今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

クワイの植え付け

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今年もクワイを作ろうと、クワイ床に種芋を植え付けました。種芋は、先月の20日に掘り起こし (art23-0530)、冷蔵庫で保存していたものです。

クワイの栽培は3回目になりますから、植え付け準備(クワイ床の作成)は慣れたものです。
昨年クワイ床に使った田圃の穴(200 x 60cm、深さ40cm)をきれいにします。新しいビニールシートを敷き、田圃の土を入れます。土はできるだけ表層の土をつかいます。土が入ったら、水を加えてかきまぜて、とろどろにします。そうすると、草と根、そして、葦の地下茎が土から分かれてきますから、5つ目鍬とレーキで掬い取ります。今年は、田圃の土が濡れていたこともあり、草の混入が多く、除去作業に難儀しました。適量の堆肥と肥料、そして、石灰を加えて、再度、かき混ぜます。
数日置いて、土が沈み、上層の水と分離したら種芋を植え付けます。

種芋は、水中に沈んでいますが、そのうち、芽が伸びて水面から出てきます。
なお、クワイは白クワイです。スーパーマーケットに並ぶ青クワイと違って、大型のクワイです。サクサクとした食感とクワイ独特な苦味を楽しめます。我が家では好評です。

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チェーンソー

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先日、広葉樹の丸太をジモティーで手に入れました (art23-0537)。これまで、丸太からブロック材を切り出すのに電動レシプロソーを用いていました。1,2個の丸太ならば、レシプロソーで対応できますが、多数になると、時間がかかり、その分疲れてしまいます。そこで、今回は、電動チェーンソーを使いました。マキタのMUC3541(ガイドバー35cm)です。

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チェーンソーを使うのは初めてです。丸太を横に切ってみたところ、さくさく切れます。感動ものです。次に、丸太を縦に切ってみました。こちらは、ちょっと、問題がありそうです。横に切ったときの切り屑とは異なり、随分細長い切り屑がでてきます。チェーンソーを寝かせて、ガイドバーが丸太の縦方向と並行になるようにすると、切り屑は更に長くなります。長い切り屑はスプロケットカバー (ガイドバーの取り付け側の黒い覆い)内に入り込み、スプロケット (ソーチェンを動かす歯車) に巻き付きます。一度止めて、ソーチェンを手で回そうとしましたが、動きませんでした。かなり絡まっているようです。スプロケットカバーを取り外して、巻き付いた切り屑を除去するはめになりました。丸太を縦方向に切る時は、注意が必要です。寝かせ過ぎは禁物です。

チェーンソーは、ソーチェン(チェーンソーの刃)で削り取ることで切っていくものですから、切り屑(/切削屑)の形状は、木の繊維方向と直交に切る場合は、細かい切り屑(/切削屑)になりますが、木の繊維方向に切る場合は、長い切り屑(/切削屑)になります。
これは、鉋掛け時に出てくる削り屑の形状と同じことです。縦方向に掛けると長い帯状の薄い削り屑ができますが、横方向に掛けると破片状の切り屑ができます。なお、長い帯状の切り屑を縦方向に引っ張っても破れませんが、横方向に引っ張ると簡単に破れます。

直径33cmのケヤキの丸太を縦に4分割しました。杉の丸太材を2本並べて、その上にケヤキの丸太を置いて、3本の切り込みを入れていく方法で4分割しました。こうすると、ケヤキの丸太を動かす必要はありませんから、楽です。初めてにしては、うまく分割できたと思います。

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ポポーの交配

2023 4 20 (art23-0538)
今年は、ポポーの木に多数の花がつきました。

ポポーの花は、雄しべと雌しべの両方をもった両性花ですが、雌しべが成熟した後に、雄しべが成熟する雌性先熟です。"自花"受粉を避けることができます。花を遺伝子の組み合わせの多様性を高めている戦略とみれば、雌性先熟のように雄しべと雌しべの成熟期をずらして"自花"受粉を避けることは、その戦術の一つと言えます。しかし、結実に他の花を必要とするこの戦術は、果実を生産する行為、栽培にとっては、ちょっと、厄介です。交配を確実にするために人の手を煩わせることになります。交配(人工交配)が必要です。

ポポーの人工交配の実際:
早く咲いた花の花粉が成熟するのを待ちました。花粉が散ることを確認して、細い筆先に花粉を付けて、他の花の雌しべの先端を筆先でなでるようにして、花粉をつけました。交配作業済みの印として、花が付いている枝にカラー紐を結びました。

昨年は2個の果実しかとれませんでした。今年は、10個の果実をとりたいと考えています。その為には、着果数を確保する必要があります。それには、多数の花を咲かせること、そして、人工交配を成功させること、です。前者は達成です。して、後者はどうでしょうか。花弁が散ると成否が分かりますから、しばらく様子を見ることになります。

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ところで、交配と言えば、この辺りはナシ(二十世紀)の産地で、春には交配作業があります。子供の頃交配作業をやりました。
ナシは、自らの花粉では結実しない自家不和合性という性質があります。これも、遺伝子多様性を担保する戦術の一つと言えます。着果の為には、他品種の花粉による人工交配が必要になります。

子供の頃のナシの交配は、竹の筒に花粉/葯を入れて、首からぶら下げ、竹の筒に絵画用の筆を突っ込んでは筆先に花粉をつけて、花をなでるように動かして、花粉をつけていきます。ナシの花は、ひとところに数個の花をつける散房花序ですから、花の群に筆先を、パッパッパ動かして全ての花に花粉を付けます。着果後、指先大に生長したら摘果し、形のよい幼果だけを残します。

筆先に適量の花粉を付ける難しさはありますが、個々の花の交配作業に難しい点はありません。子供でもできます。しかし、一つだけ、やっかいなことがあります。全ての花に筆で触れる必要があります。枝が複雑に伸びていますから、うっかりすると、どこまでやったのか分からなくなります。やってないところは、着果しませんから、大事です。迷った場合は、もう一度やりなおすことになります。これが何度も起こるようになると嫌になります。よくしたもので、そうなった頃に声が掛かりました。「もう止めて、花を取りなさい」と。

当時、人工交配用の花粉は、ナシ品種、長十郎の花から取っていました。長十郎の木は、二十世紀のような、地面に平行に這わせた棚仕立てにすることはなく、自然に育っていましたから、枝が大きく張った背の高い木でした。花摘み作業は、脚立に乗ったり、木に登って行う必要がありました。木登りは子供の特技です。大きく開いた花ではなく、咲きかけの花/蕾を摘み取るだけですから、子供にもできます。この作業にも飽きる頃には、おおむね帰る時刻になっていました。

丸太の入手

2023 4 17 (art23-0537)
スプーンやフォークなどのカトラリーは硬めの木を使います。硬めの木と言っても、いろいろな種類がありますから、本当のところ、どの木がよいのかわかりません。実際に作って、使ってみて、自分にあった木を見定めるしかありません。いろいろな木を手に入れる必要があります。

近くのホームセンターでは、スギ、マツ、ヒノキなどの針葉樹の材木を販売していますが、広葉樹の硬い木はおいていません。通販サイトを調べると、いろいろな広葉樹の木を販売しています。しかし、高価です。ちょっとした大きさのブロック材が数千円します。これでは、ちょっと試しに使ってみようという気にはなりません。

前に、薪の取扱い店から、薪にする前の丸太を購入して使ったことがあります。(art22-0417) 。価格は手がでないほどではなかったのですが、安くはありませんでした。購入した丸太から、適当なサイズのブロックを切り出して使いました。

ジモティーなるサイトがあります。これは、無料広告の掲示板で、全国の地元の情報が掲載されています。県下のジモティーサイトの掲示板を調べたところ、薪用の丸太材が載っていました。投稿者と連絡をとり、丸太を安く手に入れることができました。それにしても、ジモティー、利便性が高いと思います。投稿者(出品者)と問い合わせ者(購入者)が合意の上、対面で品物と金を手渡しするだけです。誰でも、要らなくなった物をほしい人に譲ることが、いとも簡単にできます。

手に入れた丸太は、ヤマザクラ、ケヤキ、クヌギ、シイの木です。後者の2つは薪炭材として使われている木ですが、調べたところ、カトラリーにも使われています。

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蛇口の水漏れ修理

2023 4 13 (art23-0536)
マンションの部屋の掃除と片づけが一段落した翌日、横浜駅周辺で買い物をするという家内に同伴しました。と言っても、実のところ、疲れてしまったので、途中、家内を残して、早々に帰ってしまったのですが。田舎にどっぷりつかっているせいなのか、人込みに身を置くと、とても疲れます。単に歳のせいなのか、とも、思いますが、とにかく、疲れました。

それはさておき、本題の修理の話です。
洗面台の蛇口から水が漏れるようになりました。レバーを ”止める” の位置に戻しても、蛇口から水がちょろちょろ流れ落ちます。洗面台はTOTOの台付シングルで、蛇口に使われているバルブは、シングルレバー混合栓です。レバーハンドルを動かすことで、水と湯を切り替えながら吐水できるタイプです。型番THY582Nのカートリッジが使用されています。水漏れは、このカートリッジが劣化したためと考えられますから、カートリッジを交換することにしました。

カートリッジの価格を調べたところ、近くのホームセンターよりも、アマゾン通販の方が安かったので、アマゾンに発注しました。それが、11日の午後。翌日に届くと言うことで、12日は配達を今か今かと待っていました。午後6時過ぎ、品物が届きました。

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早速、作業にかかりました。まず、洗面台の下の扉をあけて、水と湯の元栓をしっかり閉めて、蛇口から水/湯が出ないことを確認しました。それから、カートリッジの交換作業です。
  1. 蛇口のレバーを引き抜く。(レバーは、ネジ固定ではなく被せてあるだけなので、強く引っ張ると抜ける)
  2. ワイドモンキーレンチで、カートリッジ押えを緩めて外す。(押えは、ネジ式で、開口38mm以上のレンチが必要です。近くのホームセンターで最大開口46mmのワイドモンキーレンチを購入しました)
  3. カートリッジを取り出す。
  4. 水と湯の穴口に入り込んでいるフレアパッキン(リングとバネ付き)を取り出す。(かなり劣化していました)
  5. 菅内に残っている水を排除する。
  6. 新しいフレアパッキン(リングとバネ付き)を水と湯の穴口にはめ込む。
  7. 新しいカートリッジを挿入する。
  8. カートリッジ押えをワイドモンキーレンチで締め付ける。
  9. 蛇口レバーを嵌め込む。

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洗面台の下の水と湯の元栓を開いて、レバー "止める" の位置に戻したとき、漏れがないことを確認できました。完璧です。交換作業にかかった時間は10分程でした。これで、しばらくは、持つでしょう。

玉つづり

2023 4 10 (art23-0535)
マンションのベランダの玉つづりが鉢から溢れ出ています。玉つづりは多肉植物です。幾つかの茎の先端に花が咲いています。

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マンションは、かつて、横浜で暮らしていたときに使っていたものです。定年退職した9年前京都へ移住しましたが、その時まで住んでいました。その後娘が使っていましたが、ここ数年は誰も使う人がいませんでした。昨年の4月末、家内と部屋の掃除に来たとき、ベランダの玉つづりは、すでに鉢からはみ出ていましたが、そのままにしておきました。そして、ぼぼ1年後の今回、玉つづりはますます鉢からはみ出ていました。誰に見られこともなく、生育をつづけていたようです。多肉植物は栄養の乏しい環境に育つ植物で、多くの肥料を必要としないと言われていますが、それにしても、1年間無肥料状態でしたから、この姿には驚かされます。

ちょっとした高台に並ぶ7棟の5階建てマンションは今まで通りの姿を見せていました。ただ、駐車場の車が変わっていました。3ナンバーの車が少なくなり、軽自動車が見られるようになりました。住んでいる人の多くが高齢になっています。車で遠出をする機会がなくなり、もっぱら近くのスパーで買い物に使う程度になり、大きな車が不要になったのでしょう。

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ところで、今回の横浜行きは、ANA創立70周年記念「国内線ANA SUPER VALUEセール」 (第2弾) によるお得な航空券を利用しました。鳥取-羽田間の片道が7,000円で、往復が14,000円です。これくらい安ければ、手軽に飛行機を利用できます。ANAさん、もっと頻繁に、この種のセールを行っていただけませんかな。

畑の防風柵の修復

2023 4 6 (art23-0534)
野菜畑の西側の防風ネットの柵が古くなったので、支柱ともども修復しました。この柵は、随分前に両親が立てたもので3-40年はたっていると思います。その間、何度か支柱が交換・補修されています。西側は道路を挟んで田圃ですから、風を遮るものがなく西風をもろに受けます。場所柄、西風対策は必要です。

防風ネットを外して、支柱の鉄パイプを除去しました。鉄パイプは穴があくほど錆びていました。経年を感じます。一方、防風ネットに劣化はみあたりません。丈夫なネットだと関心します。劣化と言えば、この地に移住したとき、防風ネットが一部外れていましたから、緑色のビニール被覆針金で留め直しました。それから5年程しか経ちませんが、この針金は相当に劣化していました。見てくれはよかったのですが、長持ちしませんでした。さすがに今時の製品です。

周辺の草を取り除いた後、鉄パイプを打って支柱を立てました。鉄パイプは、大きなビニールハウスに使われていたもので、近所のSさんから頂きました。 鉄パイプの支柱に、園芸用の支柱(長さ240cm)を固定して横棒とし、その下方に、太い針金を2本固定して横線としました。 ”昭和のネット” を横棒と横線に取り付けました。ネットの下端は、地面に這わせた鉄パイプに固定しました。

完成です。天気に恵まれたこともあり、ちんたらちんたらやってきましたから、一週間を要しました。この ”ちんたら作業” は、年寄りであることの証であり、また、有閑老人の特権でもあります。
修復した防風柵は、20年は持つだろうと思います。

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小テーブル(木工)

2023 4 3 (art23-0533)
家内からのリクエストで、PC (15.6インチ) の台として使う小テーブルを作りました。天板の下に物入れ棚を設けて、PCを収納できるようにしました。

天板の大きさは、60x45cmで、厚さは2.5cmです。この天板は、テーブルソーを作るとき、丸ノコを取り付ける平板としてホームセンターで購入したものです。しかし、実際の作成では、もっと大きな平板(90x70cm)を用いました (art23-0521) 。このサイズの変更は正解でした。テーブルソーの平板は大きい方が使い勝手が良いことがわかりました。小テーブルの高さは、食卓テーブルの高さに合わせました。

作成
材料
  • 天板(パイン集成材)
  • 角材(脚用、3x3cm、杉)
  • 板材A(幕板用、幅9cm、厚さ1.8cm、杉)
  • 板材B(貫用、幅4.3cm、厚さ1.8cm、杉)
  • 板材C(物入れの底板用、幅12cm、厚さ1cm、杉)
方法
  1. 4本の脚を、3枚の幕板用の板材Aと貫用の板材Bで固定して、コの字に組む。固定はダボ継とする。
  2. 物入れの底板用の板材Cを、幕板に取りつける。
  3. 脚組ができたら、天板を取り付ける。
完成した作品の良し悪しは、各パーツが正しく準備できているかに大きく左右されます。板材の場合は、幅と厚みが同じで、切断面が直角であることです。角材の場合は、両端の断面面が直角であることです。 テーブルソーが使えるようになり、同じ幅の平板を容易に用意できるようになりました。これまでは、同じ幅の平板を複数枚用意するのに、自動カンナ機を使っていました。自動カンナ機を用いて平板の厚さを調整するのは容易ですが、幅を調整するのは面倒です。

家内は、出来上がった小テーブルを台所の片隅に置いて、使っています。

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