今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

本「夢をまことに」
-時間つぶしの読書-

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定年退職後、田舎に移住して、家庭菜園と木工を自由気ままに楽しんでいること、そうやって時間をつぶしていることを書きました (art25-0809) 。もう一つの時間つぶしは、読書です。

読みたい本を、読みたいときに、読むこと。これができるのは、定年退職して、しがらみがなくなってからだと思います。在職中の読書は、時間を無駄にしたくないとの考えから、もっぱら、仕事関連の本を読んでいました。研究に従事していましたから、研究分野の専門書と科学書、その周辺の書物です。役に立つ読書、情報の収集、知識の蓄積、それを運用、展開する力を養う読書です。

今は、時間つぶしの読書ですから、読中楽しければそれで十分です。どんなジャンルの本でもよいのですが、楽しく読める本は、そうそうありません。楽しく読めるかどうかは、読んでみなければ分かりませんから、とりあえず読んでみます。そして、楽しくなければ中止です。おもしろいことに、楽しく読める本の多くは、前に読んだことのある本です。いつかもう一度読もうと、本棚に並べておいた本です。再読になりますが、内容をほとんど、あるいはすっかり忘れていますから、新鮮な気持ちで読めます。

とは言え、今まであまり読んでいなかったジャンルのなかにも、楽しく読めた本があります。その一つが、山本兼一の「夢をまことに」(文藝春秋)です。

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近江の国友村の鉄砲鍛冶師、国友一貫斎の生涯を題材にした小説です。ジャンルは、歴史フィクションでしょうか。何にでも興味をもって、自ら作ろうとする。当時(江戸時代)、海外からいろいろなものが入ってきていたようですが、それらを目の当たりにして、驚き、自力で作ってみようと試みる。仕組みを手探りで解明し、長い長い年月試行錯誤を重ねて、完成させる。阿蘭陀風炮(火薬ではなく空気の力で飛ばす鉄砲)、テレスコッフ(グレゴリー式反射望遠鏡)。さらに、空を飛ぶ船と水にもぐる船を夢想し、あれこれ試作する。いやはや、好奇心旺盛で意欲的な人ですな。何でもやりたがったのに器用貧乏にならなくて幸いでした。模倣の極致です。日本人の得意技、昔から培われていたようです。

12月のトマト、濃厚で甘い

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畑に、トマト(品種:フルティカ)の株が一つ残っています。この株は、夏に栽培した3株のなかの一つです。秋の栽培を試そうと、上部の茎を切り取り、下部から新芽を出させて、大きくしたものです。
果実は沢山付いたのですが、いつまでも緑色のままで、なかなか赤くなりませんでした。それでも、10月の後半になると、ポツリポツリと赤く熟れてきましたから、収穫して食べました。

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しかし、11月になると、日増しに、葉の緑色が薄くなり、一部枯れたような黄色がかり、体全体に勢いがなくなってきました。新しい脇芽が出なくなり、先端部の茎葉が展開せず、成長がとまっているように見えます。しかし、付いていた緑色の果実は白っぽくなり、白っぽい果実はすこしづづ赤みがかってきました。ゆっくりゆっくりとですが、熟れています。
12月の今日日、トマトは枯れ株のように見えます。それでも、収穫は続いています。果実が赤くなるのに、何日もかかります。

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秋取れトマトは美味しいと聞いていましたが、確かに美味しいです。甘みと旨味が濃厚で、ちょっと、ざらざらした食感があります。水分がすくなく、酸味がありません。夏取れトマトとは大違いです。こちらは、みずみずしく、甘さと酸味がありました。夏の暑い時期には、さっぱりとしたトマトが、一方、寒くなっていく秋には、濃厚で甘いトマトが美味しく感じるのでしょう。夏は夏取れトマトを、秋は秋取れトマトを、でしょうか。

ところで、秋取れトマトはなぜ、濃厚な甘みをもつのでしょうか。
積算日照時間の差異で説明している人がいます。曰く、トマトの積算温度(800-1200℃。ここでは、着果後、赤く熟するまでの積算温度で、日平均温度x日数で算出)になるまでの日数は、夏より、気温の低い秋の方が多くなる。そのため、その間の積算日照時間も増える。日照時間が増えれば、光合成による養分の産生、蓄積が増大する、と。

本当でしょうか。気象庁の月別平均気温と日照時間の測定データを用いて計算してみます。湯梨浜町の測定データはありませんから、倉吉の測定データ(2025年)を用います。 着果から赤くなるまでの積算温度を1000℃とし、かかった日数を計算し、その間の積算日照時間を出します。

夏、8月1日に取れたトマトの場合
7月の31日+6月の4.5日=>35.5日。積算日照時間は 347時間。
秋、12月1日に取れたトマトの場合
11月の30日+10月の31日+9月の3日=>64日。積算日照時間は 282.3時間

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確かに、赤く熟れるまでの日数は多くなります(35.5日と64日、1.8倍)。しかし、この間の積算日照時間は増えていません。減少しています(347時間と282.3時間、0.8倍)。したがって、秋取れトマトの甘さを積算日照時間で説明することはできません。ただし、秋季に天気の良い日が続く地域であれば、積算日照時間が増えるかもしれませんが。

植物体を見ていると、夏と秋の生育の様相に大きな違いがあります。夏は、果実がぐんぐん大きくなり赤く熟れてきますが、同時に、茎葉もぐんぐん成長します。秋は、茎葉の成長はほとんどみられません。
光合成で産生された養分の使い道(配分)が、夏と秋では異なるのでしょう。秋になり気温が下がって茎葉の成長が抑制されると、茎葉への養分供給が必要なくなり、その分が果実へ供給されます。光合成による糖分の産生力は低下するでしょうが、ほとんどを果実へまわすことができるので、日数が経てば、多量の養分が果実に蓄積されていると思われます。

真偽はどうであれ、本当に美味しいトマトを、家内と味わっています。

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ニューエメラルド(キウイフルーツ)の果実

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畑の片隅で、1本のキウイフルーツを育てています。品種はニューエメラルドです。この品種はおしべとめしべがともに機能する花(両性花)を咲かせるので、1本で自家受粉して結実すると言われています。

6月2日のブログに、開花と開花後の様子を書きました(art25-0757)。花が咲いて数日後、花びらが落ちて子房が見えてきたこと、10日たっても、子房は大きくならず、黄ばんできて落ち始めたこと、を。
自家受粉がうまくいかなくて着果せず、全滅だろうと思い、そのまま放っておきました。

ところが、多くは落ちてしまったのですが、幾つかの子房はいつまでも落ちませんでした。花柄/果柄がしっかりしてきて、子房が、少しずつ膨らみ、丸形から楕円形に変わってきました。キウイフルーツの幼果です。幼果はその後も、ゆっくりと肥大をつづけました。夏を過ぎると肥大が止まりましたが、そのままにしておいて収穫日を待ちました。

6月13日。
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6月30日。
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7月8日。
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先日収穫しました。果実は、長俵型で、大きいもので5cmほどでした。重さは30g前後でした。 ニューエメラルドの栽培レポートサイト(みんなの趣味の園芸)には、果実は、長楕円形で、大きさは8cm前後、重さは80-100g、とあります。これに較べると、今回の果実は、かなり小型です。
実った果実は、自家受粉で結実したものでしょうか。あるいは、単為結果で肥大したものでしょうか。種の有無が一つの判定基準になります。果実を切ってみたところ、多くの種が確認できました。どうやら、自家受粉で結実したようです。

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さて、我が家の畑で、初めて収穫できたキウイフルーツの味は、どうかと言えば、まぎれもなくキウイの味でした。ただ、小さいので、食べがいがありませんでした。なお、収穫時、硬かったので、リンゴといっしょに袋に入れて追熟させ、柔らかくしました。

1本の木で、結実することが分かりましたから、来年は、大きな、できれば7cmを超える、果実を実らせようと思います。

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温州ミカンの収穫(2)

2025 12 4 (art25-0810)
小さなミカン畑で、温州ミカンの木を3本育てています。品種は、由良早生(1本)と宮川早生(2本)です。先のブログで、由良早生の木が沢山の実をつけて、100個以上の果実が収穫できたことを書きました(art25-0806)。今回は、もう一つの温州ミカン、宮川早生の話です。

宮川早生の木の果実は、数が少なく、一つ一つが大玉になっています。果皮がごつごつしていて、一見、夏ミカンに見えます。これは、意図したことではありません。普通サイズの果実を数多く成らせようとしたのですが、今年も、巨大なミカンになってしまいました。
どうすればよいのか、今のところ分かりません。太い枝の先端に果実が付いていますから、養分が多量に供給されたのでしょう。細い枝に果実を付けるようにする必要がありそうです。

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それはともかく、2本の木で、30個ほどの果実を収穫しました。見た目は温州ミカンらしくありませんが、食べてみると、温州ミカンです。甘みと酸味がのっています。好評を博した由良早生と違って、こちらは、ほんまものの田舎のミカンと言ったところでしょうか。

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できていたことが、できなくなる

2025 12 1 (art25-0809)
若い頃は、今日できなかったことが、明日はできるだろうと思えました。実際、できたのです。しかし、この歳になると、逆に、今日できたことが、いつか、早ければ明日にでも、できなくなるだろうと思えます。
さびしいことですが、これが、歳を取ると言うことなのでしょう。ただ、幸いなことに、心身の衰えに合わせているかのように、できることをやるだけですから、それに気づいて、へこむようなことはありません。

凡夫はここに移住してから、木工と家庭菜園を続けていますが、動作が緩慢になっているようで、作業がなかなか進みません。作業中の自分の姿を録画して見ると、かつて、年寄りの姿を見て、のろのろ歩いているなとか、さっさとできないものかと思ったように、今の自分に向けて、同じことを思うのでしょうか。

しかし、歳を取ってからの作業の多くは、暇つぶしのようなものです。時間が過ぎればよいのです。成果は二の次、あるいは、度外視です。ただ、同じ時間を過ごすのであれば、楽しい作業が望ましいと言えます。各人各様でしょうが、凡夫の場合は、木工と家庭菜園でしょうか。そして読書。読書は作業と言えるか分かりませんが、楽しく暇をつぶせます。

木工は、作りたい物を、作りたいように、作っています。作りたいものが無いときややりたくない日はお休みです。そして、何か作りたいものが浮かぶと休日返上です。どのように作るか、アレコレ思案し、作業に取り掛かります。作ってみて気に入らなければやり直します。試行錯誤。これが楽しいのです。いつまでに作らなければならないと言ったものではありませんから、ゆるりとマイペースでやれます。

家庭菜園もそうです。作りたい作物を作りたいように作っています。いろいろな作業がありますが、この数年は果樹の剪定にはまっています。この枝を落とせば、樹形はどうなるのか、逆に、樹形をこうするには、どの枝を落とせばよいのか、また、着果枝をどう整えるのか、アレコレ思案しては作業を楽しんでいます。なかなか思い通りにはいきませんが、そこが面白いのです。
家庭菜園は生き物相手ですから、ある程度作業の期限はあります。しかし、それはアバウトです。いつ頃までに、はあっても、何日までに、はありません。こちらの都合で作業ができます。

ところで、暇つぶしと言えば、空いている時間を、しかも、忙しい時間の間の空き時間を連想しますから、暇つぶしと言うより、時間つぶしと言ったほうが適切かもしれません。時間つぶしの木工であり、時間つぶしの家庭菜園です。

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高齢者講習

2025 11 27 (art25-0808)
運転免許証を更新します。
70歳を超えましたから、高齢者講習を受けてきました。

6月に、県の公安委員会から講習案内の通知書が届きました。『あなたが、今回、運転免許証の更新を受けようとする場合は、自動車学校で高齢者講習を受けなければ運転免許証を更新することはできません』とありました。通知から6ヵ月以内に受講しなければならないようです。

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講習は予約制とのことですから、さっそく、倉吉市福庭の自動車学校に電話を入れて、予約(10月14日の午後)しました。しかし、その日は親戚の葬儀で都合が悪くなり、予約日を変更しました。それが一昨日の11月25日です。その日は、雨天でした。

受講者は4名でした。講習は、講義、運転適性検査、実車指導。
講義は、もっぱら、高齢者講習の制度の説明とビデオによる高齢者が運転する上で注意すべき事項の解説でした。後者のビデオは、実車指導中の待ち時間に聴講しました。

運転適性検査は視力に関するもので、動体視力と静止視力。そして、視野を測定しました。 いやはや、測定結果は、最悪とは言いませんが、思っていた以上に悪いものでした。両眼での静止視力は0.5、眩光下視力は0.2、そして、動体視力は0.1でした。0.1以下はありませんから、最低値のようです。一方、両眼での視野角度は142度でした。かなり視力が衰えています。
ただ、検査視力が出ないのは、メガネによる視力補正が最適ではないからだと思います。遠近両用レンズに、老眼枠をつけたメガネを使っていますが、近くが見やすいように、レンズの度を緩めに設定していまから、遠くがぼやけ気味です。加えて、右目に乱視が入っているため、補正が難しいこともあります。しかしながら、今回の検査で、運転専用のメガネが必要のように感じました。

視力検査後、外に出て、実車指導を受けました。自動車学校の練習場で車を運転するのは初めてです。狭い所に、ごちゃごちゃと標識が立ち、細い道が入り組んでいて、走りにくいコースでした。しかも、自動車学校の練習車がのろのろと走っていますから、なおさらです。何度が、助手席の指導員から、ダメダメと注意を受けました。運転試験でしたら、確実に落ちていたでしょう。今回は、指導だけですから、よかったのですが。

なんとか、講習を終えて、高齢者講習終了証明書を受け取りました。講習の手数料は7,500円でした。

クワイ床

2025 11 24 (art25-0807)
クワイ床を囲っていた暴風ネットを取り外しました。

一ヶ月前には、一部の葉に病斑(斑紋病や赤枯れ病)が見られましたが、まだ、株全体は緑色で、中央部から線形の新茎葉が伸長していました。

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それから一月後、茎葉はすっかり弱り、株全体が枯れてきました。
床の水位も下がり、株元から伸びた匍匐茎が剥き出しになっています。その匍匐茎も、養分を供給する役目を終えてやせ細っています。多数の匍匐茎が見えますが、皆が皆、先端に大きな塊茎(クワイ)をつけている訳ではありません。経験上、遅く出てきた匍匐茎にはクワイらしいクワイがついていません。

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来月の中旬には、クワイ床を掘って、正月の食材とします。大きなクワイがついていればよいのですが、こればかりは掘ってみなければ分かりません。どうなのかと、楽しみです。

温州ミカンの収穫

2025 11 20 (art25-0806)
次郎柿の収穫に続いて、温州ミカン(品種:由良早生)の収穫を行いました。
今年は沢山の果実ができました。黄色から黄赤色に変わった、ほどよい大きさの果実が、樹冠一面に見え隠れしています。これくらい果実が付くと、1本の木でも、収穫が楽しめます。

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収穫果数は100を少し超えました。籠ではなく、コンテナ(梨用の大型のもの)を持ってきたのは正解でした。籠では入りきれなかったでしょう。

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味はどうかと言えば、よしです。食べた人全員が、旨い、旨かったと言っていました。これは、身びいきな評価ばかりではありませんから、今年は、旨いミカンができたと言えそうです。木が落ち着いてきたのでしょう。そうであれば、来年も期待できます。

山陰のこの地で、旨い温州ミカンがとれるものかどうか、疑問でしたが、今年のような果実がとれれば満足です。これは、地球の温暖化によるものでしょうか。そうだとすれば、この辺りが、温州ミカンの産地になる日が来るかもしれません。

次郎柿の収穫

2025 11 17 (art25-0805)
次郎柿を収穫しました。次郎柿は大型の甘柿で、ごつごつした四角形をしています。
我が家では、果皮が黄色から赤っぽくなり、先端部に亀裂(果頂裂果)が入ると収穫します。大きく亀裂が入ると、売り物にならないようですが、旨さは抜群です。

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50個ほど収穫しました。まだ、木には50個ほど残っていますから、今年は、100個前後の収穫数になりそうです。大きな果実がとれるように、60-70個の果数を目指して剪定をしっかりやったのですが、かなりずれてしまいました。剪定の技術と力量、まだまだです。しかし、果数は多目だったのですが、大きな果実になりましたから、結果オーライとしましょう。

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ところで、先日、スマホデビューしました。アレコレいじっています。本体を振ってカメラモードにするとか、ライトを点けるとか、いろいろな機能がついていることがわかりました。また、いろいろなアプリが入っています。しかし、多くのものは、凡夫には不要です。
それはさておき、凡夫のブログをスマホ画面で見ると、文字が小さくて、読みにくいことがわかりました。そこで、文字が大きく表示されるように、stylesheetのfont-sizeを変更し、変更したstylesheet(cssファイル)をアップロードしました。これで、文字が大きく表示されると思ったのですが、画面を見ると、元のままでした。どうも、ブラウザが変更前のcssファイルを保持しているようで、そのため変更が反映されないのでしょう。そこで、ブラウザのキャッシュを削除してみました。そうすると、変更が反映され、文字が大きく表示されて読みやすくなりました。

異形の柿

2025 11 13 (art25-0804)
干し柿作りを続けています。柿は平核無です。
畑から果実を取ってきては、せっせと柿の皮を剥いで、軒下につるしています。そんな中、皮を包丁で剥いている時、異形の柿に遭遇しました。初めてのことで驚ろきました。

三角形と五角形の柿です。平核無は四角形の柿です。平ぺったい柿なので、形がはっきりしています。異形の果実をひっくりかえしてへたをみると(包丁でへたの先端部は切り取られています)、通常の柿のへたは4個ですが、異形の柿のへたは4個ではなく、三角形の果実は3個で、5角形のは5個です。〇角形の形とへた数が対応しています。 3,4,5角形の柿を並べてみると、5角形はなんとなく好感がもてます。

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柿の花は、つぼ状で、花弁は4枚で、基部が合着していて、先端は4つに分かれています。萼は4片で、花弁の合着部を覆うように付いています。
実物を見たかったのですが、おそらく、三角形の果実になった花の花片は3枚で、五角形のそれは5枚だったのでしょう。開花前後に注意して探せば、見つかったかもしれません。しかし、500に1つ程度ですから、なかなか見つかるものではなさそうです。

もう一つの異形。
干し柿は、果柄がついている枝の前後を1cmほど残して切り取り、そこに、荷造り紐をかけて、吊します。柿の花は、同じ枝に数個付きますが、枝の同じ個所に付くことはなく、少しづつ離れて付ます。花が終わり、花柄が果柄となり、先端に果実が実ります。
果柄が同じ個所に付いている果実に遭遇しました。これまた初めてのことです。どのように紐をかけるか思案したのち、両果まとめて、くくりつけました。

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干し柿

2025 11 10 (art25-0803)
今年も、干し柿を作っています。
11月に入り、天候も落ち着いてきましたので、作業にかかりました。1回目は70個、2回目は130個、3回目は130個の果実を処理しました。今後、4回5回と続くことでしょう。柿は平核無です。

皮の剥かれた柿は、荷造り紐にくくりつけられて、軒下にぶら下がっています。10日ほどすれば、完成です。完成した干し柿は、冷凍にします。こうすることで、一年中、食べたいときに食べることができます。つい先日も、昨年作った干し柿を食べました。

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10月に入ってしばらくすると、近所の家の軒下に柿がぶらさがっているのを見ました。えらく早く作っているものだなと、家内と話題にしました。まだ、気温が高いので、カビはつかないだろうかと気になりました。
先日、日干し稲わらをもらった人から、干し柿にカビが生えてしまったと、聞きました。また、別の人も同じようなことを言っていました。今年は、10月に入っても、気温が下がらなかったので、干し柿作りには、よくなかったようです。しかし、反面、海岸からのキス釣りは、10月に入り、中旬でも楽しめました。

スマホ、デビュー(2)

2025 11 06 (art25-0802)
とうとう、スマホデビューです。
近くのTCC支所で、SIMカードの挿入と、セットアップをしてもらいました。TCCのお得な電話が使えるようにそれ専用のアプリも入れてもらいました。

機種はmoto g64 5Gです。手に取ってみると、ずっしりとした重さがあります。軽量スマホの筈ですが、ちょっと変です。計量器に乗せてみると、214gもありました。通販サイトの説明には、重さ約177gと記載されていたのですが、どうなっているのでしょうか。

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ネットで調べてみました。どうやら、国内版とグローバル版があるようです。グローバル版は、バッテリー容量がすこし大きいので、その分重くなる(192g)そうです。凡夫が入手したのは、グローバル版の方でしょうか。だとすると、バッテリー容量は、6000mAhになります。多少重く感じますが、このまま使うことにしました。

HP用の写真をスマホで撮って、PCへ送ることを試みました。スマホのカメラの解像度は、今まで使っていたデジタルカメラ(サイバーショットDS-W350、画素数1450万)より3倍ほど高くなって、5000万です。数字上、よりきれいな写真が撮れる筈です。また、マクロレンズもついています。こちらの画素数は200万です。マクロレンズは、害虫や病斑などの接写を可能にします。試しにスケールを写してみました。悪くありません。

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3つの条件、ブログに掲載する写真が撮れること、通話ができること、ちょっとしたネット検索ができること、はほぼ満たされています。

ところで、スマホで撮った写真を、PCへ送る方法はいくつかあります。まず、bluetoothで試みましたが、うまくいきませんでした。家内のスマホには送れましたから、中古PCのBluetooth機能に問題がありそうです。次に、Gmailに添付して、送ってみました。しかし、「キューに追加しました」と表示されて、いつまで待っても送れませんでした。そこで、気が進まないのですが、一度外部のクラウドストレージに保存して、そこから取ってくることにしました。使ったのは、Googleドライブです。これだと、問題なくできました。

スマホ、デビュー(1)

2025 11 03 (art25-0801)
長年使っていたガラケーからスマートフォンに乗り換えることにしました。

ガラケーで相手の電話番号を入力すると、「こちらはNTTドコモです。2026年3月31日のFOMAサービス終了により、ご利用中の携帯電話がお使いいただけなくなります。機種変更などのお手続きをお願いします」と、ガイダンスが流れます。その後で、相手の番号につながります。電話する度に、同じガイダンスを聞かされるといやになります。
また、NTTドコモコンサルティングセンターから、直接電話がかかってきます。○○さんの携帯電話でしょうかと尋ねられ、そうですと返答すると、コレコレのサービス終了にともないお使いの携帯電話が使えなくなりますと通告されます。そして携帯電話からスマホへの機種変更のお手伝いをさせていただきますと続きます。ドコモユーザーが離脱しないようにしているのでしょうが、何度もかかってくるのは、うんざりです。
そこで、ガラケーからスマホへ乗り換えることにしました。使用中のデジタルカメラの調子が悪いこともあり、スマホの付属カメラで代用するのもよいかと思います。

スマホは、適当な機種を通販で購入しました。ブログに掲載する写真が撮れること、通話ができること、ちょっとしたネット検索ができること、の3条件が満たされればよいので、安物です。
通信会社は、大手キャリアではなく、そこから回線を借りてサービスを提供している、ローカルな会社にしました。TCC(鳥取中央有線放送株式会社)です。地域のケーブルテレビとインターネットサービスを行っています。また、ドコモの回線を借りてモバイル事業も行っています。家内は、2年前に、スマホに乗り換えた時、TCCと契約しました。我が家はTCCのインターネットを使っていますから、スマホの基本料金が安くなります。

ドコモのガラケーで使っていた電話番号をスマホでも使うには、TCCとの契約時に、MNP予約番号が必要になります。MNPは、Mobile Number Portabilityで、電話番号を変えずに携帯電話会社を乗り換えられる仕組みのことですが、これは、ドコモから発行してもらう番号です。これの取得が、なかなか大変でした。
MNP取得方法は、ウェブサイト、ドコモへの電話、ドコモの店舗の3つが案内されています。まず、ウェブサイトで試みました。しかし、理由は分からないのですが、契約内容の確認ページにアクセスできず、取得できませんでした。そこで、ガラケーからドコモへ電話を掛けました。番号は151です。何度かけても、込み入っています、しばらくお待ちください、そして、後でかけなおしてくださいと、機械的に音声が流れるだけで、つながりません。ぼぼあきらめて、ドコモ店へ行くのもやむおえないかと思い始めたころ、つながりました。そして、10桁のMNP予約番号を取得できました。

TCCとの契約手続きは完了しました。しかし、ローカルの通信会社なので即日開通できず、数日待つことになりました。まあ、急ぐこともありませんから問題なしです。今週には使えるでしょう。

ドコモのガラケーN-01E、長い間使わせていただきました。最後の姿を、デジタルカメラで撮ったのですが、ピント調整が不良で、ぼけ写真になってしまいました。

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ミカン

2025 10 30 (art25-0800)
田圃の片隅にもうけた小さな畑で、ミカンの木を育てています。温州ミカン、大実キンカン、ネーブルオレンジ、そして、レモンです。

今年も昨年同様に、温州ミカン(由良早生と宮川早生)と大実キンカンは果実をつけています。
由良早生ミカンは、果皮の緑色が薄くなり、黄色っぽっくなってきました。全体が黄色くなった果実を、試しに、食べてみました。田舎のミカンといったところです。市販の温州ミカンのように、ただただ甘いだけはなく、酸味があります。甘みと酸味のバランス、悪くありません。今年は、果実が沢山ついていますから、たっぷり食べることができます。

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宮川早生ミカンは、昨年もそうだったのですが、果実数が少なく、その分、大きくなっています。とても、温州ミカンとは見えない大きさです。果実数を増やそうと努めたのですが、今年も、失敗でした。果実の多くは、まだ、濃い緑色をしています。

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大実キンカン、今年も、沢山ついています。果実を見るたびに、これってキンカン?、と思います。よく見かける、つるんとした丸形のキンカンと違って、頭(果柄がついていないほう)がふくらんだ楕円形で、しかも尻(果柄がついているほう)がでこぼこしています。極く小型のミカンといった形状です。果実は、まだ緑色です。

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一方、レモンとネーブルは、今年もダメでした。
レモンは50個以上の花をつけたのですが、すべて不完全花で、一つも着果しませんでした。
ネーブルの方は、十数個の花が咲いて、幾つか着果したのですが、一つを残して、ビー玉大に育った頃、全て落ちてしまいました。一つだけ、落ちることなく肥大を続けたのですが、ゴルフボール大にまで育った頃、落ちてしまいました。


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