今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

ビデオ通話

2020 08 31 (art20-0268)
遠くで暮らす娘や息子に会える機会は、年に1,2回です。この貴重な機会を、新コロ感染騒ぎで失うことは残念ですが、感染の拡散防止を思うと、それも致し方ありません。直接会えなくても、電話で元気な声を聞くことはできます。しかし、それではちょっと物足りないということで、ビデオ通話を使ってみることにしました。

ビデオ通話アプリには、LINE、Skype、Zoom、FaceTime、Google Duoなどがありますが、Zoomアプリの無料版を使うことにしました。PCの内臓カメラをチェックしたところ、凡夫のPCのカメラは稼働しましたが、家内のPCのカメラは動きません。カメラ用ドライバーが見あたりません。PC画面の上枠にカメラが付いているのにドライバーが入っていないのは腑に落ちませんが、ないものはしょうがありません。そこで、無料版のCyberlink YouCamドライバーを入れてみたのですが、内臓カメラは動きません。最新の有料版のドライバーを導入すれば使えるかもしれませんが、ここは、外付けのウェブカメラで代用することにしました。

通販サイトを閲覧すると、ウェブカメラにも安価のものから高価なものまでいろいろな機種があることがわかります。凡夫と家内の顔がそれなりに映ればよいので、基本機能だけの安価な機種を選ぶことにしました。しかし、安かろう悪かろうではたまりませんから、多くの人が購入している機種、Srossウェブカメラ フルHD(1080P 30FPS)を購入することにしました。アマゾンの売れ筋#2のウェブカメラです。2,699円也。

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届いたウェブカメラを家内のPCに取り付けて、凡夫のPCとの間でビデオ通話をテストしました。
【方法】Zoomアプリを立ち上げて、新規ミーティングをセットし、ミーティングの招待URLを相手にメールで送る。メールを受け取った相手は、招待URLをクリックし、Zoomアプリを立ち上げてミーティングに参加する。
これだけで、ビデオ通話ができるのですから驚きです。しかも、無料で。"誰でも、すぐにできる" との謳い文句どおり、簡単に繋がりました。外付けのSrossウェブカメラは、PC内臓のカメラより、レンズが大きく集光力に優れているので、明るい映像となりました。ビデオ通話のテストはうまくいきましたので、次回は、遠く離れた娘夫婦と息子夫婦との通話です。

ところで、ビデオ通話のテスト画面を見ながら、家内は、音声が少し遅れて聞こえると言って楽しがっています。ビデオ通話での映像(video)と音声(audio)のずれ(音声遅延)時間を測定した人がいて、Zoomアプリでは175m秒だそうです(Takumin: https://note.com/taku_min/n/n30558aa3ebfa)。このずれの原因は、映像と音声の信号処理時間が異なるからですが、これはPC端末の問題です。加えて、ネット回線の通信速度も関係するそうです。Zoomアプリの場合、上り下りとも30Mbps以上の通信速度が推奨されていますが、現在、凡夫が使用しているネット回線は、通信速度の測定値を見る限り問題なさそうです(art20-0246)。
少々のずれ/音声遅延があっても、ビデオ通話で会話を楽しむことができます。しかし、遠く離れた2人が、リアルタイムの音楽セッションを行う場合は、この少々のずれが致命的になるとか。そうした場合、音の遅れをできるだけ短くする技術的工夫をこらしているそうです。機会があれば、一度、やってみようと思います。

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スイカ

2020 08 27 (art20-0267)
お盆はとっくに過ぎたのですが、まだまだ暑い日が続きます。25日の気温は37.4℃、26日は36.8℃です。今日も朝早くから日が照りつけていますから、暑くなりそうです。予報では37℃です。こんな暑い日には、スイカを食べたくなります。幸いなことに、畑で採れた自家製のスイカがあります。やはり、暑い日は、スイカにかぎります。

スイカは、野菜を栽培している畝の傍の土地を黒色の網で囲って栽培しました。囲いの広さはわずか 2.1 m² (1.4m x 1.5m) です。ここに、大玉品種のスイカ苗3本を定植しました。茎葉成長期に子づるを整理し2本仕立てとし、開花期に交配を行い、子づるあたり1個ずつ(株あたり2個)結実させました。果実肥大期に入り、各株1個ずつ、計3個の果実の肥大がピンポン玉大になったところで止まりました。残りの3個の果実は順調に肥大を続けました。しかし、中玉サイズになると肥大成長が鈍化しました。成熟期に入ったようでした。しばらくすると着果節の巻ひげが枯れていきました。しかし、果柄は枯れることなく、茎葉も生き生きとしていました。いつでも収穫できそうでしたが、もう少し様子を見よう、もう少し、と考えている内に、3週間程たちます。さすがに、スイカのつる先の勢いがなくなってきましたので、お盆過ぎに1個目を収穫しました。

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中玉のスイカでしたが、うまいスイカでした。果実の肥大がほぼ止まってから随分経ちますから、枯れづるスイカのようなものかなと心配でしたが、果肉はみずみずしく新鮮で、甘さものっていました。サイズは今一ですが、家内と2人で食べるには、これで十分です。1個目につづき、2個目を採って食べました。このところ、毎日スイカを食べていることになります。いよいよ、最後の、3個目のスイカに取り掛かるところです。

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栽培したのは大玉スイカの品種なのですが、大玉になりませんでした。理由は、栽培した土地の大きさにあるようです。わずか1.4m x 1.5mです。つるの展開スペースは足りていたと思います。つるが伸長し過密になったころ、棚を設けて上部にスペースを設けてつるを誘導しました。一方、根の広がりは制限されたようです。スイカの根は下に伸びず横に這うと、また、その範囲は、つるが広がるあたりまでと、言われています。この狭い場所に3本の株をそだてるのは、根の広がりを考えると、かなり無理、否、無謀と言わざるを得ないようです。この大きさでは1株がせいぜいでしょうか。栽培土地が狭いため、根が十分に広がることができず、養分の吸収が制限されて果実の肥大が進まず中玉大止まりとなったと思われます。スイカは、広い畑で、ゆったりと育てるのがよさそうです。

一方、この狭い場所でスイカを栽培して、一つ分かったことがあります。それは、収穫期に関することです。根の展開を制限して栽培すると、つる(茎と葉)は枯れることなく、また、果実も腐ることなく、長い期間(2-3週間)植物体が維持されるようです。おそらく、ゆっくり成就成長しているのでしょう。これは、果実の収穫期間を拡げること、と同時に、収穫期を延ばすことに通じます。お盆が終わって10日ばかり経ちますが、いまだに畑で育った自家製スイカを食べています。近隣の畑のスイカが、お盆前にはすっかり終わっていることを思えば、それなりに喜ばしいことです。

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縁側廊下のライト

2020 08 24 (art20-0266)
そろそろ、エアコン付きの締め切った部屋から抜け出て、縁側廊下に置かれたテーブルの椅子で、思いのままに過ごしたいものです。

日が落ちても、縁側で過ごせるように、ライトを廊下の天井に取り付けました。とても安価なライトです。電灯用ソケットにLED電球を付けただけのものです。ソケットにはON/OFFスイッチ用の紐が付いていますから、紐を引くことで点灯と消灯の切り替えができます。しばらく、この状態で使っていましたが、電球がむき出しですから、若干見てくれに難があります。そこで、ランプシェード(電灯傘)を付けることにしました。高価なランプシェードは必要ありませんので、100均店に出かけて、ランプシェードとして使えそうな品を物色しました。複数の候補品の中から、上部が少し広がった筒状のゴミ箱を購入しました。値段は200円也。回転蓋を取り外し、ヒックリ返せば、ランプシェードとして使えそうです。

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加工と取り付け作業はとても簡単で、ゴミ箱の下部円面の中央にドリルで穴を開け、電灯用ソケットを固定します。ソケットにLED電球をはめて、天井につるせば、白いランプシェード付きの電灯の完成です。

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LED電球には、電気を流すと発光する半導体の一種、発光ダイオード(Light Emitting Diode)が使われています。発光ダイオードは電子(マイナス荷電)の多いN(negative)型半導体と正孔(電子のない箇所で、周辺にたいしてプラス荷電を持っているようにふるまう)の多いP(positive)型半導体を接合したものです。これに順方向に電圧をかける(Nにマイナス、Pにプラス)と、電子と正孔が互いに近づくように移動し、衝突して結合します。この結合で、電子のもつ過剰分のエネルギーが光となります。従来の白熱電球と異なり、ほとんど、熱がでません。

一方、白熱電球は、電子が個体の中を動くと、原子にぶつかり(電気抵抗)、原子を振動させて熱と光(電磁波)をだす性質を応用したものです。熱の割合が多いと焼切れてしまうので、光の割合が高いものが、白熱電球のフィラメントとして使用されています。現在はタングステンです。かつて、トーマス・エジソンは、日本の竹(京都府の石清水八幡の境内の竹から作った扇子の骨と言われている)をフィラメントとして使用し、寿命の長い白熱電球の作製に成功した話はよく知られています。

LED電球は、発光ダイオードを発光させるために、電気回路に電気を流しますから、いくらか熱がでます。この熱がこもり、温度が上昇すると、電気回路がダメージを受けます。LED電球の売りである “長寿命” が損なわれます。そうならないように、放熱装置が設けてあります。しかし、放熱装置から外へ熱が放散しなければ、効果が減損します。ランプカバーなどでLED電球をすっぽり覆う場合は注意が必要です。今回、ゴミ箱で作ったランプシェードは、その点、どうなのか、ちょっと、気になります。

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ニジュウヤホシテントウ

2020 08 20 (art20-0265)
テントウムシの多くは、肉食で、作物には悪さをしません。植物につくアブラムシやハダニを食べますから、益虫と言えます。よく見かけるナナホシテントウムシやナミテントウムシはこの部類です。
一方、ニジュウヤホシテントウとオオニジュウヤホシテントウは、草食で作物に悪さをします。ナス科の作物に食害を及ぼす害虫として知られています。名前の通り、左右の前翅の背面に14個づつ、合計28個の黒い斑紋があります。オオニジュウヤホシテントウは、ニジュウヤホシテントウより大きな斑紋を持ちます。

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ナスの葉に虫が齧った痕が見られました。薄皮(表皮)を残して、葉肉を食べているようで、光にかざすと、透けてみえます。葉を裏返しにすると、黒っぽいテントウムシがいます。黒っぽくみえたのは、背面の沢山の黒斑のせいでした。ニジュウヤホシテントウです。食痕が独特です。食べ残しが筋となり、規則正しく並んで縞模様を呈します。これは、頭だけを動かして下方(手前)から上方(向こう)へ齧り、体を横に少し移動させて再び頭だけを動かして下方から上方へ齧る、これを繰り返すことで形成されます。かなり、几帳面な食事マナーです。
しばらく静観していました。しかし、葉の食害が目立ってきましたから、見つけ次第、殺すことにしました。指先でつまんで圧し潰します。葉の裏側を食べると言われていますが、表の葉にも見かけますから、裏だけでなく表からも葉を食べるようです。穴があいている葉も多く見られます。幾日か、捕殺作業をやっていると、さすがに数が減りました。ただこの間に、ナスの葉は傷つき、みじめな姿に変容しました。殺虫剤を使用すればこうはならなかったのですが、毎日ナスを収穫していますから、そうもいきませんでした。

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島根県の病害虫の情報によると、冬を越した成虫は春にジャガイモの新芽の葉を食害しながら産卵し、6月中旬 - 7月中旬に第1回の成虫となり、8月中旬‐9月に第2回の成虫が出現するそうです。畑のナスを食い荒しているニジュウヤホシテントウは2回目の成虫のようです。8月の収穫期に出現する成虫を退治するのは、薬剤が使えないので厄介ですから、6月中旬 - 7月中旬に出現する第1回目の成虫か、その卵を、駆除することが得策だと思われます。

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畑の様子(8月中、2020年)

2020 08 17 (art20-0264)
イチジク
高いところの枝に付いたイチジクの果実の一つが赤紫に変色し、触ってみると柔らかくなっていました。収穫担当の家内にそのことを伝えました。翌日、畑に出かけた家内はショックを受けたようです。イチジクの果実の上面に大きな穴がぽっかり。鳥の仕業です。家内と交わした前日の会話が聞こえたのでしょうか。一番果を鳥に食べられてしまいました。鳥がイチジクの熟した果実を食べることは、昨年の被害経験から分かっていたのですが、まさか、一番果を食べるとは想定外でした。不覚です。それにしても、よく見ているものだと、鳥の観察力に驚嘆します。早々に何か防鳥策を講じなければと思いますが、さて、どうしたものか。

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イチジクは手のかからない果樹だと考えています。冬季に剪定を行った後、肥料を施す程度で、ほとんどほったらかしです。果実はついているのですが、枝が重なり、葉が密に生い茂っています。また、下草も伸び放題です。
梅雨明けの数日前から、イチジクの葉に黄褐色の斑点が発生しました。“さび病” です。葉が密集していましたから、風の通りが悪く、カビが繁殖しやすい環境になったようです。また、下草の繁茂も、状況を悪くしていたのでしょう。病斑の見られる葉を取り除き、薬剤を散布しました。と、同時に、健康な葉もいくつか落とし、密集状態を解除し、風通しをよくしました。また、イチジクの木の周辺に繁茂している雑草を刈り取り、涼し気にしました。

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野菜の収穫
連日の暑い中、野菜の収穫は続いています。
ところで、このところの高温で、収穫時のキュウリやナスの果実がふにゃふにゃしています。ちょっと、気味が悪いほど柔らかくなっています。水分の蒸発散量が吸収量より多くなり、果実に水分が十分に補給されないため水膨れ状態が維持されないのでしょう。日中、キュウリやナスの葉も萎れ気味です。

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【トマト】 4, 5 段の果実が熟してきました。その上の段の果実があまり付いていませんので、じり貧になりつつあります。しかし、既に、100個以上の果実が収穫できましたから、"にわか農夫" としては十分です。8月一杯、収穫がつづけば言うことなしです。
【ミニトマト】 畝の端に植わっていた株が枯れました。朝は元気だったのですが、夕方、多くの葉が萎れていました。暑い日だったので、水切れかと思い、多目に水を撒き翌日を迎えました。葉はしゃんとなり蘇ったようにみえました。ところが、お昼には萎れ始め、夕方にはほぼ全ての葉が萎れました。こうなるとお手上げです。他の3株のミニトマトの生育と収穫は順調です。緑色の幼果を沢山付けていますから、当分、収穫が続きそうです。

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【ナス】 ナスの葉がニジュウヤホシテントウの食害にあい、傷だらけになっています。見つけ次第殺すのですが、間に合いません。それでも、ナスは花を付け、果実を実らせています。収穫は続き、目標の総収穫数100本に、あと7本です。
【キュウリ】相変わらず、病気との戦いです。
【ピーマン】厚肉品種のエースが中休みです。一方、薄肉の京みどりの収穫は続いています。
【パプリカ】収穫を控えています。大きくし肥大させ、果皮に色を付けるためです。

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お盆

2020 08 13 (art20-0263)
このところ、強い日差しを伴った高温が続いています。屋内の温度計の表示は34℃を越えます。南向きの縁側のカーテンを閉ざし、日中は、ひっそりと、エアコンのある部屋で過ごします。部屋にいるかぎり快適ですが、時々部屋から出ざるをえません。その時は、ことさら暑さがこたえます。
それでも、夕方になると、暑さも幾分和らぎ、風がでてきます。風は、玄関に取りつけた網戸から家屋に入ります。その風は、階段横の廊下を抜け台所へ、そして、勝手口にとりつけた網戸から外へ出ます。ちょっとした風の道です。道から外れると風は無く、道の内だけ風があります。面白いものです。

その時刻、凡夫は日課となっている畑へ出かけます。作業はもっぱら水やりです。大型のポリ容器を2つ荷車に乗せて近く(35m程)の小川へ運び、柄杓で水を汲み上げてポリ容器に入れます。水で一杯になったポリ容器を畑に運び、ジョウロに移して水を撒きます。この作業をやっていると、“農夫をやっているなー” と思います。もっとも、凡夫の場合は、生計とは無縁ですから、まねごとの域をでないのですが。それでも、自分が食べる物を自分で作っていること、自分で作れると言いきれることは、気分のよいものです。何か、とても開放された感があります。この感覚はとても根源的なものだと、確信しています。

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世間では、多くの人が週の頭からお盆休みに入っているようです。
我が家のお盆は、2つの非日常事があります。一つは、盆提灯。お盆前に仏壇の手入れを行います。母がやっていたように、お盆前に藤菊輪灯を磨き粉で磨きます。手入れを終えた仏壇の脇に、2台の提灯を並べました。提灯を組み立てるとき、今年も、提灯の前後を修正することになりました。毎年のことなので、笑ってしまいます。こうして、簡単な準備を済ませます。そして、お盆の数日、先祖の霊を供養します。
もう一つは、遠くに住む家族に会うことです。今年は、新コロ感染症の流行のため、子供達に会えないだろうと思っていました。しかし、息子が嫁といっしょに来てくれて顔を見せてくれました。2人とも元気そうで、まずは安心です。娘の方は、夫共々元気にしていると電話で伝えてきました。これまた、安心です。

新コロ感染騒動は、まだまだ、続きそうです。この際、インターネット回線を用いたビデオ通話をやってみようかと思い立ち、ビデオ通話アプリをWebで調べたところ、いろいろなアプリがあることが分かりました。利用率の高い順から、LINE、Skype、Zoom、FaceTime、Google Duo などです。この中で、息子の手ほどきもあり、Zoom を使ってみることにしました。凡夫の PC に Zoom アプリをいれて、内臓カメラで撮った自分の顔をみることができました。ところが、家内の PC では、それができません。結構古い PC ですが、ディスプレイの上に内臓カメラは付いているように見えます。どうやらカメラドライバーが入っていないようです。ネットで探しあてたカメラ用ドライバーを導入してみたのですが、カメラが機能しません。しばらく、アレコレいじることになりそうです。ビデオ通話のお試しは、もうすこし先になりそうです。

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ヒョウタン

2020 08 10 (art20-0262)
庭の棚に2つのヒョウタンの果実がぶら下がっています。

ホームセンターでヒョウタン苗を2本購入し、植木鉢で育てています。庭の中央、かつて大きなツツジの木が占めていた場所、に棚を組み、つるを這わせています。しかし、購入した苗が病気持ちだったようで、葉に黄色の斑点模様が出現しました。斑点は、幼芽から展開した葉が大きくなるにつれて現れます。そのうち、葉全体が黄色っぽくなり、枯れていきます。病葉の除去、薬剤散布、肥料の変更など、いろいろ手を尽くしたのですが、残念ながら、斑点の出現を停めることができません。病斑の形状は異なりますが、畑のキュウリに発生している斑点細菌病に、しつこさの点でよく似ています。

それでも、ヒョウタンは子づるを伸ばして雄花をつけました。また、孫づるには雌花をつけました。雌花のつるの下部には瓢箪型をした子房の膨らみがみられます(子房下位花、スイカやキュウリと同じ)。両花とも夕方5時頃に開花しました。雌花は、そのまま、翌朝まで咲いていますが、雄花は翌朝にはしぼんでいます。交配は、夕方、両花が咲いている時に行いました。翌朝、しぼんだ雄花を開いて、葯に指をふれると花粉がつきましたので、2度目の交配を行いました。2,3日すると、花柄がのび、下位子房が膨らんでいることがわかります。その後、子房は成長し、今では、15cm大のヒョウタンの果実が棚からぶらさがっています。しかし、つるの成長が止まっていますから、次の雌花は期待できません。

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仏壇の横の床の間に、いくつかの置物に混じって、瓢箪があります。高さが45cmありますから、大瓢箪の部類でしょうか。下(シモ)に住む叔父さんが作ったヒョウタンです。叔父さんは、一頃、ヒョウタンを畑で栽培しては瓢箪を作っていました。うまくできた瓢箪を近くの親戚に配ったようで、同じような瓢箪を親戚の家で見かけます。この叔父さんは90歳になりました。時折、叔母さんと玄関前に置かれたベンチに座っています。

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新型コロナウイルス感染症対策(3)

2020 08 06 (art20-0261)
再生産数(reproduction number)は、ある集団において1人の感染者が何人の非感染者(感受性保持者)にうつすかを表したものです。これには、基本再生産数(Ro、basic reproduction number)、実効再生産数(Rt/Re、effective reproduction number)があります。
Ro は、非感染者だけの集団に1人の感染者を入れた時、何人にうつすかを表したものです。 “感染拡大の初期状態“、あるいは “何もしない状態” での再生産数になります。
一方、Rt は、感染者、非感染者(感受性保持者)、回復者(免疫保持者)が混在した集団の中で、感染者1人が何人の非感染者にうつすかを表します。感染防止の社会的活動も加味した、謂わば、感染対策下の再生産数になります。Rt 値が 1.0 より高ければ感染は拡大へ、1.0 より低ければ感染は収束に向かいます。Rt の変動は、感染防止施策の効果を反映します。

基本再生産数 Ro は病原体に固有の値で、感染力とみることができます。WHO の資料では、新コロの Ro は 1.4-2.5 と計算されています。飛沫による感染拡大ですから、不特定多数の人にうつすものではありません。インフルエンザと同程度です。一方、みずぼうそうや麻疹などのRo は高く、水疱瘡は 8-10、麻疹は 12-18 です。これらは、空気感染しますので、不特定多数の人にうつします。
新コロの Ro の値 1.4-2.5 は WHO の資料によるものですが、他のチームが計算した Ro は少し高くなっています。香港チームの計算では 3.3-5.5、英国チームの計算では 3.6-4.0 です。現在、新コロウイルスの系統は複数存在すると言われていますから、系統によって Ro/感染力が異なるのでしょう。現在流行しているウイルスは欧州型で、最初の武漢型より感染力が強くなっている可能性があります。

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さて、SIRモデルは単純な感染モデルで、集団をS(非感染者、感受性保持者)、I(感染者)、R(免疫保持者、回復者)に区分し、各区分の経時変動を予測します。SIRモデルの中で、基本再生産数 Ro の位置づけはどうなっているのでしょう。

SIRモデルで感染率を β とし、回復率を γ とすると、S, I, Rの関係は以下のようになります。
  S ------>I------>R
   βSI   γI

また、式で書くと、以下のようになります。
  dS(t)/dt = -βS(t)I(t)     (1)
  dI(t)/dt = βS(t)I(t) – γI(t)  (2)
  dR(t)/dt = γI(t)        (3)
ここで、β:感染率、 γ:回復率、です

初期状態S(t)=1, I(t)=R(t)=0において式(2)を線形化すると、
  dI(t)/dt = βI(t) – γI(t) = (β – ϒ)I(t)
感染拡大はdI(t)/dt > 0 であり、これはβ > ϒのときです。書き換えると、
  β/ ϒ > 1 
となります。今、Ro を
  Ro = β/ ϒ
とおけば、"Ro >1" のとき感染拡大、"Ro <1" のとき感染縮小となります。Roは基本再生産数と呼ばれています。

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畑の様子(8月上、2020年)

2020 08 03 (art20-0260)
30日、ようやく長い梅雨があけて、鬱陶しい事象の一つが消失してくれました。しかし、もう一つの鬱陶しいことが、鬱陶しいだけでは済まなくなりつつあります。そうです、新コロの感染拡大です。31日、1日、2日と全国で1,581、1,535, 1,330人でした。鳥取県でも、4、1、1人です。1日の感染者は湯梨浜町在住の人のようです。新コロ感染症、身近になった感があります。とは言っても、生活が変わる訳ではなく、いつものように、朝夕畑にでかけて、野菜と果樹の様子を点検し、必要な作業をこなしています。日中は、気の向くまま、本を読んだり、調べものをしたり、音楽を聴いたりしています。

夏野菜は水分が豊富ですから、暑い夏に食べることは理に適っています。キュウリやトマトは成分のほとんどが水分(95.4%、94.0%、日本食品標準成分表より)ですから、水分摂取のつもりで、生でバリバリ食べるのがよろしかろうと思います。ところが、梅雨が明けて、これから猛暑が居座ると言うのに、周辺の畑のキュウリは枯れつる状態です。トマトも、ほぼ終わっています。どうなっているのでしょう。

野菜栽培用の苗を自分で種から育てる人は少なくなりました。接ぎ木苗を自分で作る人はいません。ほとんどの人がホームセンターで、ポット苗を購入します。従って、苗を畑に定植する時期は、ホームセンターの苗販売の期間内になります。自分で苗を作れば、好きな月日に栽培を開始し、栽培期間を調整できるのですが、ホームセンターの苗まかせでは、そうはいきません。
しかしながら、本格的な夏を前に、栽培が終わってしまうようでは、夏野菜の名が廃ります。栽培開始を遅らせるか、収穫期を遅らせるなどして、夏中、キュウリやトマトをもぎとっては食べたいものです。

【マクワウリ】
1本の株から、7個の果実が収穫できました。生食する場合、へたの付け根の周りに形成される円弧状の割れ目を指標に収穫していました。しかし、円弧状の割れ目ができた果実をそのままにしておくと、果実からへたが離脱しました。その果実を食べてみると、食感も甘みも、数段増していましたので、生食用のマクワウリの収穫は果実からへたが離れるようになった頃がよさそうです。

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【キュウリ】
まだ、病気との戦いが続いています。菌核細菌病がしつこく幼葉に現れます。幼葉は大きく成長するのですが、その分、病斑も広がります。そうした病葉を排除しつづけています。梅雨があけましたので、状況はよくなるものと期待しています。なんとか、回復させたいものです。ただ、この状態下でも、キュウリの収穫はほそぼそと続いています。

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トマト、ミニトマト、ナス、ピーマン、パプリカの収穫は、順調です。トマトは、第3花房についた果実の収穫がほぼ終わりました。第5花房まではしっかりと果実がついていますが、それ以上になると、着果がまばらで期待薄です。一方、ミニトマトは、上段の花房にも沢山着果していますので、まだ、当分、収穫が続きそうです。

(注)ミニトマトの収穫数が大きな数字になりましたので、グラフでは、ミニトマトの収穫数を1/4にした数で表すことにしました。従って、グラフ上の数値を4倍したものが実際の収穫数になります。

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