今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

ミカンの新梢(秋枝)

2024 9 30 (art24-0687)
一週間留守にしている間に、ミカンの木の枝の先端付近から新梢がわんさか出て、ミカンの木が新梢で覆われました。新梢の茎葉は、古い茎葉と違って、緑色が薄く、遠くからでも識別できます。この時期に出てくる新梢は秋枝と呼ばれています。ミカンの新梢は、発生する時期によって、春枝、夏枝、秋枝と区分されています。果実が生るのはもっぱら春枝です。

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夏枝と秋枝の葉は、ハモグリガの幼虫の餌食になります。出て来たばかりの若い葉に、ハモグリガが産卵し、孵化した幼虫が柔らかい表皮下に潜り込んで,表皮組織を食い荒します。食べながら坑道をつくって移動するので、葉に不規則な半透明の白っぽい曲線の食害痕が残ります。あたかも、絵でも描かれているようで「エカキムシ」との別名があります (art21-0358) 。

この一週間で伸びた新梢のほとんどの葉は、エカキムシに食い荒らされていました。食害にあった葉は、縮こまって奇形となります。かなり見苦しいので、新梢を取り除くことにしました。新梢はまだ柔らかく、強く倒すと付け根から折れます。1時間ほどかけて、6本のミカンの木の新梢を取り除きました。

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まだ、しばらくは、新梢がでてきますから、小さいうちに、摘み取ります。これは、畑の見廻り時の作業の一つです。

マンションの売却と引っ越し

2024 9 26 (art24-0686)
18日から一週間横浜に滞在し、24日に田舎の我が家に帰ってきました。今、廊下と部屋には、梱包された家財道具が溢れかえっています。足の踏み場もありません。

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此度の横浜滞在中、マンションの売却を不動産に依頼し、家財を田舎の家へ送り出しました。このマンションは、定年退職し京都へ移住するまでの間、その後、東京に職を得た娘がしばらく使っていました。娘が東京へ引っ越してからの数年間は、誰も使っていません。年に1,2度、家内は横浜へ出かけて清掃していました。

横浜滞在は、慌ただしく多忙を極めました。
今回は、家財を田舎へ運搬する引っ越し業者を選定し、マンション売却の仲介不動産業者を選定するだけのつもりだったのですが、引っ越し業者のスケジュールにたまたま穴があき、直近の23日搬出-25日搬入の運搬枠がとれました。

さあ大変です、3日間で荷物をまとめ、翌朝のトラックの積み込みに間に合わせなければなりません。家内が大丈夫だと言いますから、家財道具のパッキング作業に取り掛かりましたが、やってもやっても終わりが見えす、何度か「間に合うのかな」と家内に問いかけることになりました。その度に「間に合わせる」との力強い言葉が返ってきました。

途中、1トントラックをレンタルして、古本や粗大不要品を市の資源循環局の廃棄場まで運びました。初めて、1トントラックを運転しましたが、田舎でよく見かける軽トラックと違って、座席が高く、広く、運転しやすいトラックでした。

また、仲介不動産業者との面談による作業の中断がありましたが、なんとか、23日朝の積み込みに間に合いました。ただ、前夜は、遅くまで作業が続きました。

部屋と廊下に溢れかえった家財道具は、おいおい梱包を解いて整理していくつもりです。こちらは、期日がありませんから、ゆっくりと。
後は、マンション売却の仲介を依頼した不動産から、よい連絡が入るのを待つばかりです。

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ナスのヨトウムシ

2024 9 16 (art24-0685)
畑には、夏野菜のナスとピーマンが2株づつが残っています。今も実を成らせています。

ナスの収穫が一段落した頃、不要な枝を切り取り、根を一部切ってやりました。これが良かったのか、株の生長はつづき、付いていた幼果は大きくなりました。そのうち、新梢が伸びて新葉が展開し、一回り大きな株に生長しました。ほぼ途切れることなく実を付けています。

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すぐ隣のプルーンの木に集まったコガネムシが、ナスにも飛来し葉を食い荒しました。今年は、気温が下がらないので、この時期でも、コガネムシを見かけます。コガネムシを防除する有効な方法がなく、野放し状態です。プルーンの木の上部の葉は、穴ぼこだらけの酷い有様です。
また、コガネムシはナスにも飛来し、葉を食べて、葉をぼこぼにします。

畑廻りのある日、ナスの葉が数枚ボコボコになっていましたから、コガネムシにやられているな、と思った翌日、ナスの葉に細かく齧られたような食痕が見られました。数日後、食痕は、葉全体に広がり、目立ってきました。食痕はニジュウヤホシテントウムシの幼虫による食痕に似ていますが、これは、葉の裏側ではなく、表側を齧っています。どんな虫が齧っているのかと、探しましたが、見つかりませんでした。

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翌日、朝食前に、畑に出て、ナスの葉を調べると、いました、ヨトウムシです。まだ、小さい幼虫ですが、個別に行動していましたから、3齢幼虫でしょうか。ヨトウムシは3齢幼虫になると群生から単独行動へと行動様式が変わると言われています。
また、ヨトウムシは、漢字名「夜盗虫」の通り、夜行性の昆虫です。夜間に活動し、日中は、日陰や土中に潜ってじっとしています。試しに、夕方少し暗くなってからナスの葉を調べると、ヨトウムシがいました。

とりあえず、見つけては殺します。

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はわい温泉

2024 9 12 (art24-0684)
先日、暑い中、倉吉市立図書館に出かけて一冊の本を借りてきました。タイトルは『羽合温泉誌』です。羽合町商工会の羽合温泉誌編纂部がてがけた本で、平成2年の出版です。

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はわい温泉は、かつては浅津温泉と呼ばれていました。東郷池では遠い昔から湖心に温泉が湧いていたそうです。江戸中期の寛政4年 (1792)の『和久島旧跡往来の記』の中に、「東郷池、湖中に温泉湧出る」と記述されているそうです。

面白いことに、伊能忠敬が、文化10年 (1813) に2度目の山陰地方の測量を行っていますが、その時、東郷池の測量も行いました。橋津に2泊(11月17と18日)し、池に舟を漕ぎ出して視察していますが、湖中に湧く温泉のことは記述されていません。温泉には興味がなかったのでしょうか。

慶応2年 (1886)、 浅津村の湯村幸助は、湖上温泉に取り組んだそうです。東郷池の湖中から自然に湧き出る温泉水を孟宗竹を突っ込んで集つめ、湖上に浮かべた舟の4斗樽に温泉湯を溜め浴場とし、温泉気分を味わうと言ったものです。

明治22, 23年頃、村人が、池永の水田に灌漑用水の井戸を掘ったところ、湯が出たので大騒ぎとなったそうです。明治27年頃、幸助が近くの地を掘ってみたところ、湯が出て来て、幸助湯の再現をはかったとか。さらに、船どおしの横を掘ってみたところ、湯が湧出したそうです。旭館と東郷館ができて、浅津温泉はここからはじまったそうです。(一部、羽合町史より)

東郷池の泉源は湖心と湖底、そして東郷池西岸のデルタ地区にあります。このデルタ地区を掘ると、どこでも湯がでてくるようです。
東郷池周辺の温泉地質の調査報告(清水欣一、日本陸水学会の報告 (1968)) には「浅津温泉は、総数28源泉よりなり、それぞれボーリングで温泉水を取得している。ボーリングの採掘深度は、25-70m、温泉貯蔵層は深度25-70m付近の砂層である。湧出温度は43-73℃で、温泉総湧出量は約700m3/day」とあります。

第7図 東郷池周辺の温泉分布図 684-2_hawai-onsen_web


第4図 浅津温泉の地温分布 684-3_hawai-onsen_web

昭和37年 (1962)、温泉組合が創設されました。浅津温泉を集中管理することになり、個人が所有していた既設の28源泉は自然放棄され、新たに掘削して源泉が確保されました。2個所(上浅津と下浅津)に共同浴場が開設され、おいおい組合員宅にも個人浴場が設けられました。すべての村民が自分の家で温泉風呂に入ることができるようになりました。

凡夫が子供の頃には、はわい温泉には23軒程の旅館がありましたが、現在は、12軒です (art18-0086)。

ウェルビーイング、体感イベント

2024 9 9 (art24-0683)
昨日 (8日) 、ハワイ夢広場でちょっとしたイベントが行われるとのことで、家内と2人、自転車に乗って出かけました。ハワイ夢広場は、東郷湖畔の公園の一施設です。屋根付きの多目的広場で、テニスをやりたければ3面のコートが取れます。

イベントは地域おこし協力隊の I さんが企画したウェルビーイングを体感するものでした。ウェルビーイングをウェルビューイングと取り違えて、東郷湖を気持ちよくじっくりと眺めるイベントだと思っていました。しかし、ビューイング(viewing)ではなくビーイング(being)で、ウェルビーイング (well being) を実現するライフスタイルを体感するイベントでした。

イベント会場には、カイロプラクティック、ピラティス、テントサウナ、エステ、ヨガのブースがありました。参加者は、これらを体験するようになっていました。しかし、参加している人はほとんど見かけませんでした。少し離れて、おにぎりやイタリア料理、カレーなどの飲食店のテントが並んでいました。

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よく耳にする言葉で、ウェルネス(wellness)があります。これは、身体的・精神的な健康を指す言葉です。これに対し、ウェルビーイング(well being)は、さらに社会的に良好な状態が加わり、身体的・精神的・社会的・経済的に満たされた状態を指す言葉です。ウェルビーイングはウェルネスを内包することになります。

夢広場で開催されていたこの体感イベントが、そして、それに参加することが、社会的に良好な状態の実現にどうのように関わるのか、そして、ウェルビーイングとどう結びつくのか、わかりませんでした。
結局、会場を数分ブラブラしただけで、その場を後にしました。

それにしも、その日の東郷湖の湖面はことのほか静かでした。このおっとりした風景を眺めれただけで、まだ蒸し暑い曇天の中自転車をこいでやって来たかいがあるというものです。

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ポポーの落果対策

2024 9 5 (art24-0682)
畑の東端に、3本のポポーの木が植わっています。今年は、かなりの数の果実が付きました。特に、奥の木は。

8月末に、ポポーの果実がいくつか落下していました。その多くは、奥の木についていた果実です。奥の木の樹形は開心型です。この樹形は日が内部の茎葉までよく当たります。しかし、果実にとっては直射光の当たり過ぎはよくないようで、日の当たる上部が黄褐化、ひどいものは黒化し亀裂が入りました。日焼けです。

落果していた果実は、そうした日焼け果のようです。日焼けした果実は、熟期が早まります。ポポーは熟すと自然に落果する果物ですから、早熟した果実は落ちることになります。

地面に落ちた果実には、衝撃による傷みが見られます。また、落果して数日たつと、地面に接したところに虫がついていたりします。

落果対策として、果実に小さな袋型ネットを掛けました。翌日、花梗から離脱した果実がネットの底部に留まっていました。地面への落果を防止することができますから、衝撃で痛むことも、虫がつくこともなくなりました。
ネットの底部に溜まった果実を回収すれば、熟した果実を収穫することができます。

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ラジオ体操

2024 9 2 (art24-0681)
台風10号による柿の落果を懸念していましたが、幸い、風はそれほどではなく、落果は免れました。梨栽培農家でも落果被害は少なかったようです。また、稲も倒伏することなく、いつもの姿を見せています。
台風が最接近した前後日は雨が降っていましたが、昨日、今朝と晴天です。

さて、本題です。
朝起きた時、体が固まっています。体をほぐすため、ラジオ体操を行います。ゆっくりと、手足を動かします。ラジオ体操は第一です。第一は上半身のほぐしには効果的ですが、下半身には物足りません。そこで、首の運動といくつかの屈伸運動を組み合わせた独自の体操?を行います。最後に呼吸を整えておわります。

ウィキペディアによると、ラジオ体操は、1929(大正14)年に全国放送となりました。これは旧ラジオ体操で、現在のラジオ体操第1は、戦後、1951(昭和26年)に開始されています。翌年にはラジオ体操第2の放送が開始されました。
ラジオ体操第1は、老若男女を問わず誰でもできることにポイントを置いた体操だそうで、13の運動で構成されています。 リズムに合わせて体全体の筋肉や関節をバランスよく動かすことができます。 ラジオ体操第2は、職場向けの青壮年層を対象に構成された体操だそうです。体を鍛え筋力を強化することにポイントが置かれていて、13の運動で構成されています。

毎日ラジオ体操第1をやっていて思うのですが、この体操はよく考えられています。日によって、朝起きた時体が怠くて動きたくないこともありますが、そんな朝でも、この体操をゆっくりやっていると、心身が覚醒して力がでてきます。老若男女を問わず誰でもできる体操とは言い得て妙です。加えて、どんな状態でもできる無理のない体操です。この体操に助けられています。

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