今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

レシプロソー/電動工具

2022 3 31 (art22-0428)
ヤマザクラの輪切り材を近くの薪屋から手に入れて、スプーンを作っています。ヤマザクラの心材と辺材はかなり性質が異なるので、スプーン作成には心材部を使います。輪切り材から心材部を切り出すことになります。輪切り材は直径が25cm前後、長さが35cmほどあります。樹皮を剥いで心材を切り出す作業は、大型のノコギリで行います。これが大変です。まっすぐに切ることができませんでした。しかし、何度がやっていると、どうにか切れるようになりました。切断面もなかなかのものです。しかし、時間がかかります、かつ、疲れます。製材所にあるような巨大なバンドソーがあれば、簡単なのですが。

電動でノコギリが前後するノコギリ(レシプロソーとかセーバーソーと呼ばれている)を手に入れて、使ってみました。マキタのAC100Vのレシプロソーです。
よく切れます。直径25cm前後のヤマザクラの輪切りも簡単です。また、切断面はきれいです。ただ、ブレードが前後に3cm動くだけですから、切粉が外にでることが出来ず内に留まります。ブレードを大きく前後に動かして切粉を排出する必要があります。電源コード式のレシプロソーですから力はあります、が、重さもあります。長時間の作業はできません。

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使っていたブレードは、Zゼットのゼットソーレシプロ木工用替え刃300mmです。このブレードはよく切れるのですが、直線に沿って、切ることが難しいことが分かりました。力の掛け方に何かコツがあるのでしょうが、うまくいきません。また、切粉が多量に出ます。このブレードは3.5mmピッチ(刃と刃の間隔)ですから、山数(1インチ、25.4mm、当たりの刃の数)は7.25です。目の細かいブレードですから、縦、横、斜めとよく切れます。また、切断面がきれいです。どちらかと言えば、薄い木を切るのに向いています。

そこで、山数がすくない粗い目のブレードを一つ手に入れました。EZARCのレシプロソー替え刃300mmです。こちらのブレードは3山ですから、1インチあたり刃の数が3つしかありません。使ってみたところ、切れはよくないのですが、直線にそって切ることが出来ました。しかし、切断面はけばけばしていて、とても、きれいとは言えません。

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【家内の寄稿】
鯉のぼりの手作り

2022 3 28 (art22-0427)
PCを立ち上げてウェブページをあれこれと見ていると、面白い記事に出会うことがあります。先日、”鯉のぼりの作り方” という動画をみつけたので自分でも作ってみました。

部品が小さいうえに手縫いがうまくいかないところもあり、てこずりました。背びれを腹側につけてしまったりといった簡単なミスもありました。次はもっと上手に作れる!と自分に言い聞かせては次々に作る羽目になり、何尾も作ってしまいました。"作り方" の動画を見て作ったのですが、自己流になってしまい、個性豊かな鯉のぼりたちが出来上がりました。

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メダカの病気

2022 3 24 (art22-0426)
三和土の靴箱の棚の上に、小型の水槽を置いてメダカを飼っています。寒い冬が終わり日々暖かくなってくると、元気に泳ぐようになりました。しかし、右側の水槽で泳いでいる5匹のメダカのうちの一匹に異変が現れました。右眼が飛び出てきました。様子をみているうちに、目の飛び出しはひどくなり、先日には赤くなっていました。赤く腫れた先端に目が付いている形状は異様です。

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ポップアイと呼ばれているエロモナス菌が感染しておきる病気だそうです。エロモナス菌は、常在菌で、メダカを飼っている水槽には普通にいる細菌とか。メダカが元気な時は、どうということはないのですが、ストレスなどを受けて抵抗力がなくなったりすると、感染した細菌が増殖して発症するようです。

ポップアイ症状のメダカは、他の4匹のメダカに混じって餌を食べていましたから、体力はあるようです。また、ポップアイ病の原因菌は特別な細菌ではなく、どこにでもいる細菌なので、病状の出たメダカが他のメダカにうつして病気を拡げるようなことは無いと思われます。
しかし、このままにはしておけませんから、別の水槽に移し、塩を加えて、すこしでも、ストレスがかからない状態にしました。様子をみています。
   

木製スプーン/オイルとワックス

2022 3 21 (art22-0425)
木製スプーンの作成時の仕上げは、サンドペーパーで磨いてエゴマ油を塗ってきました。エゴマ油で仕上げたスプーンは、見た目や質感など、木製のよさをそのまま保持しています。しかし、使っているうちに-水洗と乾燥の繰り返し-表面がざらざらになります。しかし、軽くサンドペーパーで磨いてエゴマ油を塗れば元に戻りますから、手間を惜しまず手入れをすれば、どうと言うことはありません。
さらに、手入れをすること自体が、木製カトラリーを使う楽しさの一部であるとも言えます。しかし、そうした手入れも、頻繁に行うことになると厄介です。ほどほどであれば許容されます。木製のよさを残したまま、耐水性を付与することができれば、それが適います。

Webで検索してみました。
仕上げ塗装には、オイル、ウレタン、ガラスの3種があります。
オイルには、エゴマ油の他に、クルミ油、アマニ油などが使われています。いずれも、食用油で乾燥性の油です。非乾燥性のオリーブ油やツバキ油は、塗った後べたべたして使えません。いずれのオイルも組織内部に浸透しますが、耐水性を付与することはできません。
ウレタン塗装には、ウレタンで表面に薄い樹脂の塗膜を形成させるものと、木の組織内部に浸透させて樹脂化・固化させるもの(木固めエースやオリオ2)があります。前者は、耐水性を付与しますが、木の質感は損なわれます。後者は、木の質感を保ったまま、ある程度耐水性を付与できるそうです。
ガラス塗装は、表面にシリカ溶液を塗って、薄いガラスの塗膜を形成させるものです。木の質感を残したまま耐水性を付与できるそうです。

木のよさを保ったまま耐水性を与える塗装方法があることが分かりました。機会があれば、木固めエースかオリオ2、そしてガラス塗装を試してみたいと考えています。
ところで、オイル塗装のスプーンにワックスを塗れば、ある程度耐水性が付与できるそうです。早速試してみることにしました。物がスプーンですから、口に入れても害の無いワックスをさがしたところ、Butcher Block Conditioner (Howard) に出会いました。これは、ミネラルオイル、ビタミンE,カルバナ蝋/ヤシ葉の蝋、蜜蝋からなり、いずれも天然成分だそうです。アマゾン通販で手に入れました。
ワックスを少量取り出し、スプーンに塗りました。よく伸びます。しばらく放置した後、軽くふき取りました。べたつくこともなく、自然な感じです。スプーンを水につけてみたところ水をはじきますから、効果がありそうです。この防水効果どれくらい続くのかな。

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木製スプーン/アイスクリーム用

2022 3 17 (art22-0424)
近くの薪業者からもらった6種類の木 (ヤマザクラ、タモ、クルミ、ホオ、トチ、クワ) の端材を用いて同形のスプーンを6本作ったことを、先日のブログに書きました (art22-0420)。電動工具のバンドソーとベルトサンダーを使えば、この種のスプーンを簡単に作ることができます。6種類の木のなかで、スプーン作りに最適の木は、重み、見た目(木目)、滑らかさ、臭い、そして、加工性からみて、ヤマザクラに軍配が上がりました。ただ、扱ったことのない木のなかに、ヤマザクラ以上の木があるかもしれませんので、これはと言う木があれば試してみようと思います。

スプーンを手に取っていた家内が「これでアイスクリームを食べようかな」と言いますから、ちょっと待つように言って、先が平らなアイスクリーム用のスプーンを、残っていたヤマザクラの端材で作ることにしました。前回作成したスプーンのJww-cadの図面を取り出し、先っちょを変更して2つの図面を描きました。スプーンの縁を残したものと、縁を無くしたものです。
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作成は前回同様です。出来上がったところで、サンドペーパーで表面を磨き、エゴマ油を塗って仕上げました。

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打吹公園のヤギ

2022 3 14 (art22-0423)
先週末の暖日、久しぶりに打吹公園へ出かけました。

打吹公園は、倉吉市役所の近隣、打吹山(204m)の北側の山麓にあります。造園は1904年だそうですから、随分前からある公園です。多種類の桜が咲く、桜の名所として知られています。公園の西端には、ちょっとした動物園(小動物コーナー)があります。そこには身近な動物、サル、ヤギ、ミニブタ、モルモット、ウサギ、クジャク、インコ、カメ、がいます。

ヤギは2種類、毛色が淡褐色のトカラヤギと白色の日本ザーネンがいました。家内は白色のヤギが気に入っていました。写真は2020年に撮ったものです。

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翌年 (2021年) の5月、公園を尋ねた時、ヤギ舎にヤギはいませんでした。その後、ヤギ舎がどうなっているのか気になっていたのですが、新型コロナウイルス感染症のこともあり、しばらく足が遠のいていました。先週末の暖かい日に、家内が打吹公園へ行ってみようと言いますから、一緒に出かけました。ヤギ舎は空っぽでした。家内はがっがりしていました。

隣の舎のミニブタはいました。いままで寝ている?姿しか見せていなかったのですが、その日は半ば立ち上がってじーっとしていました。かなり年老いているようで、体がヒックヒックしています。大丈夫かな、ちょっと心配です。

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梅の花

2022 3 10 (art22-0422)
昨日に続き、今日も朝の光が射し込んでいますから、暖かい日になりそうです。こんな日は、気持ちが広がります。

畑の梅の木が花を付けています。2週間程前に、白加賀の花が咲きました。それに続けと、小粒南高、南高、甲州小梅の順に開花しました。今では、4本の梅の木に花を見ることができます。しかし、一番奥の豊後の木は、まだ、蕾状態です。

昨年、白加賀、小粒南高から各10個ほど、そして、豊後から30個ほどの果実がとれました。今年の梅は、昨年よりも多くの花を付けていますから、果実の収穫数もそれなりに多くなるだろうと胸算用しています。

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キンカン(2)

2022 3 7 (art22-0421)
畑のキンカンの木を覆っていたビニールシートを取り外しました。このビニールシートは、寒冷と凍結対策として、1月にかけたものです(art22-0409)。

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ビニールシートをかけた時の果実はわずかに黄色がかっているだけでしたが、今は、全体が黄橙色になっていました。キンカン大好き人間の家内が、早速、食べてみました。「皮が堅い、水気がない」と言います。見た目は美味しそうですが、どうも、生食には向かないようです。これは、そうした品種なのでしょうか、あるいは、まだ、木が若いからでしょうか。はたまた、土壌や栽培管理が悪いのでしょうか。どうしたら美味しいキンカンが作れるのか、一つの課題となりました。

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木製スプーン-材木(2)

2022 3 3 (art22-0420)
前のブログ(art22-0417)で、薪業者からサクランボの木の輪切り材を手に入れたことを書きました。その時、スプーンをいろいろな木で作ってみたいと話したところ、後日、その業者から、6種類の木の端材をもらいました。木はサクラ、タモ、クルミ、ホウ(ホオ)、トチ、クワです。これは、客の一人、木の商品を作成販売しているプロ、から手に入れたそうです。

端材は厚み2.2~3.8cmの平板でした。大型スプーンを作るには厚さがたりません。そこで、中型のスプーン(幅 3cm、長さ 16cm)を作ることにして、Jww-cadを用いて、中型スプーンの図面を描きました。

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平板を、幅 3.5cm、長さ 16.5cmに切り、大きさを揃えました。但し、厚さはそのままです。木の種類によって随分重さが異なります。ホオとトチの木は軽く感じられます。気乾比重をWebサイト(木材博物館)で調べてみました。
ヤマザクラ(0.60)、タモ(0.65)、クルミ(0.64)、ホオ(0.48)、トチ(0.53)、クワ(0.62)でした。確かに、ホオとトチの木の気乾比重はそれなりに小さく、建築材のヒノキは0.41、スギは0.38ですから、ヒノキよりちょっと重い程度です。他の4種の木は、気乾比重が6以上で、重くて硬い木です。

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用意した平板に、スプーンの型紙(プラスチック製)をあて、鉛筆でなぞりスプーンの外形線を描きました。その外形線にそって、バンドソーで切断しました。バンドソーは曲線切りができますからこうした作業には重宝します(art22-0416)。

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外形を切りだしたら、次は、つぼ掘りと柄の成形です。切りだし材を固定し、丸鑿を用いてつぼを掘ります。つぼの外側はベルトサンダーで削って曲面を出します。スプーンのつぼ部ができたところで、柄部をベルトサンダーで削り、成形しました。最後に、小木片に巻いたサンドペーパーで磨いて仕上げました。

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作成した6つのスプーンを並べて、家内と品評会です。まず、手に取った時のちょっとした重量感の有無から、軽い木のホオとトチ製のスプーンは脱落しました。タモ製は、うぼ部に木目の凸凹が残るので脱落しました。残ったヤマザクラ、クルミ、クワ製のスプーンはとりあえず OKでした。クルミは少し臭いがあります。表面のつるつる感は、クワが一番でした。
3種の木のなかでは、ヤマザクラの木がカトラリーや食器などによく使われているようです。「反りや割れが少なく、強度がある。水に強い。木肌はきめ細かく、光沢があり、使っていくと深みのある濃い飴色に変化する」とあります。    


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