに化成肥料をまいて、中耕(畝の表面を浅く耕すこと)。終了後、再度、防虫ネットで覆いました。
それから20日ほど、ダイコンは防虫ネットの中で大きくなり、ネットにふれるようになりました。防虫ネットを取り外しました。
ダイコンの栽培は、ほとんど手がかかりません。夏野菜と異なり、病害虫対策に煩わされることがありません。また、土が乾燥することもありませんから、播種後に、しばらくの間水を撒くだけで、根付いた後は、放っておけます。夏の水撒き作業の大変さを思うと、この時期の野菜の栽培はとても楽です。
ナスとピーマンの収穫が続いています。
今年は、夏の終わりになっても、ナスの生育の勢いが衰えませんでした。葉を落とし根切りをしないで、そのままにしておきました。収穫の度に、実がついていた枝の上側の枝を切断しました。今も、ナスの生育は続き、実を付けています。さすがに、茎葉に勢いがなくなり、果実もなかなか大きくなりませんが。
ピーマンは、毎年、遅くまで実をつけます。
運動会と秋の例大祭
2023 10 19 (art23-0690)
今年は、久しぶりに、区の運動会と宮本神社の例大祭が開催されました。9月24日(日)、東郷池の公園広場に区民が集まり、運動会を楽しみました。今年は、4年ぶりの運動会なので、高価な景品が用意されているとかで、皆さん熱が入ったようです。ただ、その年月分、歳をとったことになりますから、皆さん、体が思うように動かないようでしたが。
プログラムは、高齢者でも、参加できるように配慮されています。しかし、多くの種目は班対抗ですから、我が班(北3)のような少人数の多い班は、参加できる種目が限られます。結局、食い物競争と満水リレーだけでした。どちらも、結果は散々でした。凡夫と家内は満水リレーに出場しました。
10月15日(日)、宮本神社の例大祭が行われました。お神輿一行が、温泉地区と上浅津地区を練り歩きました。各班から2名が参加するとかで、我が班では我が家と隣の家が担当となり、我が家からは家内が参加しました。
凡夫は、お神輿が巡って来た時に、窓から写真を数枚撮りました。小道との交差点には班の知人が立ってお神輿を迎えていました。お神輿の後には子供神輿が続きます。子供神輿を引いている子供の数が少なく、何故か全員女子でした。男子はどこで、何をしているのでしょうかな。
家内はお神輿に付いて歩くだけだったようですが、村中をあちこち周ったそうです。歩数計の表示が1万を超えていると驚いていました。なにはともあれ、皆さん、お疲れさんでした。
湯梨浜町の出生数
2023 10 16 (art23-0589)
先日のブログで、現在住んでいる田舎のことを書きました。鳥取県中部の日本海沿いに位置する小さな町、湯梨浜町(人口1.6万人)、です。凡夫のような定年退職者が、余生を過ごす田舎としてはよい所だと思います。12日付けのA新聞の記事によると、どうやら、湯梨浜町は、若い人にとっても、「住みやすい」所のようです。
昨年1年間に生まれた子どもの数(出生数)において、全国47都道府県のなかで鳥取県だけが、前年を上回ったそうです。湯梨浜町の出生数は144人、前年より11人の増加。増加率は8%で、県全体の1.2%をおおきく上回っています。出生数が増加した要因として、子育て世帯を支援する様々な制度が充実していること、若い世代の移住者が多いこと、を取り上げていました。
記事は社会的要因を指摘していますが、自然環境も一役買っていると思います。湯梨浜町には周囲12kmほどの池(東郷池/湖)があります。池の東西に東郷温泉とはわい温泉があり、湖岸はぐるっと公園になっています。池の周辺は平坦地で、西側には水田が広がっています。その向こうに天神川が流れ、北側の日本海に注いでいます。南と東には山が広がります。「水と海と山、そして田圃」の町です。子育て環境としては、よい所だと思います。
要因はどうであれ、出生数の増加は喜ばしいことです。しかし、出生数が多くても人口は減少します。湯梨浜町も例外ではありません。人口減少の原因は、死亡による自然減と転出による社会減があります。湯梨浜町の場合には、転出と転入がほぼ同数ですから、人口の減少は、社会減ではなく、自然減によるものです。高齢者の多い土地柄なので、多くの人が死亡します。死亡数を出生数が相殺してくれませんから、人口は減少します。
それはともかく、高齢者にとって、出生数が増加し、子供の声を耳にしたり姿を見かける機会が多くなることは悪いことではありません。
近々、子供園のクラスが増えると聞いています。また、町の令和5年度の新規事業に「今後の児童数の増加により必要となる教室の増築工事などを行います」とあり、羽合小学校管理運営臨時経費として3億880万円が計上されています。たのもしいかぎりです。
電動工具
2023 10 12 (art23-0588)
Rexon社のバンドソーを購入して、木工に必要な電動工具がほぼそろいました。スライドソー、テーブルソー(丸ノコで自作)、バンドソー、ジグソー
トリマー
自動カンナ、手押しカンナ
サンダー、ベルトサンダー
ボール盤
普段よく使う電動工具はスライドソーです。もっとも、使用頻度は作るものによって違ってきますが。しかし、木工の基礎は木材を基準面に対して直角に切ることだと思っています。この直角出しの精度如何によって、作品の良し悪しが決まります。スライドソーを使えば簡単に直角出しができます。
木工を楽しもうと、電動工具を1つ2つと買い集めていた頃、スライドソーの購入を植木職人のYさんから強く勧められました。Yさんは趣味と実益を兼ねた木工を長い間行っている人です。Yさんの助言で、スライドソーを購入しましたが、大正解でした。それまで、直角出しは、電動丸ノコを直角ガイドに合わせて行っていたのですが、正確に直角に切ることはなかなか難しく微妙な狂いが生じます。どうしたものかと困っていた頃でしたので、スライドソーを初めて使った時は感激しました。いとも簡単に、直角に切れました。
次は、自動カンナと手動カンナです。
板材の場合、表面を滑らかにするためカンナ掛けをおこないます。このとき、自動カンナが有用です。表面を平滑にすると同時に厚さの調整を行うことができます。角材の場合、自動カンナに加えて、手動カンナを用いて側面の直角出しを行います。
こうしたカンナ掛けは、表面の粗い木材を出発材料とする時で、滑らかな表面の木材の場合には必要ありません。しかし、後者の木材は高価ですから、凡夫はもっぱら、安価な、野地板のような切りっぱなしの材を使います。表面がザラザラで、厚さが不揃いですから、使う前に下処理が必要になります。
そして、次は、テーブルソーです。
テーブルソーは、下処理した木材を、サイズに合わせて切断します。テーブルソーは自作で、天板に丸ノコを取り付けただけの簡単なものですが、これが有るのと無いのとでは、作業効率が大きく異なります。特に、同じ幅の板材や角材を多数用意するときには。
また、凡夫は、製材所から端材を、一束(軽トラ一台分程、1000円以下)単位で手に入れて使っています。この端材から2-4cm角の長さ2mの角材を、テーブルソーで切り出します。端材ですから木の表皮付きです。虫食い箇所が多々ありますが、まあ、安価ですから、しょうがありません。
趣味の木工を考えている人に、お勧めする電動工具はスライドソーです。ホームセンターで、下処理済みの木材を買って使えば、カンナ掛けは不要です。寸法に合わせて切るだけですから、スライドソーさえあれば事足ります。直角出しはもちろん、好みの角度で切断できます。また、傾斜をつけての切断もできます。まずは、スライドソーから、です。
REXON のバンドソー(電動帯鋸)
2023 10 9 (art23-0587)
Rexon社のバンドソーBS-10K2を購入しました。バンドソー(帯鋸)は、リョービ/京セラのTBS-80を使ってきました。悪くないのですが、厚みのある木材の切断には限界があります。ヒノキの 10.5cm角の柱材から、ブロックを切り出して小物を作成しています。TBS-80では10.5cm厚の木材を切ることができないので、鋸や丸ノコを使って整形しています。時間や手間がかかっても、1つや2つだけでしたらそれでよいのですが、数が多くなると、やっかいです。そこで、ちょっと高価でしたが、Rexon社のバンドソーBS-10K2を通販で手に入れました。図体が大きく、重量もあります。
BS-10K2は、18cm厚の木材まで切ることができますから、ヒノキの10.5cm厚の柱材を切断できます。切断面もかなりきれいで、真っすぐにきれます。
試しに、同じ柱材を使って挽き割りをやってみたところ、厚さ2,3mmの薄板が簡単に作れました。TBS-80は、刃幅6.35mm、刃厚0.36mmですが、BS-10K2は、10mm/13mm、0.65mmですから、刃厚が大きく硬いので、横ブレがすくなく、刃の下方移動が安定しています。また、刃幅が大きいので、ゆがむことなく直線的に切れます。さらに、BS-10KS2のパワーは600Wですから、大きなモーターの回転は力強く、厚い材もサクサク切ってくれます。一方、TBS-80のパワーは320Wですから、無理な力を掛けると止まってしまいます。
BS-10K2が使えるようになり、厚さのある木材も扱えるようになりました。大きな木材から、必要なサイズの角材ブロックや板材を切り出しています。整形が容易になり、木工の楽しみが拡大しました。
馬隠の山林
2023 10 5 (art23-0586)
椎山に畑があります。畑は、かつて梨の栽培につかわれていましたが、20年以上放置されて、今では荒れ放題です。畑の隣の山林も、これまた、雑木林状態です。先日、森林組合から、この山林の管理をどうしますか(自分で管理するのか、町に管理を委託するのか)との問い合わせがありました。町に管理を委託した場合、町が森林組合に管理を再委託するそうです。森林組合は業者ですから、林業経営に適する山林だけを引き受けるとのことです。管理といっても、現在植わっている木を利用するために間伐することが主な仕業のようで、伐採後の再造林については曖昧です。間伐対象樹はヒノキだそうです。
山林には大きなヒノキの木が何本かあります。木工の材として使えそうです。自分で伐採してみたい気はします。手元に近所の人から貰ったチェーンソーがありますからできないことはないのですが、さて、どうしたものか。
ところで、この山林にも地名があり、ウマカクシ(馬隠)と言います。おもしろい地名です。由来は、次のどちらでしょうか。馬を隠した所か、あるいは、馬が隠れて見えなくなるような遠くの場所。山林は、"馬の山" から尾根続きの小山(椎山と呼称)にあります。"馬の山" は、織田信長の命をうけて中国に進軍した秀吉を迎え討つために、吉川元春軍が布陣した場所です。御冠山に布陣した秀吉軍と対峙しただけで実戦に至ることはありませんでしたが。
この "馬の山" の地名は、その辺りで大規模な馬の放牧がおこなわれていたことに由来するようです。馬隠の土地は馬の山からかなり離れていますから、地名の由来は、馬を隠した場所ではなく、馬が隠れて見えなくなるほど遠く離れた場所であることだろうと思います。逆にいえば、この山林辺りまで、放牧がおこなわれていたのでしょう。
今でこそ、畑の傍に道がついて、車で簡単にいくことができますが、子供の頃は、大変でした。麓から細い山道を登ることになります。小山ですが、子供の足では、随分、遠くに感じました。
ミカン畑を造成するため田圃に土を入れて嵩上げしましたが、その時の土はこの山から運んだものです。車を畑に横付けして、土嚢袋に入れた土を積み込んで、車で運びました。車が通れる道がなければ、この種の作業はとてもできるものではありあません。
ミカン畑のミカン
2023 10 2 (art23-0585)
かつて稲作の苗田として使われていた田圃に、土を入れて小さな畑を造成し、ホームセンターで購入したミカンの苗木を植えたのが2021年3月。それから、2年半。3回の夏季を経て、ミカンの木はそれなりに大きく生長し、いくつかの木は果実をつけるようになりました。ミカンの木は6本、畑の入り口から、ネーブルオレンジ、3本の温州(宮川早生2本、宇良早生1本)、レモン、大実キンカン。我が家の2人は温州ミカンをよく食べますから、たくさんとれるように、温州ミカンの木は多くしています。
昨年は、大実キンカンの木に数個の果実が付きました。黄色っぽくなったので、食べてみたのですが、果皮が硬く、キンカン特有の甘さがありませんでした。今年は、2-30個の果実が付いています。甘さがのればよいのですが。
温州ミカンの木にも果実が付きました。宮川早生には各20個ほど、宇良早生には5個、付いています。夏の一時期、枝の上部に付いている果実の一部が黄変しました。黄色くなった部位は日射があたるお尻(果頂部)に近いところでした。この黄変は日焼けによる症状だと思います。果樹教本には、日焼けは、果皮表面温度が40℃3時間以上になると発生し、45℃以上になると発生は顕著になる、さらに、日焼け部の果肉がす上がり(粒果症)をおこし、日焼け発生部に炭疽病が発生することもあると記述されています。今年の夏は、気温が高く陽射しの強い暑い日が続きましたから、太陽光が当たる部位が高温になり、焼けて変色したのでしょう。幸い、暑さが落ち着くと、尻部の黄色は薄くなり、目立たなくなりました。
ところが、このところ、再び、お尻周辺の黄色が目立ってきました。これは、日焼けではないと思います。温州ミカンが熟れてくると、お尻側から黄色くなると言われていますから、これでしょうか。
ミカンの果皮の変化、緑から黄色、そして、オレンジ色、は、紅葉と同じで、緑色色素のクロロフィルが分解されることで、隠されていた黄色や赤色の色素(カロチノイドやアントシアニン)が現れてくることです。寒暖差が大きくなり、夜温が低くなると、クロロフィルの分解は促進されると言われています。
温州ミカンは早生品種ですから、収穫時期は10月末から11月を予定しています。このまま何事もなければ、今年は、自家製の温州ミカンを食べることができそうです。楽しみです。