今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩3分で東郷池, 自転車10分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた、趣味の木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

ウリハムシ (夏野菜の栽培)

2018 06 27 (art18-0024) 
スイカの葉が、奇妙な具合で食べられていました。円状に齧った跡や円形の穴があいています。ちいさな橙黄色の甲虫が、スイカの葉にとまっていました。近づくと、葉の裏側に移動します。捕まえようと手を差し出すと、葉から落ちたり、飛び立ちます。ウリハムシの成虫です。

ウリハムシの成虫は、キュウリやスイカ、カボチャなどのウリ類の葉を食べますが、珍しい食べ方をする虫として知られています。葉に止まった後、葉を齧りながらぐるっと一回りし円状の齧り跡をつけた後に、円内の葉を食べて穴をあけます。摂食途中で飛び立つと、円状の喰い跡が残ります。スイカの葉に見られた円状の跡は、これです。

ウリハムシの成虫を殺虫剤で駆除するのは難しそうです。近づくと飛んで逃げます。虫取り網で捕獲して殺すことにしました。虫取り網は、かつて、子供が蝶採りに使っていたもので、納屋の奥から持ち出してきました。ウリハムシは小型の甲虫ですから、飛翔はゆっくりです。簡単に捕獲できます。また、夕方や早朝は、動きが鈍いので、葉上のウリハムシを素手で捕まえることもできます。
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シルバー人材センター

2018 06 24 (art18-0023) 
凡夫の散歩コースの一つは、東郷池沿いの浅津公園内の遊歩道です。公園の西側には沿岸道路が南北に走っています。その道路の脇に湯梨浜町シルバー人材センターの建物があります。早朝、センター前の駐車場に集まった人が、軽トラックに分乗し、どこかへ出かける風景をよく目にします。地域の家庭や事業所等から依頼された仕事に行くのでしょう。

ある日の午後、センターのガラス引き戸を開けました。
「こんにちは」
「あっ、はい、こんにちは」
「定年退職して、最近、こちらに帰ってきた者です。ぶらぶらしているのも何ですから、こちらの人材センターに登録して、仕事をやってみたいのですが」
「それは、どうも、ありがとうございます」
「登録の前に、お聞きしますが、私の出来ることはパソコンを教えるくらいのことです。このあたりに教えてもらいたい人はいますでしょうか」
「パソコンですか、- - -。 いないですね。ここでは、もっぱら、草刈りや清掃、庭木の手入れ、そして、ちょっとした修理や交換の作業で、パソコンは、ありませんね」
「そうですか。それでは登録はやめときます。どうも、ありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございます」
引き戸を閉めて、センターを後にしました。

さもありなん。 湯梨浜町に転居する前に、こちらの人を対象にした“パソコン教えます” のHPを立ち上げました。内容は、パソコンの設定から操作、各種ソフトの使い方からHPの作成、プログラミングなど、何でもありとし、無料で教えますと。当方の連絡先を載せて、反応を待ちました。結果はゼロ。3ヶ月間、一つの連絡もありませんでした。

このあたりに、パソコンを教えてもらいたい人がいるのか、いないのか、判定は保留中です。それ故に、このHPの片隅に、【お知らせ】として、“パソコン教えます” の掲示を残しています。

知人は、勧誘方法に問題があると言います。パソコンを教わりたい人、特に初心者、にパソコン上の文面で勧誘すること自体、無理があると。チラシをつくって、各戸に配布することを提言してくれました。どうしようか、思案中です。
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【家内の特別寄稿】 
友の会による「食の講習会」

2018 06 21 (art18-0022) 
私は今、鳥取友の会で活動しています。会員が集まって家計、衣、食、住、子どもの ことなどを勉強しています。
5月、6月に2回の「食の講習会」を行いました。

1回目 「たのしくランチ!! 盛り付けひとつでおいしさ倍増」
私たちが準備したおかず(6種類)をもりつける。
一人分でも気軽に作れる味噌玉を使って味噌汁を作る。
ご飯を盛り付けて量を量る。
デザートはいちごのシャーベット。
一日に摂りたい食品の量や自分のために食卓を整えることも内容に入れました。

2回目「楽しくランチ!! バランスの良い食事ーお客様は私」
100gの野菜を量る。
基本のドレッシングから5種類のドレッシング。
5種類のパンの食べくらべ。
友の会で考案された鍋帽子を使って作った茹で鶏とスープ。
デザートはコーヒーゼリー。
冷凍のことや食べられる花、食卓の飾り方なども内容に入れました。
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ナメクジ(夏野菜の栽培)

2018 06 20 (art18-0021) 
ピーマンの葉に穴があいていました。それも、多数。虫によるものと考え、葉の表裏と茎、隈なく探したのですが、虫はみつかりません。試しに、殺虫剤のオルトランを散布してみたのですが、穴の数は増えるばかりです。

殺虫剤に効かない虫? Web検索したのですが、該当する虫がみつかりません。ただ、[野菜+葉+食害]で検索すると、多数並んだ虫のWebサイトの中に、ナメクジを解説したサイトがあります。ナメクジは、夜行性で、昼間は湿った場所に潜み、夜になると活動し野菜の葉茎を食べる、とあります。これだと思い、夜の10時過ぎ、懐中電灯を片手に、畑の見回りに出かけました。ピーマンの葉にナメクジが、それも、多数。ビンゴでした。更に、数は少ないですが、ナス、キューリ、スイカの葉にも、ナメクジがいました。

ナメクジ駆除。方法はいろいろあるようですが、手っ取り早いのは捕殺です。割り箸でつまんでは殺しました。夜な夜な出かけて、ナメクジを退治しました。どうにか、ナメクジによる食害をくいとめることができました。

捕獲したナメクジを殺す方法として、水に浸ける、熱湯をかける、踏みつぶす、塩をかける等があります。ナメクジは、ジメジメした場所や降雨後の葉茎によく見かけるので、水に強いと思われがちですが、水にどっぷり浸けると死にます。ナメクジは有肺類に属し、肺呼吸で生きているので、水中では “溺死” します。

院生のころ、ナメクジからセルラーゼを抽出しようと、ナメクジを多量に集めたことがありました。セルラーゼはセルロースをブドウ糖に分解する酵素です。ナメクジはセルラーゼを消化酵素として持っていますから、紙類も食べることができます。セルロースを分解できる動物は、意外と少なく、バクテリアと菌類以外では、ナメクジやカタツムリ、そして、樹木に穴をあける昆虫の幼虫ぐらいです。セルラーゼで分解されるセルロースは、植物の細胞壁の骨格成分で、植物繊維の大半を占めています。抽出したセルラーゼをつかって、プロトプラストを作成し、異種間の細胞融合を目論んでいました。うまくいかなかったのですが。
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グラウンドゴルフ

2018 06 17 (art18-0020) 
グランドゴルフを初体験しました。東郷池沿いの浅津公園の芝コートで、班対抗の地区大会があり、北部3班のメンバーとして参加しました。各班5名の構成で、北部7班、南部8班の合計15班です。

グラウンドゴルフは、1982年に、泊村(現:湯梨浜町泊)で考案されたスポーツです。ゴルフのように、ボールをクラブで打ち、ホールポストに入るまでの打数の少なさを競うゲームです。ホールポストに入ることを“トマリ”と呼び、一打目でトマリになったときは、合計打数から3打数引くという特典がつきます。標準コースは、50m、30m、25m、15m 各2ホールの合計8ホールで構成されています。 一打目につかうスタートマットとホールポストを置くだけで、どんな場所でもプレイできます。この手軽さにくわえ、ルールが簡単なこと、そして、個人競技であることもあって、愛好者が増えていると聞いています。 グラウンドゴルフ発祥の地、泊のふる里公園「潮風の丘とまり」で、グラウンドゴルフの国際大会が開催されています。今年は、5月19・20日に行われたそうです。

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今回、初めてやりましたが、なかなか、難しいものです。クラブでボールを打つ時の力の入れ加減が微妙です。ホールポストは籠型の鉄製の枠が伏せて置いてあるだけですから、強く打つとホールに入って出ていってしまいます。思い通りに打つには、練習あるのみでしょうか。8ホールのコースを2回まわりました。スコアは、1回目23、2回目26で、合計49でした。北部3班の総合順位は中くらいでした。

確かに、グラウンドゴルフは誰でもどこでもできる競技です。生涯スポーツとして考案されたと聞いていますが、その名の通り、小さな子供からお年寄りまでプレイできるスポーツです。 また、芝のコートでは、一打目を強く打つことができます。カーンと、打撃時のスカッとした感覚も味わうことができます。
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敷居の修理

2018 06 14 (art18-0019) 
6畳和室の敷居に不具合がありましたので、修理しました。敷居全体 (2.60m) を差し替えるべきでしょうが、適当な角材がありませんでしたので、一部 (0.85m) を取り替えることにしました。この敷居は廊下と畳間を仕切っています。3枚の障子を立て込むための溝が3本あります。溝は幅19mm、深さ2mmです。桧の角材を用意し、作里鉋で溝を掘りました。この作里鉋は中古店で購入したものです。3本の溝を掘り、サイズを調整し、所定の位置にはめ込みました。3枚の障子が滑らかに移動することを確認しました。今回は敷居の一部を交換したのですが、次回は敷居全長の差し替えに挑戦しようと考えています。

中古店には、大工道具が売り出されています。鉋もあります。高価な鉋はショーケースに陳列されていますが、そうでないものは、木箱に乱雑に入れてあります。平鉋はもとより、作里鉋、面取り鉋、際鉋、脇取鉋などいろいろです。中には、台座に屋号や個人の名が刻みこまれています。大工さんが使っていたのでしょう。一つ一つ手に取って吟味し、3挺の鉋を購入しました。小型の平鉋と作里鉋(底取鉋)、そして、機械作里鉋。合わせて2千円でした。刃を研いで使ってみると、結構いけます。凡夫は、高価な鉋をもっていませんので、比較検討できませんが、今のところ、数百円の中古鉋で十分です。

父が使っていた平鉋が残っています。かつては、よく削れていたと記憶しています。しかし、今は、台座のゆがみと痛みがひどく、このままでは使えません。台直しが必要です。凡夫が小学生の頃、父に刃先を調整してもらって、この鉋を使ったことを覚えています。

田舎の人は多くのことを自分でやります。特に家周りの修理や改造は。専門業者に頼むことはほとんどありません。何でも屋です。謂う所のDIYです。父はこの傾向が人一倍強かったように思います。古い納屋を片付けていると、いろいろな “父の作品” が出てきます。多くの作品は、何に使ったのか想定できます。しかし、中には、用途の分からない “変な工夫品?” もあります。解説してほしいのですが、父はいません。18年前の冬に亡くなりました。ちょうど、凡夫が米国西海岸のパロアルトに出張していたときでした。
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そろいそろいしなはれよ (夏野菜の栽培)

2018 06 11 (art18-0018) 
畑で作業することが多くなりました。この時期の野菜の生長は、目を見張るものがあります。特に、キュウリは。連日、親づるを支柱に結びつけています。キュウリ栽培の指南書に、開花から収穫まで1週間とあります。そんなバカな、と思っていましたが、誤記ではなさそうです。朝晩で、実が肥大していることが見て取れます。

毎日、キュウリをもぎ取って食べています。残念ながら、家内はこの恵みを享受することができません。娘の住む横浜に出かけていて、不在です。10日ほど。その間、台湾で開催されるスヌーピーランに参加するそうです。

日の照る暑い日に、畑で作業していると、道行く人から声をかけられます。「がんじょしなはるが、そろいそろいしなはれよ」と。
ゆっくりできればよいのですが、そうもいきません。すべてが初めてのことなので、できるだけ、野菜の生長に合わせてやっていくことになります。経験を積めば、適当に手を抜くことができるのでしょうが、今はそうはいきません。

生き物相手の仕事は、言わば、“しもべ” になることです。昨年まで、ヒト癌細胞の “しもべ” でした。一度、細胞の培養を開始すると、数カ月、細胞の世話をすることになります。細胞を継代培養しながら、幾つかの実験を行います。その間、継代培養細胞に異常が生ずれば、全ての実験を中止します。毎日、細胞の ”顔” をみて、異常がないことを確認します。培養自体は簡単な作業ですが、同時にたくさんの細胞株を用いた実験になると、作業量は半端ではありません。

凡夫は、今、野菜の “しもべ” です。しかし、相手は野菜ですから、アレコレすべきことを指図してくれません。野菜の状態をみて、すべきことを推し量ることになります。これが、初心者には難事です。多くが、試行錯誤です。完璧な “しもべ” からほど遠い、初学の “しもべ” です。
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東郷池のシジミ (貝)

2018 06 08 (art18-0017) 
朝の7時、船外機付きの小型船がいっせいにエンジン音を響かせて漁場へ向かいます。ここは、上浅津の船着き場。
漁場に着くと、船人は、鋤簾 (じょれん) と呼ばれる金属製の貝とり道具を使ってシジミをとります。鋤簾は、熊手に網目の籠がついたものです。底面のシジミを土砂ごと掘り起こし籠に入れます。水中で、土砂を振り落とし、貝だけを籠に残します。船上から操作できるように鋤連には長い柄棒がついています。 小船に乗って、立ち姿勢で長い棒を水面下におろすさまは、遠目には、お椀の一寸法師です。

凡夫が子供の頃、夏になると東郷池に入って遊んでいました。また、シジミも採りました。貝とりは、子供にとってよい小遣い稼ぎになりました。手の届く浅瀬では、水中にしゃがみ、片手で底面の土砂を探っては貝をつかみ、水面に浮かせたバケツに入れていました。手の届かない深瀬では、立ったまま、足の裏で底面を探り、貝を見つけては足の指で挟み、引き上げていました。一つ一つ採っていたのですが、すぐに、バケツがいっぱいになりました。

当時は、誰でもシジミをとっていたのですが、今は、できません。漁業協同組合員だけができます。東郷池のシジミは、大粒で、ここの特産品として販売されています。

今では、 かつてのように東郷池に入って遊ぶ子供はいません。理由はいくつかあるのでしょうが、その一つは水の汚染と思われます。COD値(75%)は5mg/Lを上回っています。汚染水に強いフナやコイはどうにかすめますが、かなり汚染されていると言えます。また、東郷池には除草剤等の農薬が流れ込みます。流れ込んだ農薬はなかなか分解・消失しないようです。何度か、残留農薬の問題が起きています。
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サツキの花

2018 06 04 (art18-0016) 
庭のサツキの花が咲きました。ツツジの開花に遅れること一ヶ月です。
花は小ぶりですが、小型の葉に合っています。ただ、新芽が出てからの開花ですから、新葉に取り囲まれて窮屈そうです。

サツキもツツジと同じツツジ科です。ツツジ類の花は、花片の上方に斑点があります。この斑点は、花蜜標識と言い、紫外線を吸収します。紫外線を見ることができる昆虫は、花の色よりも、この紫外線吸収によってできる明暗を見わけて花の蜜腺の位置を認識していると考えられています。

学生の頃、面白い本を読みました。日高敏隆氏の「チョウはなぜ飛ぶか」(岩波書店)です。モンシロチョウのオスがメスをどう認識して交尾を迫るか、を説明していました。キャベツ畑のオスは、頭上にメスを見つけるとパッと飛んでいって交尾をします。このとき、オスは、メスの羽の裏の、紫外線と黄色の混ざった色で、メスを認識するそうです。モンシロチョウが紫外線をどのような色として見ているかわかりませんが、モンシロチョウが見ている世界が、凡夫の見ている世界とは違っていることに驚きました。同時期に、氏の訳書、「ソロモンの指輪」(コンラート・ローレンツ著)と「裸のサル」(デズモンド・モリス著)も読みました。あわせて、動物行動学の面白さに触れました。
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レタスのプランター栽培

2018 06 01 (art18-0015) 
家内は、庭先にプランターを置いて、野菜を育てています。ホームセンターでサラダレタスの種子を購入し、プランターに播きました。サニーレタス、ちりめんちしゃ、サラダ菜、チマサンチと赤色のチマサンチの種子(サラダレタスミックス5、トーホク社)です。発芽に日数がかかったようですが、その後は、順調に生育し、いまでは、もぎ取られたレタスが食卓に上っています。何度も収穫できると喜んでいます。赤色ががったサニーレタスとチマサンチとの色合いも楽しめます。凡夫のような二人暮らしには、ピッタリの家庭菜園です。
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