今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

シャクトリムシ

2024 6 27 (art24-0662)
毎日、朝夕、ミカン畑を見回っています。コマダラカミキリの成虫をみつけては捕殺しています。既に、4匹殺しました。交尾と産卵前の成虫の駆除が目的です。今のところ、産卵痕である樹皮の傷や樹液の流出は見つかっていません。

昨朝の見廻りで、キンカンの枝にシャクトリムシをみつけました。ちょっと遠目に、藁の切れ端が枝に引っ掛かっているなと思い、目を近づけると、物ではなく虫、シャクトリムシでした。色といい、形状と言い、藁の切れ端様です。写真に撮って、ネットで調べると、どうやら、ヨモギエダシャクの幼虫のようです。
ヨモギエダシャクの幼虫は、柑橘を加害するシャクトリムシ類の中で最も発生が多いとあります。若齢幼虫は新梢を好むようですが、老齢幼虫になると、硬化した葉も食害するそうです。大きなシャクトリムシですから、大食漢のようで、枝の葉がまるごと食い尽くされることもあるとか。

実際、キンカンの葉が食べられているので、アゲハチョウの幼虫でもいるのかと探したのですが、見つかりませんでした。どうやら、犯虫はシャクトリムシのようです。 しかし、今まで、シャクトリムシが葉を食べているところを見たことがありません。今回も、見つけた時は、じっとしていました。いつ食べたのでしょうか。残念ながら、殺しましたので、その現場を押えることができません。

それにしても、ぴんと体を伸ばして、じっとしている姿は、みごとです。

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ゴマダラカミキリ

2024 6 24 (art24-0661)
温州ミカンの木に、ゴマダラカミキリを見つけました。大型のカミキリで、黒色の体色に白色の不規則な斑紋があります。落ち着いた色合いのカミキリですが、柑橘類の害虫として知られています。イチジクの木で見かけたこともがあります。以前、イチジクの木に取りついていたミヤマカミキリをブログでとりあげました(art22-0456)。こちらのカミキリも大型で、体は褐色で微毛で覆われています。

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ゴマダラカミキリは、5月下旬から6月に羽化して成虫になり、葉や茎を食べます。葉の食害はまだよいのですが、茎の皮を食べて木を弱らせ、場合によっては、枯らしたりしますから、困ります。それでも、成虫であれば、姿が見えますから、捕まえて殺すことができます。しかし、幼虫は、茎の内部に潜り込み木質部を食い荒します。こちらは、姿が見えませんから、捕殺ができません。薬剤に頼ることになります。ただ、成虫を、産卵する前に捕殺すれば、幼虫の食害を減らすことになります。

見つけたゴマダラカミキリは捕殺しました。別の木に、もう一匹いましたので、こちらも捕殺しました。道向かいの畑に八朔の木が植わっています。持ち主のWさん言わく、カミキリムシを10匹ほど殺した、と。このところ、カミキリムシを念頭において、みかん畑を見廻っています。

メダカの孵化

2024 6 20 (art24-0660)
軒下に大きなプラ容器を置いて、メダカを飼っています。容器には小川で採取した金魚藻が入れてあります。
6月に入ると、卵を腹部にぶらさげたメダカを見かけるようになりました。日ごとに、その数が増えてきました。頃合いをみて、金魚藻を別の水槽に移しました。

翌日、3匹のメダカの稚魚(針子)が泳いでいました。メダカの孵化に必要な日数は積算温度(250度)で計算できると言われています。水温が25℃であれば10日になりますから、これらの稚魚(針子)は、かなり前に産まれた卵から孵ったことになります。
親(成魚)メダカは卵を食べると言われていますが、実のところは浮遊している卵だけを食べるようです。フラフラしているものを餌とみてパクつくのでしょう。そうであれば、金魚藻などの水草に付着している卵はパクつかれれることはありませんが、孵化したばかりの稚魚(針子)はフラフラしていますから、パクつかれることになります。これを避けるためには、水草などに産み付けられた卵であっても、親(成魚)から引き離す必要があります。ただ、産卵から孵化まで10日ほど(水温が高ければ1週間ほど?)ありますから、あわてて行うような作業ではありませんが。

金魚藻を移した水槽の稚魚(針子)の数は、日に日に増えて、一週間を過ぎると急激に増えました。今では、3,4百匹?でしょうか。
さて、どうしたものか。昨年は、このまましばらく放って置いたのですが、今年は、あまりに数が多いので、このまま放って置けるものかどうか、案じられます。少なくとも、給餌のタイミングを計る必要はありそうです。

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ノミとカンナの収納箱(木工)

2024 6 17 (art24-0659)
裏の納屋の2階に設けた作業場で、木工を楽しんでいます。ただし、暑くなって、作業場の気温が30℃を超えてくると体力が持ちませんから、休業になります。今のところ、まだ、継続できています。
何か形のある物を作るだけでなく、単に、木を切ったり削ったりすることだけでも、十分楽しめます。作業そのものを楽しむと言ったところです。

木を切ったり削ったりは、主に、電動工具を使って行います。精度のよい電動工具を使えば、寸法通りに切ったり削ったりできます。しかし、時には、寸法通りにできないこともあります。修正が必要です。修正にはもっぱらノコ、カンナ、ノミを使います。

木工を始めた頃、中古販売店に出かけては、ノコ、カンナ、ノミを物色し、購入しました。大型のプラ容器のなかに無造作に置かれていた中古品で、1000円前後の安物です。ただ、大工さんが使っていたと思われるものを選んで購入しました。

数が多くなり散在気味になってきましたので、引き出しタイプの収納箱を作り、ノミとカンナを仕舞うことにしました。

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ノミ用の内箱:ノミ同士が接触しないように上半分に閾板を設けています。
カンナ用の内箱:奥に薄板を入れて、刃先が底板に触れないようにしています。
簡単な収納箱ですが、整然と並んでいると、使いたいノミとカンナの出し入れが容易です。

老いの姿

2024 6 13 (art24-0658)
凡夫は70歳と半年です。70歳と言えば、長寿の祝いである古希にあたります。古希は、詩聖の杜甫が書いた漢詩「曲江」の一節に由来しているそうです。

朝回日日典春衣
毎日江頭尽酔帰
酒債尋常行処有
人生七十古来稀
穿花蛺蝶深深見
点水蜻點款款飛
伝語風光共流転
暫時相賞莫相違

「人生七十古来稀」(じんせいしちじゅう こらいまれなり)です。当時、70歳まで生きる人はわずかであったのでしょう。杜甫自身は、ウィキペディアによると、712年に生まれて770年に亡くなっていますから、58歳没です。ちなみに、詩仙の李白は、701-762年で、61歳没です。

このあたりの人は、70歳ではまだ老いとは無縁のようです。しかし、それから5年程たつと、老いの姿が現れてくるようです。
ある日の夕方、日課の畑廻りをしていると、2,3十メートル先の、道沿いの野菜畑に人を見かけました。前かがみで、狭い歩幅で、とぼとぼ歩いています。はて、どこの老人だろうと思い巡らしながら、近寄ってみると、Sさんでした。Sさん宅は近所でもあり、時折話をします。まさか、畑で見かけた ”老人” がそのSさんであったとは。Sさんは、凡夫より5歳年上です。

Sさんの姿勢と歩き方が、この一年で、随分変わってきたことに、家内も気づいていたようです。外から見て、人の老いは、声だとか、顔だとか、頭髪だとか、といった体の一部からの印象ではなく、体全体の雰囲気や動きから看取されるようです。自分で自分の歩く姿を見る機会はありませんから、自分では自分の老いに気づかないことになります。しかし、人からははっきり見えますから、ふとした折に、誰かにこう言われます。「大丈夫ですか」、「席をかわりましょうか」、「荷物を持ちましょうか」、「前に段差がありますよ」、などと。

あと5年程でしょうか。他人から気遣われるようになる前に、やりたいことをやりたいようにやろうと思います。

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ミカンの様子

2024 6 10 (art24-0657)
明け方に雨が降ったようで、朝食前にミカン畑に出てみると、土と下草がしっとり濡れていました。ミカンの葉にも水滴が付着しています。日射しが届いていますから、そのうち乾いてくるでしょう。周辺の水田では、田植えが終わったところで、苗が整然と並んでいます。今朝は、雨上がりのせいか、カエルの鳴き声がひときわ大きく響き渡っていました。クワイ床にも3,4匹のトノサマガエルを見かけました。

畑のミカンは順調に育っています。

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しかし、今年は、温州ミカンの着果率が悪く、数えるほどしか幼果が付いていません。去年は多数の果実を収穫することができましたから、去年は表年(生り年)で、今年は裏年になるのでしょう。毎年、変動なく収穫できるように、剪定を工夫する必要がありそうです。

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温州ミカンの他に、ネーブルオレンジとレモンを1本づつ育てています。ネーブルオレンジには、1つの花が咲き、それが着果しました。今では、丸っこい幼果になっています。温州ミカンの幼果も丸っこいのですが、こちらは、表面がつるっとしています。温州ミカンの方はごつごつしています。また、今年は、レモンに10個ほど花が咲きました。9つは雌しべの柱頭がない不完花でした。残りの1つは柱頭のある完全花でした。これが着果してくれました。レモンの幼果は小さいながらもレモンの形をしているのですなー。
このまま、順調に育てば、1個のネーブルオレンジと1個のレモンが試食?できそうです。

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エアコン室外機に屋根を付ける

2024 6 6 (art24-0656)
先日、エアコンを通販で購入して、台所に取り付けました(art24-0651)。室外機は、出窓の下に、犬走りにブロックを2つ置いて、その上に設置しました。以前から置かれている室外機の隣にもう一台並びました。室外機に屋根を付けることにしました。

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以前、座敷にエアコンを取り付けた時、室外機に屋根を付けたことがあります。この時は、屋根を付けるために、室外機を囲う木枠を作りました。そして、木枠の上部に屋根を設けました。

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今回は、出窓の下枠を利用して、室外機用の屋根を取り付けました。屋根板を焦げ茶色のカラートタンで覆いました。

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トマトとキュウリのポット栽培(2)

2024 6 3 (art24-0655)
トマトとキュウリをポットに植えて、庭で育てています。今のところ、水やりだけで、肥料はやっていません。

キュウリ
巻きひげが支柱に巻き付き、つるが大きく伸長しています。雌花と雄花が次々と咲いて、膨らみ始めた果実もいくつか付いています。果実の一つが大きくなったので収穫して、食べてみました。少し果皮がかたかったのですが果肉は甘く、十分食用になります。
ところで、単為結果性を持つキュウリは、受粉や受精をしなくても結実すると言われています。しかし、最初に咲いた雌花は結実せず、萎れてしまいました。今回収穫した果実は、2番目に咲いた雌花の子房が肥大したものです。
キュウリの仕立ては3本です。親つるが支柱の先端に届いたので、摘芯しました。これによって、子つるの生長が促されるでしょう。

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トマト
大玉トマトの桃太郎(右)とミニトマトのフルティカ(左)を育てています。桃太郎は3本仕立て。フルティカは、下方の脇芽を残してきましたから、4,5本の側枝が出ています。いずれの枝も、背丈が支柱の先端に届きそうになったら、適時摘芯します。主枝は摘芯しました。3段目の花まで残っています。
桃太郎もフルティカも、下段の花の子房が少し膨らみ、青い幼果をいくつか付けています。ただ、側枝が多いので、側枝の生長に養分がとられてしまい、幼果の肥大はゆっくりです。

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