今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

ブログ5年目に入る

2022 4 28 (art22-0436)
今日は朝から日が差しています。予報では、一日晴れだそうです。気持ちの良い一日になりそうです。気分はよいのですが、身体に、すこし疲れが残っています。

昨日は、フジコナカイガラムシ退治の一日でした。今年は、柿の木にフジコナカイガラムシが大発生しました。先日、駆除しました(art22-0434)が、見落としがあったようで、一部の枝の付け根に、樹液をたっぷり吸って丸々と太った大きなカイガラムシが取りついていました。ピンセットで摘まむと、プチット、薄い焦げ茶色の体液がでます。さらに、葉の裏には、白い帯状の卵嚢が付いていました。こちらも、ピンセットで剥がすように取り除きます。卵嚢には、数百の卵が入っています。2本の柿の木を見回り、何匹のカイガラムシを殺したことか。

さて、ブログが5年目に入りました。新型コロナウイルス感染騒ぎが続き、めっきり出かける機会がなくなりました。没々日常です。外部からの刺激が無くなり、頭が回らなくなりつつあるようです。そんな中、よくぞ書き続けたものだと、我ながら感心します。

以下、庭の花々です。
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ポポーの花

2022 4 25 (art22-0435)
畑の南側に車庫として使っている納屋があります。その納屋の後ろに、ポポーの木が3本植わっています。

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2018年10月、奥津温泉の道の駅で、ポポーの果実を目にして、懐かしさのあまり、1パック購入しました。子供の頃、近所のKさんの裏庭にポポーの木があり、熟れた果実をもらって食べたことを覚えています。道の駅で手に入れたポポーを追熟させる為しばらく放置し、柔らかくなったところで食べました。子供の頃に食べたポポーの味そのものでした (art18-0067)。

自分でも栽培してみようと、その年の秋、近くのホームセンターで、ポポーの苗木3本を購入しました。そして、畑の納屋の傍に植えました。
4年目の春、花が咲きました。花はチョコレート色の6枚の花弁が3枚ずつの二重構造です。中には、雌しべと雄しべがあります。

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ポポーは雌しべと雄しべの両方を持つ花(両性花)を付けますが、雌しべが雄しべより先に熟する ”雌性先熟” のため、自家受粉しにくい花と言われています。確かに、若い花を覗くと、突き出た雌しべの先端は粘液がでていて、いつでもOKのようですが、雌しべの根元部の雄しべの花粉は塊状で、飛び出る気配はなく、まだ準備ができていないようです。これでは、花内での受粉はできそうにありません。

先に咲いた花から花粉を集めて、若い花の雌しべの先端につけてやりました。これで受粉し着果すると思います。が、初めての試みなので、実際のところどうなるか分かりません。楽しみが一つ増えました。
   

フジコナカイガラムシ

2022 4 21 (art22-0434)
いやはや、驚きです。柿の枝に、フジコナカイガラムシがうようよいます。畑の東側に柿の木が2本、甘柿の次郎と渋柿の平核無、が植わっています。甘柿は生食用で、渋柿は干し柿用です。どちらの柿の木にも、フジコナカイガラムシが多数取りついています。

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フジコナカイガラムシは藤粉介殻虫と書きます。フジ(藤)だけでなく、トベラやスズカケ、また、カキ、ナシ、ブドウ、カンキツなどの果樹を加害します。長さ4mmほどの草履型で、柔らかい感じの白い虫です。
カイガラムシは口器を差し込み、吸汁します。柿の被害は、主に果実に発生します。カキの果実とヘタの隙間の間に潜り込み、果実表面を黒く汚す「すす病」や、加害部位を赤く変色させる「火ぶくれ症」と呼ばれる被害です。

この時期に見られるフジコナカイガラムシは、カキの樹皮の隙間で越冬した幼虫で、暖かくなり這い出てきたものです。5月に成虫となり、卵嚢をつくって産卵します(art21-0340) 。
さて、防除ですが、これが大変です。這い出てきた幼虫は、既に、ロウ物質で覆われており、薬剤をはじいてしまうため、薬剤散布の効果は期待できません。(薬剤散布が効くのは、孵化直後の1齢幼虫です。この幼虫は、まだ、ロウ物質で覆われていませんから、薬剤が浸透します)

で、どうしたものかと考えても、妙案は浮かばず、仕方なく、ピンセットを持ち出してきて、摘まんで取り除くことにしました。やってみると大変な作業です。カイガラムシの多くは、枝の股の部分に隠れるように潜んでいます。一枝一枝、股部をのぞき込むようにして、カイガラムシを見つけては、ピンセットでつまみ上げます。気を抜くと、見落とします。わずか、2本の柿の木ですから出来る作業です。

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長和田公園の芝桜

2022 4 18 (art22-0433)
数日前から庭の一画に植わっている芝桜が花を咲かせています。そろそろ、東郷池の池畔公園の一つ “長和田公園” の芝桜が咲いているだろうと、家内と話していると、開花を取り上げたニュースが、ラジオから流れました。

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昨日(17日)は朝から快晴でした。予定していた金魚の水槽の洗浄を後回しにして、お昼前に家内と公園へ出かけました。5分ほど車で走ると公園です。
満開です。鮮やかなピンク色です。すこし、濃すぎるくらいです。芝桜の絨毯に沿って、多くの人がゆっくりと歩いています。子供連れの家族も多く見られました。
池には釣り人の姿もありました。

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メダカの病気、その後

2022 4 14 (art22-0432)
3月24日付けのブログ (art22-426) で、水槽で飼っているメダカの一匹がポップアイと呼ばれる細菌感染病に罹ったことを書きました。右目の周辺が赤く腫れ上がり、先端に目がついていました。ポップアイとはよく言ったもので、正に、目が飛び出していました。

水に食塩を溶かして作った0.5%の塩水にメダカを移しました。塩水浴が効いたようで、2週間程すると、赤く腫れ上がっていた部分が、目を伴って、ポトリ?と取れました。
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しばらくすると、赤色は黒ずみ、全体を覆うように組織が盛り上がってきました。1週間後、塩水から水に戻してしばらく様子を見た後、元の水槽に戻しました。今では、かつての同居メダカの4匹といっしょに元気に泳いでいます。

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家について

2022 4 11 (art22-0431)
今、両親が残した家に家内と2人で住んでいます。
天気がよい日には、庭に出て、草木の世話をしています。家内はもっぱら草抜きとプランターでの花栽培で、凡夫は庭木の剪定です。春になり、木々やプランターの花が家を取り囲んでいます。

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自分が庭いじりをすることなど、若い頃には、想像もできませんでした。テレビドラマの一シーンなどで、老人が庭木の手入れをしている姿をみて、他にすることはないのかなーとか、ああはなりたくないなーと思っていました。そんな自分が、今では、そうなっているのです。他にすることがないので、仕方なくやっているのではありません。凡夫は、今も、興味の赴くままアレコレやっています。しかし、時折、庭に出て、草木に触れたり、不用な枝などを切り取ったり、ツツジなどに付着した落葉を払ったりすることが、心地よいのです。

この歳になって、家の役割とはそうしたものか、と分かります。

凡夫夫婦は、自分達で家を建てることができませんでした。39歳まで各地を転々としていましたから、自分の家を持つ考えはなく、借家住まいでした。39歳で,所謂、定職につきました。しかし、家を建てるには既に遅く、数年後、横浜のマンションを購入しました。60歳で定年退職し、京都で3年ほど過ごした後、ここ湯梨浜町に移住し、両親が建てた家に住んでいます。

若い夫婦であれば、ローンを組んで、家を建てることができます。都会では、土地が高く、相当な額のお金が必要になります。また、そこでは生活費も高く、ローンを返済するために夫婦で働くことになります。ローンは30年から35年です。
言うなれば、家を建てることは、2人の壮健時の人生のぼぼ全てを捧げることで実現するようなものです。従って、どのような家を建てるかは、よくよく考える必要があります。

若い2人のその時の都合(通勤の利便性、それであれば、勤務地近くのマンションを購入することです)だけで、決めることではありません。若い2人も、いづれ歳をとります。老後もその家で暮らすことになります。また、子供ができれば、子供はその家で成長することになります。
家はそこに住む人に影響を与えます。住み心地として、また、外部の人の眼を通して。

さて、どうした家がよいのか。この歳になって分かることがあります。一言で言えば、ゆったりとした印象をあたえる家で、屋内は明るく、窓を開放して暮らせる家です。
家屋の周りにある程度の空間があれば、家屋の大小を問わずゆったりとした印象を与えます。その空間で、子供がいれば子供といろいろなことができます。歳をとれば、それなりなことができます。敷地一杯に建物が占めていて、空きが無い家はいただけません。
どの部屋にも、外の光が入ってくることです。隣家の壁や石垣で取り囲まれているような窪地のような土地に建っていて、光が遮られる家はいただけません。そんな立地では、隣家の視線が降り注いでくるでしょう。
騒音や排気ガスのため、窓をいつも締め切っているような家はいただけません。いつでも、窓をあけて、外の空気をとりいれることのできる家です。

こう書いてくると、そうした家は、正に、両親が残したこの田舎の家です。田舎の家は、建物に大小があっても、敷地が広くとってあります。これが、ゆったり感を醸し出しています。こちらでは、どの子供ものびのびしていますが、その一因といってもいいかもしれません。

今日は、縁側の机に向かって、庭を見ながら、このブログを書きました。

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【家内の寄稿】
刺し子のふきん作り

2022 4 7 (art22-0430)
婦人之友 2月号の特集は「気軽にリラックス 7つのすすめ」でした。そのうちの一つが刺し子のふきん作りでした。友の会の集まりで、早速、作って使ってみてよかったという人の話を聞きました。良い点は、(1)大きさ(33cm四方)、(2)正方形であること、(3)2枚重ねであること、です。

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そこで、私も作ってみました。まずは適当に丸を書いて縫いました。手縫いもきれいな目を縫うのは簡単ではありません。婦人之友には “多少の目のずれは味わいに” また、“慣れてくるとだんだん縫い目も安定してきます“ と書いてあります。ふきんは何枚あってもいいいもの。いろいろな図案に挑戦してみようと思います。また、使うのも楽しみです。

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【家内の寄稿】
マーマレード作り

2022 4 4 (art22-0429)
毎年、この季節になると私の実家から夏ミカンを送ってもらいマーマレードを作ります。今年も2つの段ボール箱にぎっしり詰まった夏ミカンが届きました。皮もきれいでずっしり重く美味しそうです。

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マーマレードを作るのも何年目でしょうか。段取りもよくなったと思います。
  • 夏ミカンを4等分して皮をむき、皮と実に分けます。
  • 皮から白い部分をそぎおとし皮と白い部分に分けます。実のほうは、袋から実をむしり出して、袋と実に分けます。
  • 皮の白い部分と袋をこまかく刻み、茹でこぼして、ペクチンを絞り出します。
  • 皮を薄切りにし、ペクチンを加えて皮と実を煮ます。少し煮てから砂糖を加えます。
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ちょっと手間はかかりますがこの作り方が気に入っています。今年もたくさんのマーマレードができそうです。添加物と保存剤の入らない天然のマーマレードができます。完成したマーマレードは小型のビンにいれて保存します。これで数年は持ちます。

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