袋掛け実施上の問題点は、1.袋の入手、2.袋を掛ける時期、です。
1.幸いなことに、湯梨浜町はナシ(二十世紀)の栽培を行っていますから、ナシ袋で代用できそうです。ナシ袋には、5月の摘果後に幼果に掛ける小袋と、6月に小袋の上から掛ける大袋があります。ここは、小袋を使うことにして、営農センターで購入しました。
2.シンクイガは、地中で越冬し、地上に出て蛹期を経て、成虫になります。成虫は、5、6月には発生するそうです。成虫は、果実の表面に産卵しますが、産卵盛期は7ー8月と言われています。袋掛けの適期は、産卵前ですから、6月でしょうか。ただ、幼果が大きくなると袋掛けも大変ですから、まだ、小さいうちが良さそうです。
3本のプルーンの木に、500袋程掛けました。2本のシュガープルーンに450袋、サンプルーンに50袋です。上を向いての作業なので、首と右肩が痛くなりました。ナシ農家の人はきつい作業をやっていますなー。
果実に袋を掛けたことの効果があればよいのですが、初めての試みなので、どうなりますかな? ただ、ちょっと懸念があります。使用した小袋は、金具止めではなく、糊で止める方式ですから、どれくらいもつものなのか不明です。ナシでは小袋を掛けて1ヶ月半後頃に、上から大袋を掛けますから、小袋に必要とされる耐用期間は1ヶ月半です。ここでは、9月の上旬まで(3ヶ月)もってほしいのですが、これまた、どうなりますかな?
キマダラカメムシの卵と幼虫
2022 6 9 (art22-0448)
プルーンの葉の裏側に、数個の卵が付着していました。卵は球形で、すこし黄色ががった白色です。これは、キマダラカメムシの卵です。卵殻は硬くで、指でつまんだくらいでは潰れません。
成虫をさがしたところ、いました。キマダラカメムシは大型のカメムシで、体の模様(黄色の斑点と筋)が独特です。昨年の5月にはウメの葉で見かけました (art21-0344)。
後日、プルーンの葉に、孵化したカメムシの幼虫を見つけました。孵化したばかりの幼虫は、黄色の体色に黒色の縞模様がはいっていますが、時間がたつと、体色が赤色に変わって行きます。幼虫は卵殻を囲んで群がっています。
孵化した幼虫は、卵の共生菌カプセルを食べます。共生菌カプセルとは、親が、産卵時に、卵と一緒に産みつけた共生細菌の塊りのことです。孵化した幼虫はカプセルを食べて、共生細菌を腸内に取り込み、宿すことで、偏食に耐える体になります。
【家内の寄稿】
布草履作り
2022 6 6 (art22-0447)
布草履を作ってみました。
随分前に作ったことがあったのですが、すっかり忘れていました。ネット動画を参考に、針金ハンガーにロープを掛けて、浴衣の生地で作った紐を通して編んでいきました。出来上がった布草履をはいてみると気持ちがいい。ネットには外反母趾予防や健康に良いなどと書いてありますが、ただただ履き心地がよく、大いに気に入りました。
他の人にも作ってあげよう、友の会の友愛セールにも出品してみようと考えると、良いものを上手に作ろうと気合が入ります。夫に編み台とループ返し(鼻緒作りに必要)を作ってもらいました。また、編んでいるうちに幅が狭くなってしまうので、サイズを確認できるように9センチ幅で24センチ長の型紙も作りました。布草履作り、とても楽しいです。
8020運動
2022 6 2(art22-0446)
1日付けのA新聞の “声” 欄に、岐阜県の69歳の読者の声が掲載されていました。「ハチマル・ニイマル(8020)運動」を実践している人の話です。80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという運動です。残存歯数が20本あれば、たいていの食べ物を噛み砕くことができると言われています。また、自分の歯で咀嚼すると、おいしく食べることができるとも言われています。
平成元年に8020運動が開始された当初、8020の達成者は、10人に1人にも満たない状況だったそうですが、その後、達成者の割合は増加し、平成28年の調査では、51%が達成しているそうです。半数の高齢者が自分の歯でものを食べていることになります。
さて、読者の声です。60歳のH氏は、朝夕の歯磨は、形状の異なる3本の歯ブラシに加えて、歯間ブラシとデンタルフロスも使って行っているそうです。また、歯茎を手指でマッサージしているとか。更に、月に一度、歯科医院で検診を受けているそうです。いやはや、おそれいります。
歯周病になった凡夫も、歯磨きを丁寧に行うようにしていますが、使っているのは歯ブラシ1本と歯間ブラシです。それでも結構時間がかかりますから、H氏が歯ブラシに掛けている時間は、相当なものでしょう。
永久歯は、親知らず4本を含めて全て生え揃うと上16本と下16本の総数32本になります。しかし、4本の親知らずは生えなかったり、抜いてしまう場合もあるため、歯の本数は人により28~32本となるそうです(ウィキペディアより)。凡夫の歯は、現在、上13本、下14本で、総計27本です。左上の親知らずだけが残っています。右上の2,6番が抜けています。32-33 (親知らず)-2 (右上2と6の抜歯) =27。その内の6本は金銀パラジウムですっぽりと被さった銀歯です。
8020を達成するためにという訳ではありませんが、この27本の歯をケアして、できるだけ長く自分の歯で物を食べたいと考えています。
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